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今日は終戦記念日 そして先生の誕生日

今日は、誰でもご存知、終戦記念日
このごろの若い人は知らない人が多いというけれど、これだけテレビで報道しているのに
見ていないのかしら???

そして、今日は私のスコットランドにいる織りの先生の誕生日です
付き合いは長いのに、ずっと彼の誕生日は知りませんでした
何年前に、スコットランド手織コースの時に他のメンバーが聞きました
何となく、聞いても忘れてしまいそうな事って、自然に聞かないようにしているみたいです

前々から覚えていたのに、カードもプレゼントも用意できず
お花屋さんのサイトから素敵な花のカードを送りました
とにかく花の数が多いので、選ぶのが大変

お友だちに送ってあげてください
何も送る理由が無くても、お花はうれしいでしょう

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にぎやかな週末でした

この週末は、遠く茅ヶ崎からブランケットを織りに来たKさん
先日ご紹介した、81歳のやはりKさんが、2作目のマフラーを織りにきて
そして来週末にブランケットを織る予定のHさんが縦糸を作りに来たりと
なんだか、とてもにぎやかな、和やかな工房でした

ブランケットのKさんは、先週マフラーを織りに来たときに、空いた時間を使ってブランケットの縦糸を用意してあったので、土曜日の朝から、チェックのデザインに添って、通してある綿糸に縦糸をつないでいく作業から始めた。土曜日の終わりには少し織れるところまで
そして今日1日かかって約2mを織り上げた
使ったのはデンマーク製のナチュラルカラー、こげ茶、グレー、ライトグレー、白
織っている時は縦糸を引っ張っているので、随分隙間が開いているようだけれど
織りあがって織機からはずしたら、隙間もなくなりとても良い感じ
この糸はあまり油はついていないが、洗って少し縮絨すると、シャリとした感じになる

この糸を手に入れたのは、もう25・6年前、妹が長く滞在していたデンマークの体操学校の隣に紡績工場があり、私も友人の所に滞在中に通って、デンマーク語はわからないので細かい所はわからなかったが、いい体験をさせてもらった
地域の羊毛を受け入れて、昔ながらの機械で紡績していたが、ブレンドの技術も今一
均一な糸でないためか地元の評判もあまりよくなく、しばらくして閉鎖してしまったそうだ
ナチュラルカラーと、シャリとした風合いがとても良い

そして、2作目を織りに見えたKさん 前のことはすっかり忘れてしまったと
1から始めたが、それはそれなりに・・・
これからどんどん覚えて自分の織りを発展させるという目的より、今織りたいという希望をかなえること、に重きを置いた方向での講習となった
面倒な工程を全部覚えなくても、今出来る事を楽しんでいただきたい
もっと若い時に手織に出会って居たかったと言われるKさん 
でもひょんなことから工房の前を通りかかったのが、手織をするきっかけになったけれど
きっと、そのように計画されていたのだろう
94で亡くなるまで好きな刺繍を続けた私の祖母の年まであと10年以上
まだまだ沢山好きな事をやり続けてほしい

縦糸を作りに、お茶の時間に合わせてみたらし団子を持ってきてくれた若いHさんも交えて
昔の思い出話に話が咲いた
興味深いのは戦時中の話。私達戦争を知らない世代も、もっと知らなくてはならないだろう
世代を超えた交流がとても楽しい工房です
HPからスコットランドチェックの本の注文や、糸サンプルや講習の申し込みがあり、
とてもうれしい!

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またまた新発見

昨日書いたばかりのチェックの新発見ですが、ちょっと考えが変りました

3日間で(殆んど2日間)先生がデザインしてくれた10個のチェック全部サンプル織りをしました
送られてきた画像をプリントしてイメージを膨らませていたのですが
実際に糸を組み合わせてみると、これでいいのかな?と思うところが・・・
コントラストが殆んど無かったり、色が似ていたり・・・ それもデザインの狙いだそうです

というわけで、チェックの柄がきれいに出るようにデザインしているというのはちょっと違うみたい

先日工房を訪ねてくれたチェックに興味があるという方が
『チェックのデザインをする時に、何か法則のようなものは無いのですか』と聞かれましたが
法則はないですね 要するに好きな色をどう混ぜるか・・・
だから終わりは無いのでしょう
ちなみにこのタイプのチェックはすでに80色以上織りました

まだまだ、私にかけられたチェックの魔法は解けません
とてもいい勉強をさせてもらいました

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新発見 & 思いがけない出会い

これまで、沢山織ってきたチェック、でもまだ解っていない事がありました

私の織りの先生、デイビットにチェックのデザインを頼んでいましたが
昨日の朝、10パターンがメールで届きました
彼は、パソコンに糸見本から色をスキャナーで入れ、それを元にパソコンでデザインしています
早速プリントして、工房で糸を照らし合わせ手、早速試し織りを始めました

そこできた付いた事が一つ。  私と色の使い方が違う!!!
私は何となくいつもグラデーション順に色を組み合わせて、3色が良くブレンドするように考えていたのですが、彼のはそうじゃない!
チェックの柄が夫々きれいに見えるように色を組み合わせているのです
目からうろこが落ちたような体験でした
これから、私のチェックが変るかもしれません

そんな事を思って工房に行ったら早速電話が鳴り
『HPでチェックの本を見て興味があるのですが・・・』
その方が午後から工房に見えました
聞けば、2・3日前に初めて書き込みをしたCandyさんのブログを偶然見て
そこから私のHPにとび、そこで長年思い続けていたチェックのことを見つけたと・・・
タータンチェックの事や、私が織っているエステートチェックの事
チェックの成り立ち・・・ 
昨年暮れのチェック展が見たかったと
チェックのサンプルを織りに来る事になりました

今年になってチェックに興味があって工房に見える方は、みんなご覧になっていないんですね
やっぱりどこかでもう一度やるかな???
さしあたり、スピニングパーティーのレクチャーを頑張ろう

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チェックのサンプル織り

これまで織ってみたいチェックは、いつもマフラーとして織ってきたけれど
キットのために試し織りをしたいと思ってやり始めてみると
全部をマフラーにしていたのでは、時間がかかる過ぎる事に気が付きました

なので、ここしばらく縦糸84本長さ50cmくらいのサンプルを次々織っています
通してある綿糸につなぐのですが、中断しなければ1時間くらいで1枚が出来るけれど
織りにきた方に教えながらだと、大体1日に3本くらい
それが溜まってきて、先日洗いました

糸で見ていて良かったのに、織ってみたら合わなかったり
洗ったらとても良くなったものなど、やっぱり、最後まで仕上げて見ないとわからない
だからやっぱり試し織りをしないと・・・・
この中からいいもの数点をキットにして、後はサンプルを見て好きなものを注文してもらうといいかもしれない

またホームページを見て問い合わせを頂いた
未熟な、でも手作りのホームページ、自己満足と思っていたけれど
自分らしく発信する事は大事だと、大いに励まされています

それにしても、このごろの若者、子供、何がしたいのかはっきりしなかったり、
目的、目標を持っていない、持てない人が多くなっているように思う
先日、一緒にテレビドラマを見ていたデンマークのR もちろん日本語はわからないけれど
それなりに楽しんでいたようで、面白い発想のコマーシャルに大笑いもした
(色々な柄のシマウマが出てくる車のCMだった)
日本のCMをどう思うか聞いてみたら、『番組の途中に入るのが嫌だ、デンマークでは最初と最後だけ、せっかく盛り上がってきた気分が分断される・・・』とのこと
それから意識してみると、確かにクライマックスで必ずCMが入る
スポンサーにしてみればそれが狙いと思ってみても、幼い頃からそういうものだとしか知らない子供、若者達、
実生活でも同じようにしか物事を感じられなくなっているという事は無いだろうか
何かに夢中になりかけると、勉強・・受験・・成績・・・大人の価値観で止めさせては居ないだろうか?

問題行動を起こす若者を悪く言う大人たち、その前に自分達のしている事、その意味、
そしてどうして若者が問題行動をしなければならなかったか、その理由を考えたい

この糸が好き、手織が好き、チェックが好きということだけで
全生活をその為に費やしている自分は、これでいいのかとふと思う

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チェックキットの試し織り

織り方の説明と糸を必要なだけセットして、チェックのキットを用意してきましたが
その説明で実際に織ってみるということをMさんにお願いしていました
先日、織り上げて送ってくださいました

どうしてかはわかりませんが、私が織ったものよりとても柔らかく仕上がっています
とても几帳面な方のようで、打ち込みものさしで測りながら織ってあるので
チェックのサイズが揃っています
房の始末も、とてもきれいにしてあります

このチェックは、グレンチェックのベースにオーバーチェックとボーダーが入る
スコットランドチェックでも良く織られるものです
基本の3色+オーバーチェックとして好きな色を選べるように、3.4色のキットですが
今考えているのは、ブルー系、グリーン系、ピンク系、茶系、グレー系など・・・
次々と試し織り模しているので、その中から選ぼうと思っています

これで、気になる点を手直しして、いよいよキットに組み始められます

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少しずつ

ホームページを見てくださっている方からスコットランドチェックの本の注文が入り
少しずつ、動き始めている感触が伝わってきます

糸、特に毛糸に対しては色々な考えの方があるようです
でも、調べてみても、なかなかわからないというのが私の体験でしたが
ずっと工業用紡績糸に取り付かれている私は、他が見えてこないのでしょうか???

先日ホームスパンのS先生とお話しすることがありました
ホームスパンを長く手がけていらっしゃりながら、私のスコットランドのツイードの糸に興味をもたれて、先生なりに織ってみてくださいました
詳しくはスピニングパーティーのレクチャーでお話したいと思いますが
http://www.cashmere-ito.jp/tsp2006/index.html
それまで気が付かなかった事を教えていただきました

とかく手紡ぎをすると、何処のどの羊・・・とこだわるけれど
自分の好きな風合いの糸が出来ればいい
植物染色がいいといわれると、なんでもそれでなくてはダメだと思うらしいが、
化学染めでも好きな色を染めればいい
あなたは一つのこだわりを持ち続けていて良いよ
と言ってくださった

さずが大先生 とっても発想が自由だと、又教えていただきました

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ホームページの手直し

昨日1日かけてホームページのスコットランドチェック展の写真をやり直しました
スライドショーで写真をお見せしていたのですが
パソコンによってはスライドショーが上手く見られないこともあったようです

という事で、今度は小さな写真をクリックして小窓を開いて大きく見られるようにしました
サムネイルを使う方法はホームページビルダーにあったのですが
これでは、別窓にはならないし、窓のサイズも大きいまま

どうしたら程ほどのサイズの小窓が別に開くか・・・
娘いわく、そうやっているHPを探して画像をソースで開いて、見つければ?・・
そんなのわからない!と思っていたら、親切に解説をしているサイトを見つけてくれました

おかげで、時間はかかったけれど、思うようになりました
良かったら見てみてください
http://members.jcom.home.ne.jp/weaving/exhibition/2005exhibition.htm

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スコットランドチェックの本 販売開始

スコットランド北西部にある織物工場 ジョンストンズが出版している
『Scottish Estate Tweed』という本が販売できるようになりました

スコットランドといえば、タータンチェックと思われがちですが
氏族で受け継がれたのではなく地域で発展したチェックがエステートチェック

英語がわからなくても、150以上のチェックの写真を見ているだけで
時を越え、200年前のスコットランドの風が吹いてくるようです

詳しくはホームページに出しましたのでそちらをご覧ください
http://members.jcom.home.ne.jp/weaving/workshop/checkbook.htm

スコットランドチェック展のスライドショーが上手くいかないので
それも手直ししたいと思っています。
又織る時間がなくなってしまいそうです

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やる気満々、81才

友人から譲り受けた織機があり、どうしてもそれで織ってみたいと
通りがかりに工房に寄られたKさん、先月初めて織りに来られ、
ピンクの千鳥格子のマフラーを織られた
お歳だとは思っていたけれど、話はとっても前向き、顔や手もつやつや・・・・
去年、節目を迎えたという話に70歳だと思ったら、何と80歳を迎えられたとか・・・
80歳の手には見えない!
やりたいと思ったことはやらずにはいられないという意気込みがすばらしい

それからしばらく、どうしていらっしゃるかと思っていたところへ
昨日、ひどい雨の中を用事があって近くまで来たからと、工房へ寄られた
自分の息子さんが織機を使えるようにセッティングしてくれたけれど
どうやって縦糸を取り付けたか、もう全部忘れてしまった・・・・
そうでしょう !
若くたって、縦糸をかけて織れるようにするまでの工程を覚えるのはかなりかかる
『じゃあ、縦糸だけかけに行って上げましょうか?何処にあるの?』
織機は長野の別宅だとか。それじゃ簡単に行ってあげられない
『でも長野の何処?』だって長野県も広いから
『上田のそばの・・・』   えっ???

今日は月に1回 上田から織りに来るお嬢さんが来ている!!
何と不思議はめぐり合わせでしょう
彼女がしっかり覚えて、手伝いに行く事だってできると、お互いの可能性が一機に広がりました
前回工房に来たときもまた、偶然織りに来ていた方から織機を譲ってもらう話が決まり
今回はその織機での試し織り
今、これからを模索中のこのお嬢さん、どうやって道を切り開き進んでいくのだろう
自分に素直に向き合い、織りに反映させて欲しいなあ
前に転がったり、逆戻りしたりの玉も、自分から1歩進み出た事で
意せずして前に転がり始めている
大丈夫! ごまかさずに、無理せずに、自分の歩みを進めれば、必ず戸が開き
進む道が示されるだろう。 駄目元で、戸だけは叩いてみよう

そうやって、今模索中の友人がもう一人
長期休暇を取って、その準備に来日中のR 昨日は一人で都内まで出かけ
デンマーク大使館、日本語学校2校を、問題なく訪ねてきた
滞在ビザを取るのが難しいと散々言われてきたが、
彼女のこれまでのキャリア、先週来日してからすでに『子供達と歌う』集まりをし、
老人ホームを訪ね、これから中学校や高校を訪ねるアポイントもあり、
秋の大使館でのイベント参加を頼まれた・・・
そんな事実を集めて、現地大使館に申請すれば、可能性はあると聞いてきて
『今日はいっぱい戸を叩いてきた!』と嬉しそうに帰ってきた
一度帰国し、秋から活動開始予定だ

夜に、そんな気持ちをこめて買ってきてくれたケーキを喜んでご馳走になった

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