2007年 2月 の投稿一覧

スコットランド製の糸

この所、スコットランド製の糸が少なくなってきていたので
注文をするため、糸の事を手伝ってくれているAさんと
エクセルで作っていた在庫表の集計をしてみました

色別に昨年輸入した2回分の合計から、今あるものを引きました
結果はどれだけ使ったり売ったかですが・・・
人気の色はグレー系、この色を使ってチェックキットを作ったからかもしれません








他に、オリーブグリーンの濃淡 グリーンの濃淡 紺と水色






他に赤、エンジ、オレンジ、ピンクなども好まれました





これから人気が出そうな予感は赤紫系 
2回目の注文から定番に入れたものです







購入が約200kg 現在の自宅の在庫が約77kg
そのほかに工房に置いてあるもの、キットなどに組んであるものなどを引いて
結果売り上げは約90kg!
委託販売品などがあって正確には出せませんが、こんなに売っていたなんてビックリです
これから、色と分量をを検討して、近日中に注文を出そうと思っています

少しづつ、でも確実にこの糸のファンは増えています

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工房自慢のおばあちゃま

工房にみえる一番の年長さんのKさんが今日から織りに来られました
後で聞けば、今日82歳になられたとの事、 
”おめでとうございます!”
織りの合間に話してくださるお若い頃の話には、ご苦労が見え隠れしています

先生に付くお金がなかったから、ずっとなんでも自分でやってみたという
その行動力は、想像もつきません

『あと10年早く始めたかった!
もう少し若かったら・・・
やりたい事がたくさんあるのに・・・』
口癖のように、いつもこうおっしゃいます
でも遅い事はありませんよ

何でも自分で縫って着たので、先日私が織っていた茶色の布をみて
『こんなコートいいでしょうねえ』
私が大きい織機で幅広を織り始めたのを見て
『私も服地を自分で織って仕立てて着てみたかった、早く始めていればねえ・・・』

かつて同じ夢を持っていた私
何とかこの願いを叶えさせてあげたいと強く思います
さて、どうするか!

夕方は隣の音楽教室からリッタが弾く『オペラ座の怪人』の曲が聞こえていました

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アイルランドのツイード

今日は、青山に『ヨーロッパのたくみ』という作品展を見に行きました
ある方のブログで紹介されていたのですが
アイルランドの手紡ぎのツイードを見ることが出来るというので、興味津々

スコットランドでは、紡績機が出来て手紡ぎで製品を作ることは無くなったと聞きました
事実、30年ほど前に沢山あったツイードを生産していた工場でさえ次々と閉鎖になっています

良い悪いは関係なく
スコットランドのツイードとは雰囲気が違いました
スコットランドのツイードは杉綾かチェック、綾織りですが
今日見たものは、チェックは少し、平織りのものが多く、糸が太めでした

案内状に『手仕事は土の匂いがしなくっちゃ』とかかれていました
なるほど、アイルランドは行ったことがありませんが、
彼らの生活感が伝わって来るような気がしました。

身近に羊が居る、毛が取れるから糸にして織って布にして、
寒い気候から身を守る・・・
こんな事が当たり前だった頃の風が吹いてくるような素朴な感じがしました
やっぱり作業をしている人たちに会って、生活の場所を見てみたいですね

一緒に行ったリッタは、お昼を食べた アンデルセンというパン屋さんの
デンマーク風オープンサンドの付け合せに、デンマークの味を思い出したとか
しばし故郷に帰った気分だったようです
リッタのミュージックルームのブログも合わせてご覧ください

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今年初の作品

前からカシミヤでチェックの服地を織ってみたいと思っていたので
1月からサンプルを織ったりしていました
でも、決定的なものが出来ず、何となく頓挫

それならと、もう一つ考えていた物に手をつけました
家では食卓の椅子に座っている事が長いのに、
座面が合成皮革で冬は冷たく夏は蒸れる、それにクッションが悪い
手持ちの硬めの糸で硬く織ってその布を織ってみたいと常々考えていました
そこで、昨年末評判が良かったチェックを茶系で織ってみました



続きで織りたいので、その前に縮絨の様子を見たいと
私にしてみれば珍しく織り終えた日の夜洗ってみました
糸が随分硬そうだったのに、洗ったら結構柔らかくなりました
次の朝アイロンをかけてみて、母に見せたら、スカートによさそう!という感想
服地には厚すぎると思っていたのですが、
81歳の母は『薄いスカートは寒い!いい色ね!』
『裏地用意して待っていてね、寒い内に作らなくちゃね』
というわけで、母のスカートになりそうです

先日縮絨についての問い合わせのメールを頂きました
残念ながら、挨拶も名前もありません
あわてて、書き忘れたのかもしれませんが
メールだからこそ、最低の礼儀は必要だと思っているので
返信をしていません。 次は気をつけてくださいね
ちなみに、一度縮んでしまったものは元には戻りません
縮絨は気をつけてなさってくださいね
(私にも数々の失敗がありました)

先日久しぶりの遠出で見た富士山はきれいだった!

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糸と色とたわむれて・・・

手織工房タリフで輸入販売しているスコットランド製工業糸を
前橋の羊の工房パオさんでも販売していただいていますが
先日からそちらへの補充の糸を用意していました
今回試しに同系色4色を50gずつ巻いてセットにしてみました (¥2300)

同系色のグラデーションはチェックや縞模様にしやすいので、好きな色を選んでもらえるでしょうか
また、少量パック(15gくらい)を用意したいと考えています。好きな色を5色くらいと、100gの玉一つで、好きな縞模様のマフラーが織れるでしょう。

どの色が好きですか?



自宅の屋根裏部屋が糸屋さんになりました

この週末で、糸が入ってきた大きな箱を細工して、100gの玉に巻いた糸を整理する棚を作りました。 今日は糸巻きなどを手伝ってくれるAさんと一緒に棚に糸を入れました。


ずっと前から、ダンボールで棚などを作るのが好きで
大きな箱が有った時にストックしておいて、カッターと木工ボンドを駆使して
使いやすいものを考えて作ります
一つ計って切ったら、それを当てて他のものを切ったりするので
大きさが多少違ったりするのですが、それも相手がダンボールなのでどうにかピッタリになったりします。足りなければボンドをたっぷりつけて重しをしてくっつけてしまったり・・・
ちょっとぐらぐらしますが、当座の役には立つでしょう

前なら箱の中をかき回して糸を捜していましたが、
早速入った糸の注文も、今日はあっという間にそろえることが出来ました。

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先日の約束

先日このブログに書いた
リッタのミュージックルームと言うブログ、始めました

まだ少しですが、これから時々書き加えて行きたいと思います
とはいえ、自分のブログ、ホームページの手直しをしなければならず・・・

工房では、売れてしまったキットを作ったり、糸を100gの玉にする作業をしています
早い所、昨年の決算をして、すっきりしたいものです

昨日は娘の兼ねてからの希望で、祖母、母、娘の3世代、それにリッタの4人で
東京タワーに行きました
高い所から大東京を眺め、なんだか不思議な気持になりました
これだけの街に、何と多くの人が住み、それぞれに生活があり、人生がある
『すべて神様が決められたとおりにしかならない。それを知らないだけ。だから生きていける。』
と母が言いました。
81年生きていた母の実感なのでしょうね
大都会の中のちっぽけな1人、でも、地球より重い1つの命。
その命を精一杯生きましょう

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