スコットランドから糸が届きました

先週金曜日に成田に着いた130kgの糸
週末にかかったため、月曜日に通関、費用の振込が3時過ぎになったために
今日の配達になりました
午前中指定という事で、今朝は9時前から工房にスペースを作って待機

待って、待って、届いたのは3時半でした

中に入っている物を知っていても、新しく届いた箱を開けるのは、うきうき気分ですね

今日は一つ一つ重さをはかり色を確認する作業をしました

明日から、注文を頂いている服地用糸を注文量に巻きなおす作業を始めます
大きなコーンで届く糸を小分けにする作業はとても大変
糸巻きを手伝ってくれる Mさん Aさん に感謝!

関連記事

サイドビジネス?

まだ、馬鹿みたいな事をし続けています
でも、段々馬鹿みたいでなくなってきたかも・・・
思いかけず手に入れた糸と道具、それを見ながら、これも思いがけない方向に進んでいます。

沢山有ったチーズ巻きの綿糸、せっかく水振り機があるので
100gのかせにしています。 計量してみた結果、大体17番手の双糸(2/17)らしい
外は少し汚れていたものの、中のほうは大丈夫
これを、1かせ100gを¥200で販売します。10kgあります

ご希望の方はお知らせください

9月15日16日晴海客船ターミナルで開催される東京スピニングパーティーの出店申し込みをしました。 
スコットランドに注文してあった糸が、水曜日に工房に届きます
注文を頂いている服地用の糸を注文量に調節して送り、
いよいよ、スピニングパーティーに向けて準備画始まります

関連記事

馬鹿みたい???

先日ちょっと触れた、馬鹿みたいにやり続けている事を書きましょう

手織りを初めてかれこれ、35年、その殆んどの間、私はウール以外興味がないと
思い続け、言い続けてきました。
ところが、最近ちょっとした変化がありました
思いもかけず、頼みもしないのに、やってきた、綿、麻、絹の糸を見て、
何だか、心の隅っこに隠れていたものが、動き始めました

色々ある中で、まず気になったのが、写真の麻糸
長さ約13m本数にして約300本足らず?
一部きれいに束ねてあるものの、真ん中当たりが特にこんがらがっていました。
糸がこんがらがっていると、ついほどきたくなるのは、悪い癖?
他の用事をはさみながら3日ほどかかって、巻き取りました
そして、長さ半分の6mほどの縦糸を作り、織機にかけました

こんがらがった糸をほどきながら
他に仕事はいっぱいあるのに、どうしてこの糸をほどかずには居られないのか
なぜなのか?この糸で何をしたいのか?どうしてウール以外の糸に手を出すか?
そればかり考えていました
それは、色々な面で自分と向き合う作業です

つなぎながら時間をかけて整経している間に、答えを見つけました
「ウールを沢山織ってきて、その技術力で他の糸が織れるのか試してみたかった」
伸び縮みが無い麻はウールとすごく違うし、縦糸と横糸の密度の関係もわかりません
最上と言うわけには行きませんが、一応織れています
気をつけて巻き取ったつもりが所々縦糸が緩んでいる所もあります
一応拾わずに横糸が通せるので、このまま織り続けたいと思います
もしちゃんと織れていたら、手提げでも作れるでしょうか
夏向きのものが出来ていいかもしれません
時期を見て絹糸にも挑戦していたいと思っていますが、どうなるでしょう

月曜日には珍しくキーシュを作りました

ズッキーニから水が出てびしょびしょになったけれど、味はよかったです

関連記事

思いもかけず・・・

毎日がどんどん過ぎていきます
その日その日に出来事があり、発信したい出来事があっても
パソコンに向かい、それを言葉にするエネルギーが不足気味
そんな日が続いています

というのも、馬鹿みたいなことをやり続けているからでしょう
なぜ止められないのか、その答えを見つけるために続けているのかもしれません
ウール以外は興味がないと思い続け、言い続け
ひたすら服地タイプの手織りにはまり込んできた私

大きな織機に付いてきた麻、綿、絹糸に、思いもかけず魅かれ
ちょっと馬鹿みたいな手作業を続けています
これは、後日画像と一緒にご紹介しましょう

在庫切れの糸が5月30日には揃うといってきたスコットランドの工場から
3点を除き発送準備が出来たとの知らせがありました
今回は注文量より少し少なめの量が来るようです
通常は、「3色4色をそれぞれ100kgずつ」なんていう注文を扱っている工場です
全部で70種類の色、糸を最小1kgという注文ですから
思い通りの分量が届く事はありえません

糸が届き次第、ご注文を頂いた方々の分を分ける作業を始めます
現在定番として販売している45色に3色追加して、48色になります
そのほか、工房用、キット用に新しい色が加わる予定
楽しみです

関連記事

大きな織機がやってきました

思いかけず、織幅1mという中古の織機が、流れてきました
今工房にある織機の殆んどが、意せず集まってきたもの
使い勝手が少々悪くても、新しいものが買えずに、使ってきました

綜絖枠が壊れていたので、懇意にしていただいている
クマクラさんに修理を依頼
引取りがてらきてくださった社長のKさんと、色々な話が出来て、楽しかったです
役に立つ話を沢山伺いました
丁寧に織機を作られる姿勢は、感動ものです

他の織機を少し整理して、ゆくゆくは工房に置き、服地やブランケットの講習に使いたいと思っています。

その織機に付いてきたのは、古いアッシュフォードの紡ぎ車とかせを作るための水振り機
紡ぎ車は羊の工房パオさんにオーバーホールを依頼、使える様になったら
小淵沢の家に置いておこうかと思っています。
水振り機はしばらく置いておきます

付いてきたのは道具だけでは有りません
染めていない綿糸が10kg以上、(古くて少々汚れている)細い麻や絹糸など
意せず流れてきたこれらの糸で、「ちょっと織ってみようかな」と思ってくるから不思議
最近、貴族は絹のタータンのドレスを着ていた知って、興味をそそられる
普段太いウールばかり扱っているのに、絹糸が扱えるだろうか???

と言うわけで、この1週間は、そんなこんなに振り回されていました
でもその間に、娘の希望もあって松本クラフトフェアーへ
スコットランドから糸が届くまでに済ませておく仕事がまだ残っている

夏に向けてウールは関心持ってもらえないかと思いきや
糸見本の請求が来たり、工房を覘きに立ち寄られる方があったり
小さい積み重ねが少しずつ成長している様だ
花は何時咲くのだろう

関連記事

織らずに編みばかり

このところ、カシミヤの縦糸がかけてあるにもかかわらず
編み物ばかりしている

昨日は試しに作っているモザイク編もバックの裏側を無地の鹿の子編みをしていた
かなり編んだ所で、サイズを比べてみたら小さすぎる
全部ほどいて、編み棒を太くしてやり直し
結局、朝ごはんと自分の昼用サンドイッチを作ったほかは何も家事をしなかった
朝ごはんの片付けはリッタがしてくれて、昼は夫々、洗濯は娘が・・・
夕食は前日残った野菜たっぷりのトマトスープを
水曜の夕食を担当してくれている息子が暖めてパンと並べてくれた
前に録画しておいてくれた「ウール100%」という映画を見ながら、編み続けた
岸田今日子が出ているのと題名に興味があったけれど
どちらかというと理解しにくい映画だった
気が付いたら台所は置きっぱなし、メールチェックだけして1日終了
まあこんな日があってもいいか!

写真は、18日日曜の手芸クラブで織り上げた初手紡ぎのマフラー 2人目

モザイクをかけるのが残念なくらいいい顔をしています

そしてもう一つ、久しぶりにみえた83歳のKさんの織ったマフラー

ミシンの仕事を沢山してきたKさん 自分で織った服地を縫って着るのが夢だ

関連記事

たくさんの恵

日曜日に思いかけずもたらされた、嬉しいもの









デンマークから持って帰った雑穀の粉を使ってNさんが作ってくれた黒パン
丁度昼食直前に頂き、あっという間に半分なくなってしまった
かむほどに味があり、美味しかった
作り方を教えていただいたので、忘れない内に挑戦したい
右は、リッタがくれた母の日の花 これが唯一母の日ならではの出来事

昨日月曜日は久しぶりに、習う身となり充実した日をすごした
手紡ぎ糸でニットをしているTさんを訪ねた
習いたい事は大きく3つ その他糸や紡ぎに関してたくさん聞きたいことが・・・・

一つ目は、3月始めに編み始め、ベストの身頃が出来上がり、周りのゴム編みをどうするかの相談。みどりの糸が残り少なくなってしまったので、どうするか? 
結局白とみどりで縞を入れることになった 

アイロン台に形を整えてピンで止め、ニット用のアイロンで1cmくらい浮かして
スチームを充分かけて編地を落ち着かせる
これは、乾くまで自然乾燥、その間に他の話・・・

2つ目は、今構想を練っているモザイク編みのキット商品についてアドヴァイス頂く
編みかけのモザイク編を持参したので、ニットの先生としての感想を聞かせていただいた
編のもは殆んど自己流でしてきたので、編むサイズなどいいアドヴァイスだった
後始末の仕方も教えていただき、早速今日仕上げてみた

パッチワークなら差し詰めクレージーキルトというところだろう
工房で定番として販売している色に、他の色を足して、全部違う49色
糸を少し短めに切ってしまったためにきつく編み、正方形のはずが縦長・・・
洗ったら、正方形になった、それも殆んどサイズが変っていない
9月のスピニングパーティーでは、こんなものが編めるキットを販売したいと試作を続けている

3つ目は、手紡ぎ糸のこと
30年以上も前に英国の織り講習で初めて体験した、紡毛糸の風合い
その時手に入れた本に書いてあった、
『紡毛糸はフェルト化させて仕上げ、梳毛糸は、繊維が平行に揃っていてフェルト化しない』
という記述が頭からはなれず、この裏づけを求め、色々な事をしてきた
毛質、紡ぎ方、織り方、仕上げの仕方
実際糸を見て意見を聞かせてもらえる人と出会えず、長い年月が過ぎてしまった

それがひょんなことで、ある人からその答えを頂き、
手紡ぎで納得できる紡毛糸を紡ぐテクニックを覚えた。
そしてこのTさんも、そんな話が通じるスピナー
私がわからない羊毛の微妙な部分、部位と毛の違い、毛によって使い分けるコツなど・・・
必要があれば判断をお願いすることにしている
紡毛糸と梳毛糸、気にしなければ何ということが無いかもしれないけれど
実はとってもちがう2つの性質、その中間も含め、毛糸はおもしろい

最後にドラムカーダーを体験させていただき、この良さも実感
でもそこまで手紡ぎにのめり込むわけには行かない
これはあくまで趣味にしておこう

好きなことを持っているというのは、すばらしい

関連記事

メロディーを響かせる

昨日の朝、母に教えてもらってこのNHKテレビ番組を見た

生活ほっとモーニング「この人にトキメキっ! フジコ・ヘミング」

リッタが来てから音楽に接する事が多くなり、
お供をしてフジ子へミングのコンサートにも連れて行ってもらった。
ピアノの演奏なのに、まるでオーケストラの演奏のように
メロディーがひときわ際立って、聞こえてくる

番組の中で、彼女は
『機械が演奏する様にではなく、メロディーを聞かせる様に演奏すればいいのに・・・』と
話したのが、とても印象的だった
メロディー以外の音は目立たず、それを引き立たせるように弾かれている

私達の人生もそんなものかもしれない
幾つも欲張らず、一つを大事に、でもそれを助ける事柄をそれなりに大事にする
私は織りを通して、一つの事を人々と共有したい
それは、夫々その人らしく生きる事 背伸びしすぎず、かがみすぎず
人と比べず、でも自分らしく生きられた時、他の人の生き方も認め共有できる
それを思って、まず自分らしく・・・・無理せずに・・・・ 自分に素直に・・・・
それしか自己評価を維持する方法はないだろう

苦労をたくさんして、それをそのまま生きてきた、フジ子へミングに
人々は魅かれるのかもしれない
人がどう思うかではなく、自分がどう思っているかを言える人は多くは無い
演奏にもそれがあるれ出ていると感じる

前回紹介した、手紡ぎにした黒に近いこげ茶の糸
白とあわせることで、黒に見えるかもしれないと思いながら構想を膨らませている

連休中に見つけた4つ葉 5つ葉 6つ葉のクローバー リッタと2人分 全部で60以上
これだけ幸運を運んでくれるだろうか

関連記事

自然のめぐみの中で

工房を始めてから、海外に出かける以外こんなに長いお休みは初めてでした
前半は両親と、後半はこども達と過ごした10日間でした

とりあえずこの間の成果のお知らせ
3種類の原毛を用意していきましたが、頑張ってやっと2つが糸になりました


とても気持ちのいい気候、外で木を眺めながら糸紡ぎをしました

こんな時間をすごしながら、色々なことを考えました
とても、幸せな、恵まれた時間、これから大変な事があっても
又1年頑張れるような気がします

こども達の成長がまぶしく感じられました
追って、少しずつ様子を文字にして見たいと思います

先日注文頂いた服地用の糸、工場に発注し、6月中旬に届く予定です
定番にも新色追加する予定です

関連記事

初めての紡ぎ 初めての織り

2月から小学3年生4人としてきた手芸クラブ
最近はロムニーのスライバーを使ってスピンドルで糸を作っていました
と言っても、駒をくるくる回しながら、毛を送り出していくのが難しく
もっぱら、こどもがスピンドルをまわし、大人が毛を持って糸を作っていくパターンになりました

その中の1人が3回目で100gの糸が紡ぎ終わり、リジットに糸をかけました
そして今日はそのHちゃんが織りに来ました。

最初は、とても太い糸、手伝ってもらう様になって細くなりました
なので、太い糸葉バラバラに入れましたが、所々太い糸ばかりが溜まったり・・・・

途中ジュース休憩を入れて約2時間
初めて紡いだ糸で初めて織ったマフラーが出来上がりました

折りしも、工房にl来ていた方のお一人は小学校の図工の先生
私とHちゃんの話を聞きながら、何だか教室に居るみたい!!!
最後の方で太い部分の撚りが取れてきて切れてしまい、ちょっと大変でした
次回は、他の2人も織に挑戦します

Hちゃんの嬉しそうな様子を見ながら、自分の体験を思い出そうとしたけれど
初めて紡いだ糸はどうしたか?その糸で織った記憶も無い
初めての手織りは、中2の時いとこの家に行って織った極細毛糸を使ったマフラー
織る作業はとても楽しかったけど、風合いが不満足だった事は覚えている

そう思うと、初めて紡いだ糸がこうやってマフラーになったというのはいい思い出だろう
その手助けが出来たのが、何だかとっても嬉しかった
「お父さんの遅い誕生日プレゼント」と言っていたけれど
「家族みんなで使うの」・・・
袋に「大事に使ってください」と書いてリボンを結んで持って帰った

関連記事