多色を使うデザイン

今日は1日、スピニングパーティーの準備のことをあれこれ考えながら
一昨日から始めていた、15gパック6色を使った見本になるマフラーを織り上げました

私は色を沢山組み合わせるデザインを作るのが苦手なので
旅行に行く前から、旅行中にデザインを作って帰ってくることを決めていました
もし出来なければ、見本も無し、でしょう
そんなことを思いながら、色を見ていました

デンマークでは、ちょっとしたスーパーや、ガソリンスタンドのお店の片隅に
花束を作って売っています。
その色の組み合わせが、とてもきれいでした

インガーの庭には花が沢山有ります
中央に86本のピンクのバラが植えてあり、沢山のつぼみが次々咲いていました
日当たりがいい場所に作られたデッキには数種類のフクシャの花が沢山付いています
シュウメイギクは、ジャパニーズアネモネという名前で、これもきれいな盛りでした

一つの花束をヒントに、こんなデザインをしてみました








沢山ある色を使って、楽しんでくれたら、うれしいなーー

スピニングパーティーでお待ちしています!

あ、今日糸巻きをしている時の楽しい話を・・・
羊好きの男の子を2人Get!
夕方お母さんと2人の男の子(幼稚園くらいと小学校1年か2年くらい)が
道のゴミ拾いをしながら工房の前を通り過ぎました
しばらくして、戻っていく時、その男の子達が窓に張り付いて糸巻きに見とれています

中に招きいれ、玉巻き機がどう動くか見せてあげました
『やってみる?』と言ったら、とても嬉しそうに、クリクリはじめ
『この巻いたのくれる?』 『これは売り物だからダメよ』
そばにあったカードをかけた原毛をちぎって撚りをかけて糸になることを見せてあげ
その毛を少しずつ持って帰りました
元気良く2人で『ありがとうございました』 『工房の前をきれいにしてくれてありがとう』と
かわいらしい2人とのやり取りでした 

『少し大きくなったら、色々出来るから来てね』と言ったら嬉しそうでした

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スピニングパーティーの用意とお喋り

今日は、何時も糸巻きを手伝ってくれている二人にお願いして
スピニングパーティーに持っていく品物の確認作業をしました
100gに巻いた玉を各色、15gパックを各色、
チェックのキットは新しく4色を加え、全部で63点

去年より大分、段取りがよくなりました

100gの玉を箱に数えながら入れた後、
適当に並べていたものを番号純に全てきれいに入れ替えてくださいました
日曜日までに、PR用の色々な印刷物などを用意
それと、15gパック6色を使って織っている見本のマフラーを織り上げる
お釣りの用意・・・ そんな所でしょうか

そして、午後、時々訪ねてくれる織友だちが来て、色々おしゃべりをしました
勿論、デンマークでの経験も・・・
イタリアで織を習った彼女、幾つかの共通点があり、楽しいそして刺激を沢山もらう時でした
そして今日は特にこれからの私の工房の運営方向性に多くの提案をもらいました

好きで始めた手織り、それを他の人たちと共有したいと
思い切って外に出てから4年目
スコットランド製の糸を輸入販売を手がけて1年余り
これからも、これを仕事として続けていくためには、仕切り直しが必要なようだ

可能性は幾つも有り、それを具体的に提案してもらい、その彼女の思いに感謝!
趣味として手織りを続けるのか、本気で仕事にするのか
自問自答をしながら、答えを見つけていきたい

写真はデンマークのインガーのバラ

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特別割引

旅行前にするはずだったホームページ製作をしました
スピニングパーティーの特別割引などを紹介しています
こちらをご覧ください

止まらない汗に夏バテ? 頭のめぐりがいまいちで娘にチェックしてもらう始末
でも形にはなっていると思います

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旅から帰ってきました

昨日旅行から帰ってきました
東京の暑い空気をスーツケースにいっぱい詰めて行ったので、
雨ばかりの夏だったデンマークでも、行く先々割りにいい天気に恵まれ、
最後のロンドンは夏のような暑さでした

疲れがあったのか、かえってすぐから夜眠れるので時差ぼけは早く解消したのですが
パソコンの前に座ると5分で眠くなってしまいます
なので、今晩は帰ってきたお知らせだけ・・・

写真は正味5日間泊めて貰って糸紡ぎをさせてもらった成果です
最初の梳毛糸紡ぎで約300g 染めもやらせていただきました
白は後で私がやってみたいと、同じ毛で先日工房でやった紡毛糸紡ぎ
明らかに風合いが違いました

ここで私が体験させてもらった事、それは技術ではなく、彼女の生き方そのもの
追ってご紹介したいと思います

そして今日、夏中かかって用意していた糸サンプルを付けたスピナッツが届きました
記事の中には、4年前に息子と訪ねた『ひま研』の酒井さんの紹介がありました
目に見えるような様子に、もう一度尋ねた気分になりました
来週の東京スピニングパーティーで会えるのが楽しみです

明日から工房で仕事開始します

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休業のお知らせ

明日から9月8日まで旅行に行きます
工房をお休みしますので、お知らせいたします

1年前から我が家に長期滞在中のデンマークの友人リッタの1時帰国について
デンマークへ、そして最後にちょっとロンドンへ飛んで
80歳を越えた大事な友人に会ってきます

この旅行の前にする事を書き出していたのですが
最後に出来なかったのは、やっぱり私の一番苦手なことでした
帰宅して1週間でスピニングパーティーなので、その準備を進めてきました

糸巻きやキットの用意は、手伝ってくださる人がいるので着実に進んだのですが
工房に織に来た方々に暑中見舞いを出したいと思っていたのが、出来ませんでした。
すぐ残暑見舞いに切り替える時期が来ていましたが、
最近の工房の様子や、スピニングパーティーに出店する事、
そのあとの10月から12月の、期間限定大きな織機でブランケットを織る講習などを
お知らせしたいと思っていましたが、とうとうこれが出来ませんでした。

その内容を、勿論ホームページにも出そうと・・・
もう随分長い間ホームページを手直ししていません
自分でも確認していない内に、アクセスカウンターは進んで行き・・・・

最近工房に、『ホームページを作りませんか』というセールスの電話が良くかかってきます
『自分でやっています』と言うのですが、でもずっと変っていないのは、つまらないですね
時々見てくださっている皆さん、申し訳ありません
自分らしさを感じてもらうために、自分で作っているのですが
とても時間とエネルギーが要る作業で、つい後回しになっています

今回の旅行はネット環境が内容なので、パソコンは持っていきません
しばしのご無沙汰、ご了承ください

昨日リッタのミュージックルームにも書きましたので、良かったら読んでください

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カシミヤの服地

昨日織り終わったカシミヤの服地の写真です
知り合いのデザイナーさんから、既成のカシミヤ服地は硬く織ってあるから
手織りなら柔らかいのがいいと言われたのが頭にあり
打ち込みを緩めにと思っていたら、随分チェックが縦長になってしまいました

手持ちの色だけで組み合わせたのですが、結構気に入っています
糸のお陰で、とても丁寧に安定して織れたような気がします
とても楽しかったですが、仕上げをしたらどうなるでしょうね
旅行から帰ってきてからのお楽しみです

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素敵な出会い

暑い、暑い毎日の後で来た、涼しい1日
今日はエアコンは使わず、1日工房の入り口を開けっ放しにしていました
ほかに窓が無いので、そこから涼しい空気が入ってきて、中も涼しくなります

そしてその開け放した入り口から入ってきてくれた方が有ります
初対面ですから、お互い探り合い、少しずつ相手の反応を見ながら
伝えたい事などを話題にしていきますが、
しばらく話したら、何となく同じ波長でものづくりをしていらっしゃるように感じてきました

話の中に、『イルガラン』、とか、『草木染』とか、カシミヤでマフラーを織ったとか・・・
脇でマフラーを織りながら聞いていたTさんは、その様子を
『何だかお互い次々引き出しから物を引っ張り出して、楽しんでいましたね
理解できない事がいっぱい有ったけど楽しかった』と言っていました

絹がとっても好きで、その糸を触っているのが、とても嬉しい という言葉
私のウールが好きで、触っていると、心がゆったりしてくるのと、全く同じ
蚕から始めるのだけれど、繭をはき始めて1日たったくらいの透けて見える蚕をみているのが
とっても楽しい・・・ 

私の頂き物の絹糸を見てもらって、ちょっとアドバイスを頂き
そして、アンゴラ毛糸についてちょっと発見をしたと言われた彼女
『こうやって少しずつ、色々なことがわかってくるのよねえ』
絹の事を聞ける仲間が出来て嬉しい日でした

そして、横浜からお友だちを訪ねるついでに工房に寄られたNさんから
美味しい手作りピーチジャムとブルーベリージャムを頂きました
とってもお忙しい方なのに、良く出来るなあと、関心しています

そして、講習しながら、自分のカシミヤの服地を織り上げました。
単糸に双糸をつなげたがために、最後は絡まるトラブルに見舞われ
結局、最後28cmの縦糸を残してギブアップ

旅行まで後4日、やることいっぱいあって、どうしよう

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出店準備

9月17日18日と晴海埠頭客船ターミナルで開催される
東京スピニングパーティーに今年も出店します
昨年は最初にスコットランドチェックのレクチャーをやらせていただきました
今年は、糸屋に徹するつもりです

先日から、手伝ってくださる2人と
チェックキットのために色と分量を確かめながら糸を巻いていました
今日はプリントもそろえて、3人でキットをセットしました
チェックのタイプはこれまでと同じグレンチェックタイプ
今回新色を4つ用意しました

そして、スピニングパーティーだけの特価販売品も用意しました

私のスコットランド製の糸販売も始めてやっと1年
まだ割引など出来る状況ではありませんが
スピニングパーティーに来てくださった方だけに何かいい事があってもいいかな?
と思って、100gの玉を巻き取って小さくなったコーンを取っておきました
100g~200gのもの、42色60本を少し割引して販売したいと思います
詳しくは、後ほどホームページでお知らせします

それと秋の企画
10月から12月まで期間限定でブランケットの講習をします
これも近日中に具体的に決めてお知らせする予定です

スコットランドの工場から糸を輸入していますが、
所詮素人だし、世間知らずで、社会勉強を沢山しています
でもやりたいと思ったら、かなりの事ができるものですね
今や、約250kgくらいの在庫を持つ身となりました

大きな織機にかけていたカシミヤの服地を織り始めました
準備と平行して織進めたいと思います
暑いけれど、やりたいことがあると元気です

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スコットランドチェックの本

先日スコットランドに注文してあった
Scottish Estate Tweedの本10冊が無事届きました
丁寧に梱包されていて、きれいな状態です

これから1冊ずつエアマットで包んで
スピニングパーティーに持っていく準備をします
スピパ限定の特価品も考えています 勿論糸!

工房ではチェックのキットを作るための糸巻きが終わりました
でも、少し新しい物が出来ないか
今頃になって、サンプルを織る用意もしました
時間との勝負???

スピナッツに出してもらう広告につける糸サンプルを送りました
それが届いて、『きれいな色のサンプルで、楽しくなりそう
きっと人気が出ますよ』と留守番電話にメッセージを残してくれたポンタさん

仕事として優先してしまいそうですが
自分が楽しんですることが基本だと思うので
準備も、楽しみたいと思います

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公園で広げた羊たち

1週間前になりますが、前にスピニングの講習を受けに来てくださった方が
今度は、羊から刈り取った毛ををスピンドルで糸にするまでの講習の始めとして
1頭分を部位で分け、洗うという講習をすると聞きつけて、出かけていきました

講習することが多かったのですが、教えていただく側になるのもいいものですね
今回、一番の収穫は、講師の嬉しそうに羊の毛を扱う姿勢、扱い方、生き方・・・・
全ての工程が、嬉しい、楽しいという気持ちがあふれて、参加者にまでこぼれてきました

近くの公園の大きなケヤキの木下に、シートを広げて夫々のフリースを広げました
私は、随分前に買ったものの、手付かずでおいてあったヘブリディアン1頭分850g

欲しくて注文したくせに、届いた頃には工房を始めてそれどころではなく、
初めて広げてもらったフリースもかわいそうでしたね

次に嬉しかった事、それは、5人の参加者の中で、私以外は国産の羊だったこと
私がはじめて原毛を手にしたころは、英国から工場で洗浄された
かなり痛んだ毛しかありませんでした
それが、30年余りの内に、随分普及しました
それも、夫々に丁寧に育てられて、いい状態のものばかり・・・
これから、羊を自分で見に行って毛を購入というのも夢ではありませんね

これは、国産の羊の毛、なんと4kg以上あります
汚いようだけれど、洗うと白くなります

そして講習の本題、ソーティング
前にも部位の違いについては教えてもらったことはありましたが
今回は実際に使う段取りのアドバイスまで付いています
それがもう一つの収穫
首の周り、肩、背中、サイド、腰、お尻、夫々に毛質が違うのですが
果たして、私に何処まで違いがわかるのでしょう
『広げたフリースの上に乗って、触って確かめて・・・』と言われて何度触ってみても
どうも私にはわかりません 
ネックと肩の境目なんて、わからないと思っていたら、
講師は、触っていると何となく、こちらとあちらが違うとわかってくると言うのです
示されれば、何となくわかるものの、自分ではわからない・・・
きっと、沢山フリースに触っているとわかってくるのでしょうね

通常紡績糸で織っている私は、原毛にそれほどのめりこむ時間も無く
毛質の違いがわかるまで修行を続ける気も無く
今もっている原毛を消費するために、
必要なら今回の講師にお願いしてソーティングをしてもらおうと考えています

そしてそんな話が通じる講師だったことがまた嬉しいですね
これまでの記録をちゃんと整理をして、ファイルにしていらっしゃるのも
とてもすごい、宝物です

羊好きが集まったこの講習会、
初めてなのに初めてじゃないような仲間との出会いも素敵です。
何かと習い事をすると必ず師弟関係、その周りの関係に縛られる事が多い現状で、
しがらみ無く、夫々のままに手仕事を楽しむことが出来る、それが最高かな
羊がくれる、何かでしょう

9月にまた同じ講習をされるそうです。希望者がいらっしゃいましたらお知らせください
email:weaving@jcom.home.ne.jp

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