昨日は、久しぶりに講習が無く、ひとりの時間
前から楽しみにしていました
先週火曜日に夜遅くまでかかって経糸を整経、巻き取りした服地
その後、講習の合間に1040本の経糸の綜絖通しと筬通しをしました
土曜日までに織れたのは、最初の30cmくらい
日曜日、10時前からから織りました
今回の服地はいつもより少し短めで5m40cmの整経
実際織るのは5m弱 その内殆どが横糸1色の杉綾で
その間に30cmほどのチェックの部分が3ヵ所
4月に同じ糸で織った後だったからか、とても楽に織れる
そこで、ちょっと時計とものさしでスピードを確かめてみました
このボビン1本織るのに約6分、織れるのは8cm 段数にすると80段余り
来客とお昼の休憩を挟んで・・・
午後8時前に終わった~
私の最速記録 楽しかった~~
10月の展示会にコートになってお見せできるかもしれません
*先日お知らせした奥田実紀さんから
「教室の方やブログを見て~と来て下さった方が何人もありました
お礼をお伝え下さい~」とメールを頂きました
輪が広がってうれしいです
有難うございました~~
色の不思議
最近体験講習にいらした2人が夫々に選んだ色がとても面白い効果を見せてくれました
このピンクは同じ糸ですが、相手によって違う色に見えますねぇ
明るさが違うように見えますが、
同じ1枚の写真なのでそこまで違わないと思います
他の1点は経糸が緑の濃淡
横に紺と黄色を入れたので、緑らしくない・・・
でもステキな深みが出た緑系
10月に展示会を予定しています
こんな色の不思議を沢山見ていただきたいと準備を進めています~
昨年から手伝ってくれているTさんが
『オーバーチェックの色でチェックがどう変化するか』も準備中です
手織りをする方が見たら、すぐ役に立つ展示を目指しています
これから、構想をまとめ、DMを作り、もちろん販売品も準備して・・・
先日仕立てを依頼したデザイナーさんのアドバイスで
コート用の服地を織り始めました
紳士ツイードジャケット
息子が自分で織った服地がジャケットになりました
仕立てをお願いしたのは京橋のテーラー・アスコット
タリフの糸で織った布をこちらのテーラーで仕立てた方が有ったそうで
1年くらい前に、「案内を送らせて下さい」と連絡が有りました
仕立てを頼みに行ったときに、ツイードの布見本を沢山見せてもらったというので
今日は一緒に行きました
手織りのツイード、気になるのはそのクオリティーですが
良い評価をしていただきました
量産品に対して、テーラーに依頼する方々は、布の質のみならず、
その布が持つストーリーに価値を評価されるとか・・・
***そのストーリーは任せてください***
現在の店長さんのお父様はツイードが大好きで
1990年には英国のBritish Wool Marketing Boardを訪ねられ
日本がバブルの頃、沢山のお客さんに英国のツイードの良さを紹介され
独自に研究され、資料を作られました
実際に布が貼られた資料の向こうに見えるのは
私も見慣れれている羊飼いのチェックや、グレンチェックの資料
今度、店長さんのお父様にお会いすることになりました
とっても楽しみ~~
またまたツイードが織りたくなりました!!!
その後、先日ご紹介した奥田実紀さんの
「赤毛のアンの世界 ~奥田実紀&水田彩生展~」を見てきました
プリンスエドワード島の写真はすぐ『アンの世界』を思わせる景色を捉え
また、スコットランドにも少し似ている
ハイランドの悲しい歴史の一端で、スコットランドの人々が数多くカナダに移り住んでいる
その人たちが、バグパイプやタータンをもち続け、そこから奥田実紀さんがタータンに出会い
スコットランドへと繋がって行った・・・
スコットランドや、タータンに興味が有る方にこの本はお勧めです
奥田実紀著
産業編集センター発行
スコットランド タータンチェック紀行
手織工房タリフにも置いてあります~
ちなみにこの展示会今日が初日、24日までです
収穫が沢山ある1日でした
感謝です~
キハダ染めのご案内
5月にさくら染めをした群馬県に住む行松さんから
今度はキハダ染めの案内が届きました
絹、木綿、麻の染めサンプルも作れるというのも、たのしそう
涼しい所のようなので、夏休みのお楽しみにお出かけになりませんか?
キハダ染めのご案内
中之条町六合地区のキハダで絹を染めてみませんか?
キハダ(黄檗、黄膚、黄柏。学名 Phellodendron amurense)は、古くから生薬の黄檗として知られている植物です。薬用として、また染料として用いられてきました。
既に、六合で採取し、その樹皮をご用意しています。黄色に染まります。
場所:Kぷらんにんぐ(群馬県吾妻郡中之条町大字入山)
日時:7月21日(木)~7月31日(日)【27日(水)お休み】
25日(月)26日(火)は個人でのお申し込みの方のみ
他の日は、3名~5名さまのグループでお申し込み下さい。
時間は、午前10時~2時間程度
申し込み方法:お電話でお願いします。0279-95-5571 行松まで
お問い合わせもどうぞ。
参加費用:絹スカーフ代(実費)+1000円
絹スカーフ
28cm×130cm 1100円
58cm×58cm 1100円
絹ハンカチ 650円
ご自分で染めたい絹スカーフ(白)などがありましたら、お持ち頂いても結構です。
絹、木綿、麻の色見本を、別途500円で作れます。媒染剤としてミョウバン、酸化鉄、酸化銅の3種類を使用します。素材3種×(媒染剤3種+無媒染1種)=12枚の色見本ができます。(事前にお申し込み下さい。)
先日ろくろ式織機で綜絖3枚を下げて1枚上げるという記事をみて
『タイで見た織りにも、似た物がありました~』と知らせてくれました
いつか東京でも、彼女の話しを聞く会をしたいです
何度も言っていると、ほんとになるぞ~~
さびた筬
きのうUPした写真、よく見たら筬がさびていますね~
使わなくなって長い間放置されていた物を、ずいぶん前に頂きました
私が使っている糸は油がついているので
織っている間に、段々きれいになってきます~
スウィーディッシュ・レースと織機
中学2年で初めて手織りをしたのはろくろ式の織機でした
ろくろ式は踏んだペダルにつながれた綜絖が下がり、その反対が上がります
何もしないと経糸は織機の前後をつなぐ位置にあり
ペダルを踏むと経糸が上下に開くことから、両開口
それに対し、ジャッキ式、天秤式といわれるものは
ペダルを踏んでいない時、経糸は下にあり
踏んだペダルに繋がっている綜絖が上がる上開口
バランスを取りながら綜絖が動く ろくろ式の織機では
綜絖1枚下、3枚上の開きがあるスウィーディッシュ・レースは織れないと思っていました
それが、2.3年前にろくろ式でも1:3と開くものも織れることを聞き、試してみました
今回が2回目、新発見が有りました
綜絖4枚の内1枚だけを下げた開き
開きが少なく、3段になるので経糸をすくいそう・・・
それに対し、綜絖3枚を下げた開き
大きく開いてとても織りやすい
私は綾織りの時も綜絖1枚を1本のペダルにつなげているので
3枚を下げる時は2本の足で3本のペダルを踏む事になる
でも、とっても織りやすい
お試し下さい~
工房が狭く、手織り講習が出来るのは1度に2人まで
その範囲で講習の予約を受けていますが
7月は体験希望者が3人、
織機のやりくりをして、毎日にぎやかな工房です~
模紗織りストール
工房で初めて綿糸で織ったWさんの作品が出来上がりました
レースの部分をアップで
手織りの本の中にこれを見つけて、
工房には綿糸がありませんから、その為に綿糸を購入して・・・
張りが有る、シルキーコットンの糸なので
打ち込みが結構大変でした
先日受けた半幅帯の講習をきっかけに、
少しずつみんなの興味が他の素材に向き始めました
今日は着付けグループの仲間に入れてもらって
目黒区にある民芸館にいきました
着付けの先生Kさんとグループの若手Tさんが着物で参加
暑さに頭が働かず2人の写真を撮り忘れてしまいました
残念!
Tさんはとても可愛かったし、
Kさんはとっても自然に着ている~
民芸館の特別展は 芹沢銈介と柳悦孝-染と織のしごと-
民芸の草分けとして良くお目にかかるお名前、
でもまだちゃんと作品を見たことがなく・・・
どれも、身に着けてみたくなる様な温かみが有ります
花織 浮織、吉野格子・・・
絹が主でも、ウールでも出来そうな組織を見つけては
『これできるかしら~』とみんなでわいわい楽しんできました
皆さんに『先生これ織れますか~?』と聞かれますが
自分でもしたことが無い
これから一緒に勉強です!!
工房の日よけ
今年の夏は日本中が節電です
工房は奥に窓が無いので、風が全く通りません
道に面した大きな窓は午後から陽が沢山差し込んで暑くなります~
前から日焼け防止の為にスクリーンを使っていました
でも、窓に陽がじかに当たると部屋の中の気温が上がるので
今年は、日よけに外の幌から布を下げる事にしました
娘の言葉がきっかけでした~
『昔の店先に屋号が入った大きな布が張ってあるでしょう・・・
あんなの作ったら?』
私が縫った布に、今日娘が屋号を書いてくれました
パソコンで打ち出した文字を下書きにして
耐水性があるポスターカラーで・・・ 上手にするものですね
曇りの予報だったのに陽が差してきて
出来上がった日よけを早速かけました
これで工房の中が見えなくても
外から見て、分かりますねぇ
度々中断したり、眠くなって思ったほど織れない日が続いています
(これっていつもの事!!!)
今日一つ終わり、明日から次にかかります~
昼夜織りサンプル
先週末にみんなで伺った風あい工房で教えて頂いた
昼夜織り半幅帯のサンプル織りを始めました
糸はウールの梳毛糸 毛質の固いもので太さは2/20
大管に巻くことと6本引き揃えで整経するやり方を体験させて頂き
経糸を工房に持ち帰って参加された方々が
少しずつ織れるように考えてくださいました
といっても、問題が・・・
一つの経糸を複数の人がしたこと
複数の糸を引き揃えて整経すること、その綾の取り方が始めてで
糸をいじりすぎてしまったこと
おまけにとても暑くて手に汗をかいている・・・
当然、糸が先生の予想以上に毛羽立ってしまいました
帯が目的ですから当然のことなんですが・・・
経糸密度がとても高い
というわけで、結構大変な思いをして経糸を巻き取りました
このタイプの糸から始まった私の手織り経験
どう扱ったら良いのか多少の知恵が・・・
ウールで良かった~~
(木綿や絹じゃどうしたら良いのかわからない!)
木曜日に机上講習に来たKさんが一番に織りました
1段ごとにきちんと開くようにしながらでは有りますが
こんなステキな柄になって満足でした~
赤毛のアンはお好きですか?
以前このブログでの紹介したタータンについて書かれた本
スコットランドタータンチェック紀行
タータンの専門書は読む量も多くちょっと大変
でもこの本は自分が旅行をしているように
スコットランドの歴史・文化に触れながら
タータンについての知識が得られる
読みやすい本です
(手織工房タリフにも置いてあります)
この本を書かれたのが奥田実紀さん
実は大の”赤毛のアン”好き
アンの世界からカナダへ、そこでカナダのタータンに出会われたのが
上記の本を書かれるに至った経緯だそうです
18世紀末スコットランド(ハイランド)から多くの人たちが世界中に移住
これにはとても悲しい歴史があるのですが
カナダにも沢山の人が移住、本土で禁止されたスコットランドの文化を持ち続けた人たちがいるのです
前置きが長くなりましたが
奥田実紀さんが7月に銀座で「赤毛のアン展」をされます
「赤毛のアンの世界 ~奥田実紀&水田彩生展~」
2011年7月18日(月)~24日(日) 11:00~19:00(最終日は16時まで)
月光荘画材店・地下ギャラリー(中央区銀座8-7-2)
入場無料。
プリンスエドワード島に暮らして撮った写真と、赤毛のアン関係の著書、
そして水田彩生さんの繊細な絵画でつづる、愛すべきアンの世界。
読書が好きではない私も10代の頃、アンシリーズは読みました
今もあの世界をあこがれる人たちも多いでしょう
ぜひ出かけくださいね~
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