内容が前後するのですが、2月末のチェックデザイン講習会の話題を1つ
今回参加された方々の中にコンピューターのプログラマーの方がいらっしゃいました
以前から糸をお買い上げいただき、展示会の度に見に来てくださっていました
今回の講習で2日目にはパソコンで作ったチェックデザインを見せてくださいました
エクセルで簡単に出来るプログラムを提供していらっしゃいます
皆さんへの公開を了承して頂きましたので、リンクします~
がらくた織工房こちらです
パソコンで作ると短時間で色やデザインの変更が簡単に出来てとても魅力的
でも、初めての方は紙と鉛筆を使って書いて下さい~
少々面倒でも、一つ一つの作業が考え方の思考回路を構築してくれます
それが、実施織る時の助けになったり、他のデザインの発想につながります
注意点は実際に織る時のことを考えることでしょうか
機械なら、プログラムさえ作ってしまえば奇数でも大丈夫
でも人間の頭はそれ程には対応できませんから・・・
人の輪に感謝!
織り
半年かけた作品
これは障害者福祉センターで片麻痺のKさんが半年かけて織り上げたベスト用の布です
45cm幅、2m80センチ
福祉センターでの手織講座も週1回2時間~2時間半
この布を織ったKさんは、以前の私の展示会のDMを持っていて
その中からこの布に近いチェックを選びました
少しずつ丁寧に、段数とサイズを気をつけ、根気よく・・・・
娘さんが仕立ててくれるというので、工場の仕上げに出しました
金曜日に持参したら、思ったとおり、ご本人は大喜び
布を肩からかけて、みんなに誉められて、うれしそう
良いボランティアさん達にも恵まれて、沢山経験をさせて頂いています~
ツイードの番組
先日BSプレミアムでツイードについての番組を見ました
私が見たのは再放送で、Baruさんが教えて下さいました
私がスコットランドで見聞きしたことと、多少のずれはあるものの
物事に対する考え方が少し違う日本の人たちに
受け入れてもらい易い表現だったように思う
沢山の人に英国のツイードに興味をもってもらえたらとても嬉しい
日本でのツイードとして岩手県のホームスパンが紹介された
スコットランドでホームスパンが生産されていた時代と
ツイードが発展したのには産業革命後の1800年代からと
時間のずれがある それが何となく違和感・・・
今日電話で服地の糸についての問合せがありました
手紡ぎが好きで、でも今までラグやストールなどを織っていたけれど
先日のテレビを見て、着るもの作るために織りたいと思われたそうです
服地を織りたいという人が1人増えました~
洗う前と洗った後
先日仕上げたブランケットの洗う前と洗った後の違いをご覧下さい
下は洗う前 織り目がはっきり見えますが
熱めのお湯でゆっくりフェルト化させて、湿っている間にブラシで起毛します
ラムウールならではの柔らかさ
タリフの双糸・6羽/cm・綾織りです
幅、長さともに約20%縮みました~
1年以上かかって編んでいたセーターがやっと出来上がりました
初めてのアラン模様に挑戦、Baru先生に教えて頂きました
大きなブランケット
先日織っている所をご覧いただいたブランケットが仕上がりました
2枚を真ん中で接ぎ、熱いお湯でしっかり洗って縮め
ワイヤーブラシの硬いもので起毛しました
この頃エプロンの効果を感じます~
料理や後片付け・・・ちょっと面倒だなぁ、でもしなきゃぁ~という時
えい、や~っとエプロンを着けます
何だか働くのが嫌じゃなくなってくるから不思議ですね
ツイードが流行ですね
「今年はチェックが流行っていますねぇ~」
この時期に同じような言葉を、ここ何年も聞いている気がする
加えて今年はツイードが流行っている!!
ツイードとは固めの毛質の糸で織られた羊毛の服地を意味する
語源は、スコットランド南部、毛織物産業が発展した地に流れるツイード川に由来すると言うのが最も有力だとされている。
綾織りを意味するTwill → Tweed になったという説もある
私が織っているのはスコットランドツイード
物の本によると、ハイランドツイードとも呼ばれるらしい
息子1が紳士服の雑誌にツイード特集を発見
先日地のし屋さんにツイードのプレスを頼んでみた
パリッとしてとてもいい布になった
目指すは、手織りだから工場生産品に劣るでは無く
手織りだから、工場生産品以上のクォリティーである服地
こんな作品いかがですか? 販売品です~
最近は赤が好みかな?
展示会の前に、恩人から大きなブランケットが欲しいという注文を頂いていた
恩人とは手織りを始めた30年くらい前に一番最初のマフラーを買ってくださり
そのお金で、最近まで使っていた玉巻き機が買えた
子育てがひと段落して、そろそろ織りを始めたいなぁ~と思っているところへ
特別な贈り物にしたいからとひざ掛けの注文をして下さったのもこの方
これで織りたいという気持ちに火が付きました
こうやって、何かのターニングポイントで何時も力づけてくれる恩人です
お昼ねの時にかけられるたっぷりした物が欲しというご希望
一番大きな織機で最大限の幅に糸をかけても縮むと幅が狭くなるので
2枚を接ぐことにしました
大きなチェックなので、打ち込みに細心の注意をはらい
見事同じサイズが2枚織れました バンザイ~
この色合いがとても好評なのでマフラーのキットにしたいと思っています
息子2の大学祭に合わせて息子1と娘が彼の所へ行き
初めて私が1人で留守番です~
(愛犬はいますが散歩と食事以外殆ど寝ています)
初めての晩は、何だか嬉しくて眠くもならなかった
寝るのがもったいない~~
大きなチェック
暑い間に織っていた服地が仕上げから戻ってきました
今年始め頃から、この赤の糸を使って大きなチェックを織ってみたいと
心の隅っこで温めていました
コートの着丈の中に大きなチェックが2つ
仕立てる時に融通が利くようにと、織機一杯の幅105cmになりました
(左の服地の下も見てください。織幅にチェックは3つ入っています)
出来上がったら思っていたより良い結果となりました
とっても嬉しい
仕立てを友人に頼んでみましたが、彼女もお母さんの介護があるので
どうなるでしょう
仕立てるサイズが難しいところですが、
売れなければ自分で着られるサイズにという相談をしました
どなたか、欲しい方のお申し出は有りませんか~?
サイズ変更まだ間に合います~~
左側もモスグリーンは、もっと前から織りたいと思っていたもので
これは薄手のコート地
方の部分にチェックが入るように織ってあります
これは仕立てずに服地のままの展示になります
パソコンの仕事が沢山あるのに、
夜な夜なテーブルに糸を広げて先日のモチーフとあれこれ編んでいます
先日ブログを見てくださった生徒さんに
『具合が悪くてこんなのが編めるなんて凄~い』と言われました
好きな手仕事をしていると、エネルギー補給になります
やっぱり毛糸が好きなんですね
マットが織りあがりました
ずっと眠っていた、服地には太く、マフラーには固く、きれいな色ではない糸
それを、5本引きそろえで約11mの経糸を大きな織機にセットしてから2ヶ月ほど
講習に来ている方とスタッフの12人が1人80cmずつマットを織りました
横糸も、同じように2本から5本引き揃えて太くしています
同じ組織でも、足の踏み方を変えて夫々違う模様が出てきました
経糸が見えないように織るマットと違い短時間で織れますね
まだ綾織りの基本しかしたことが無かった方も、一つ一つ確認しながら織りました
これは、私が週1回指導に行っている障害者福祉センターの方々の作品
今週はお盆休み、時間内に洗うことが出来ず、持ち帰りました
身体障害の方々ですが、この作品を織られた3人は男性
片麻痺の方が多いのですが、本当に根気良く、丁寧に、熱心に織られます
毎週1時間半から2時間で30cmほど織るペースの方もいらっしゃいます
私がチェックをもちかけたわけではないのですが
ある日、お1人が通販カタログから1ページを切り取って持ってこられ
それがグレンチェックのマフラーでした
時間はかかりますが、皆さん意欲的で、楽しんでいます~~
いつも沢山パワーを頂きます
最速記録 6分8cm
昨日は、久しぶりに講習が無く、ひとりの時間
前から楽しみにしていました
先週火曜日に夜遅くまでかかって経糸を整経、巻き取りした服地
その後、講習の合間に1040本の経糸の綜絖通しと筬通しをしました
土曜日までに織れたのは、最初の30cmくらい
日曜日、10時前からから織りました
今回の服地はいつもより少し短めで5m40cmの整経
実際織るのは5m弱 その内殆どが横糸1色の杉綾で
その間に30cmほどのチェックの部分が3ヵ所
4月に同じ糸で織った後だったからか、とても楽に織れる
そこで、ちょっと時計とものさしでスピードを確かめてみました
このボビン1本織るのに約6分、織れるのは8cm 段数にすると80段余り
来客とお昼の休憩を挟んで・・・
午後8時前に終わった~
私の最速記録 楽しかった~~
10月の展示会にコートになってお見せできるかもしれません
*先日お知らせした奥田実紀さんから
「教室の方やブログを見て~と来て下さった方が何人もありました
お礼をお伝え下さい~」とメールを頂きました
輪が広がってうれしいです
有難うございました~~
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