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服地

先週仕上げにだした服地が戻ってきました


今回の服地は、マフラー用の双糸を使って柔らかい感じに織りました
仕上がりはとっても柔らかく、軽く、手触り最高です
ずっと撫でていたいくらい・・・・

秋に都内でする予定のスコットランドチェック展に向けての作品です

今回のチェック
1つ目はデザイナーさんと相談した時に出てきたリピートがとっても大きなチェック
無地の部分が20cm×23cmくらいあります
これは彼女の好きな形に仕立てられる事になっています

2つ目は前にデイビットがデザインしてくれたチェックの中から
紫と濃い緑のグレンタイプのチェック
緑の無地を織り足して、それを袖などに使ったかコートになる予定
多少の手直しをして希望した方に販売できるようにと思いましたが
結局、私のコートを作ることになりました

サイズを測ったら、
肩幅 『わーすごい、これまでで1番広い!日本人のサイズじゃないよ!』
背丈とか、袖丈とかはかったら 『このサイズ紳士物のサイズじゃない??』
背は高い方だけど、男の人みたいなサイズと言われたのは初めてでした
『お腹はちょっと減らさなくちゃね』
これはしっかり婦人サイズ 

この2点は、少し変化のあるデザインにして見たくて
デザイナーさんの意見を尊重して試してみたいと思っています

今織っている3点目は思いっきり無難な色合い
でも大きなチェックがとてもいい
色違いをもう1点織りたいと、時間と体力の勝負です

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タータン&ツイードチェック

昨晩書いた、スコットランドチェックについてもう少し

スコットランドチェックとして世界中で知られているのは、何と言っても タータンでしょう
ちなみにタータンチェックは和製英語で、英語ではタータンと言います

日本語ではチェックの1語が全ての格子柄を指していますが
チェックには大きく2種類あります

タータンのように、無地の大きな四角があるチェックと
千鳥格子やグレンチェックのように細かい格子のチェック

英語では色々な呼び方がありますが、私がスコットランドで集めた情報では、
無地の大き目の四角があるタイプは、チェックでは無く、Plaid(プレイド)と呼ばれています
それに対し、千鳥格子などは、Estate tweed, Estate check等と言われています

プレイドという言葉は、毛織物や、スコットランドの正装のキルトを着たときに肩からかける大きな布という意味で使われることもあり、一つの言葉が状況によって、少し変るのですね

Estate(エステート)とは領地という意味ですが、
Estate Checkというのは、領地の使用人達がユニフォームとして着ていたとそうです
領主の客人を招いての鹿狩りのために、
鹿を見張る時に周りの景色となじむチェックデザインを作ったとか、
それまで有った大きめの格子に小さいものを組み合わせたチェックを作り上げた領主婦人
それが日本でグレンチェックと呼ばれているGlenurquart
このエステートチェックにも歴史があります

ある時、アメリカで手織りを勉強した人に、アメリカにもオリジナルチェックがある事を教えてもらいました
ギンガムチェック、バッファローチェックなど・・・
気候風土に合った素材、織り、デザインが発達したのでしょうね

更につけ加えると、プレイドと呼ばれているチェックをタータン協会に登録して
初めてタータンになるということです
嘗ては氏族が受け継ぐものとして発展しましたが
現在は、誰でも登録する事ができ、
日本の私立高校も制服にオリジナルタータンを登録してあるとか、

この氏族という考えも、日本の家紋の考えとは違うようです
そもそも氏族の成り立ちの歴史を紐解かなければ、チェックの成り立ちも良くわからない
そんな事が、拾い読みしている幾つかの本からわかってきました

一般の被服については、16,17世紀以降は工場などに
記録が残っていてはっきりした資料があるそうですが
それ以前は、宗教がらみででも無ければ記録奈残っていないため
色々な人が色々な考えを書いているようで、決定的なことは多分わからない?

ということは自分の目で見て、自分が納得できる説が私の説
それなりも私の説をまとめつつあります


昨日何となく気に入らなかったタータンタイプのチェック
知り合いのデザイナーさんと話していて、バッチリ指摘していただきました
ちょっと色を欲張りすぎたようです
どうしたらすっきりしたチェックになるか、初心に戻ってデザインやり直そうと思います

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大きなチェック

私がタータンタイプと呼んでいる大きなチェックの服地を織りたいと思って
試し織りを続けています

スコットランドチェックは、タータンチェックと一括りに呼ばれることがありますが
千鳥格子や、グレンチェックはタータンではありません
これについては、今は遅くなってしまったので別の機会に書きたいと思います

ずっと千鳥やグレンチェックタイプのものばかり織っていましたが
少し大きな柄のものが織りたいと、好きな色2色を組み合わせ
それに色を加えていく形でデザインしてみました

目指すはタータンのイメージですが
サンプルを織ってみて、おもしろい事に気が付きました
タリフの糸は殆んど1本の糸に何色か混ざっています
何気なく選んだ緑も少し混ざっています
そして色の組み合わせで、パターンはタータンっぽいのに色がおかしい
色の組み合わせがツイードっぽいのです
知らない内にタータンのイメージがしっかり頭に残っているようです

まだ気に入ったデザインは出来ません

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貸方・借方と縦糸・横糸

帳簿入力をしていて、すぐ訳がわからなくなるのが、貸方・借方です
入金は現金がどちらになるか・・・
訳もわからず、前と同じに入力している状態です
深く考えると益々こんがらがってきますから

英語で、織物の縦糸・横糸は
warp(ウォープ)とweft(ウェフト)
日本語では明確ですが、
英語ではわからなくなる人が多いようです

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1年のまとめを・・・

毎日充実していて、時間があっという間に過ぎます

ブログネタも次から次へあるものの
確定申告目指して、平成20年の決算をし始めたので、わき目も振らず・・・です
毎月決めてしていればいいのですが、それも出来ず
出納帳にまとめるのも、かなりまとめて・・・
それをパソコン入力しています

一応入力する科目を間違わなければ、訳がわかっていなくても、
後はパソコンがしてくれます

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最初の1週間

糸巻きで酷使した右腕、肩はそう簡単に痛みがとれず
未だ年末にパスした掃除と片付けはやる気にならず
痛いながら好きなことはしたいと糸はいじっております

そんな今年のスタートですが、工房での織り講習は順調な滑り出し
月4回の月極め講習を取り入れて1年
最初の週で、月極めの生徒さんが、めでたく4名になりました

勿論、単発の方の受け入れもしたいのですが
とりあえず、今そのような申し出があるわけでもなく
単発講習の申し込みがあったら、その時だけ自分の織機を空ける事にして
4人目の申し込みを受けました
卓上織機3台とロクロの60cm幅の織機、全て決まりました

月極めの講習の利点は時間を切られずに織りを楽しめることですね
これまでは2日、3日の制限の中で出来ることという枠がありましたから

1作目千鳥格子のマフラーの後は、
2,3点千鳥ベースの物を織ってもらいました。
でも、2回、3回、続けて出来るという状況が出来て、
2作目でグレンチェックを織ることも可能になりました。
根気が続く様なら、細い糸で薄手のマフラー、ショールなども出来るし、
マットが織りたいなどという希望も出てきます。

世の不安定要素が沢山あるのですが、そんな状況下で恵まれていますね
図に乗らず、これまで以上に心を遣って講習をしたいと思います

それにしても、隣の父に振り回されて・・・
年末ぎりぎりにはじめた年賀状印刷、父、母合わせて600枚
これだけしたら、自分のをやる気が失せてしまい、
まだ終わりません もう直ぐ寒中見舞いになってしまうぞ
今晩はやろう・・・と思っていたらまたまた
夢中になってまとめていた学会発表内容、 
仕事中に携帯にかけてきて
父:原稿ができたからパソコンで打って・・・
私:仕事中だから夕食が終わったらね

なにやら専門用語が並ぶ難しい文章を打ってプリントして持って行った
私:確かめて直しておいて
父:すぐみるからちょっとまってて
  ちょっとここ直して・・・
私:明日までにしておいて、明日の夜じゃダメ?
父:ちょっとだから今してくれないかなあ・・・
私:しょがないなあ

何度かやり直しをして、出来上がったら
父:これでいいから、ネットで申し込みしてくれない?

この日記を書こうを行ったり来たりしていたのを諦めて

申し込みサイトに行ったら、会員番号が必要とわかり、明日になりました
最近は携帯に電話をかけることを覚え、
仕事中でも、隣にいてもかけてきます。
段々待てない(と言うか、元々せっかちですが)
まあもう直ぐ91歳になるので仕方ないか

こんなエネルギー若い人に欲しいなあ

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グレンチェック

昨日今年の講習初日でした
新年になり、月ぎめの生徒さんが3人になり、コンスタントに講習が続く様になりました
同時期に始まっていることもありますが
グレンチェックが人気です

以前は体験の千鳥格子の後は、2,3本千鳥ベースのチェックを織りましたが
この頃は理解出来る範囲で希望に合わせて進めています
ちょっと時間はかかりますが、これも月ぎめだから出来ること

チェックの講習会をしたいという案、ちょっと頓挫していますが
少しずつ固まってきて、形になりつつあります

110cm幅の織機にかけたブランケットの10mの縦糸、まだ4枚分残っているので
織るだけの講習も受け付けます
小さい織機しかもっていない方、幅広を織ってみませんか?

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新年おめでとうございます


昨年、周りの多くの方々に助けられて、手織工房タリフは活動の輪を広げる事ができ
沢山、たくさん、ありがとうございました
思うほどに、体と頭が働かずにもどかしい事が多くなりましたが
与えられる様々な機会を自分と向き合う材料にして
自分で織りを楽しみ、それが周りにも広まるような年にしたいと願っています
始まったばかりの新しい1年もどうぞよろしくお願いいたします

と新年の挨拶を書いて、一生懸命に新年の気分に自分をはめています
今年のおせち料理、私の担当は煮物、伊達巻、昆布巻き、たたきごぼう、
なます、数の子、黒豆は隣の母が・・・キントンとかまぼこは既製品
今度は何にも特別はしないで・・・と言ってもこんな感じになりました

お雑煮は、父方のおばあちゃんから伝えられた土佐風
四角いお餅、豆腐、里芋、土佐のかまぼこ、青みにほうれん草、
澄し汁を注いで、おわんの蓋を開けてたっぷり削り節をかけます
1年に1度だけ使う<日出椀>でいただきます

この写真は、おとそを入れる亀です
息子が撮った1枚です

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デンマークの肉料理

クリスマスも過ぎ、年末に向けて忙しいはず・・・
ですが、我が家ではちょっと送れてお楽しみがありました

1つ目はちょっと遅いクリスマスディナー
先日リッタの所にデンマークの友人から送られたデンマークの皮付き豚肉の塊り
それは皮をカリカリに焼いて、カラメルをかけたじゃが芋と一緒にいただきました









本当は紫キャベツの茹でたものも一緒にいただくそうですが、手に入りませんでした

初めてのことでしたが、食べ慣れているけれど料理したこと無いリッタと
作り方を聞きながら、試行錯誤の私・・・ 協力して、出来上がりました
後3回料理するチャンスがあれば、上手にできるでしょう
じゃが芋のカラメル絡めは、リッタが作りました

サラダなどちょっとデンマーク風にはなりませんでしたが
隣の両親も交えて、遅いクリスマスディナーをいただきました
美味しかったし、とても楽しい満たされた時を過ごしました

そして今日は、次男を迎えがてら、みんなでおでかけ
冬の富士山を飽きるほど見てきました

御殿場から、山中湖へ、河口湖で夕日を見て帰ってきました
最後は、東京へ戻ってからパン屋さんのレストラン、サンマルクで
生のピアノ演奏付き、とても美味しい、気分の良い夕食が締めくくりでした

ずっと運転手1人はちょっときついけれど、楽しい1日でした
全てに感謝の1年が過ぎようとしています

新しい1年、謙虚な気持ちを忘れずに大切に生きたいと希っています
皆様のご多幸をお祈りいたします

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コーン巻き機

先日届いたアメリカ製のコーン巻き機です

細い単糸を巻きたいので、結構難しいです
もう少し硬く巻きたいのですが、テンションをかけ過ぎると
ちょっと引っかかっただけでプツンと切れてしまいます

400gくらい巻けるようなことが書いてありましたが
この糸は100gが丁度いいようです

注文販売の糸で、残った色、100gずつ全色、しかも2セットという
うれしい注文を受けました
途中で糸が切れなければ、100g巻くのに12分かかります
だから、うるさいなあ~と思いながら、織ったりします
お隣に迷惑になっていないかしら?

この先どのようにこの糸の販売が展開していくかわかりませんが
とりあえず、手動のコーン巻きからワンステップアップですね

来年は、6日火曜日から工房を開けます

コーン巻きについてお知りになりたい方は
silver needles electric cone winder で検索してみてください

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