今日、突然織り友だちのYさんが尋ねてくれた
欲しい糸を取りに来てくれたのだけれど・・・
いつも彼女との話は尽きない
あれこれと次から次へ・・・・・
『今日、生徒さんに色々な織りの話しをしながら気が付いたんだけど
タリフさんのしている手織りって、他にしている人もいないようだし
ひょっとしたら、とっても珍しい・・・1人だけじゃない???』
そうかもしれない
織り仲間も増えたし、織り仲間の仲間もいる
でも同じような織りをしている話は聞いたことが無い
スコットランドでも、もう多分習う事は出来ないだろう
手仕事としてツイードを織っている人もいないだろうし
私の先生ももう織りをやめてしまったし・・・
日本でウールの手織りが余り盛んにならなかったのは
良い糸が無かったから
手編み用の糸で織っても、糸の良い風合いが生きた良い結果は難しい
先日初めて体験講習を受けに来た方が
手編み用以外の目的の毛糸があるとは知らなかったと、驚いていました
決め手は糸 糸が違うのです
フェルトボール
今日は、小学4年生と一緒に手作りを楽しむ手芸クラブの日でした
小学生は2人お休みで参加が2人
今日の先生役のHさん 手織りや手編みを一緒に楽しんでいるTさんも飛び入り参加
次回仕上げを担当する娘のMちゃんもお手伝い
最初に羊毛を堅く巻いてニードルフェルト用の針でチクチク・・・
形をある程度整えてから、石鹸液をつけて手のひらでクルクル ゴシゴシ
ある時を堺に急にフェルトが堅くなるのは不思議です
洗剤を洗い落として、乾かしてから、
来月ビーズなど、好みのものを使ってまとめます
作りながら、『地球!』 三角や四角も作り 『おでん!』 ・・・
と物知りのHさんを軸にお喋りが楽しそうだった
物造りを楽しみ、よその大人と話し・・・程ほどわがままを言ってみて・・・
楽しい思い出を一つ増やせてもらえただろうか
初めてのチェック
地元の身体障害者の方々と手織りを始めてもう11年になる
週1回2時間半だけだけれど、ボランティアさんの手助けもあって
知らず知らず皆さんの意欲が増し、レベルも上がってきた
男性の方は糸とか風合いより、織機の仕組みや
縦糸と横糸の組み合わせ方で、柄や色の出方に興味がある様子
これは今回初めてこんなチェックが織り上がりました
娘さんから色と柄の指定があったそうです
丁寧に打ち込み、チェックのサイズを揃え、時間をかけて織り上げました
洗ったばかりで多少しわがあります
多少言葉がご不自由な方も多く、意思疎通に心を使います
いつも言葉以上に沢山のことを教えていただきます
超フル回転の2時間半、でもとっても充実している時間です
服地4点目
双糸で織るコート地の4点目を織り始めました
何となくイメージを持っていたので、少し整経してみてちょっと何となく違うなあ~
織機に通してある補助糸につないで縦糸をセットするので
その時点で色を少し替えました
巻き取りはちょっと大変でしたが、時間をかけて丁寧にしました
1mほど織りましたが、最初のイメージの色になりました
紺色に青、紫ピンクなど5色のチェックです
仕上がりが楽しみです
次はチェビオットの糸で、1年近く前から織りたかったチェックです
富士山
服地
先週仕上げにだした服地が戻ってきました
今回の服地は、マフラー用の双糸を使って柔らかい感じに織りました
仕上がりはとっても柔らかく、軽く、手触り最高です
ずっと撫でていたいくらい・・・・
秋に都内でする予定のスコットランドチェック展に向けての作品です
今回のチェック
1つ目はデザイナーさんと相談した時に出てきたリピートがとっても大きなチェック
無地の部分が20cm×23cmくらいあります
これは彼女の好きな形に仕立てられる事になっています
2つ目は前にデイビットがデザインしてくれたチェックの中から
紫と濃い緑のグレンタイプのチェック
緑の無地を織り足して、それを袖などに使ったかコートになる予定
多少の手直しをして希望した方に販売できるようにと思いましたが
結局、私のコートを作ることになりました
サイズを測ったら、
肩幅 『わーすごい、これまでで1番広い!日本人のサイズじゃないよ!』
背丈とか、袖丈とかはかったら 『このサイズ紳士物のサイズじゃない??』
背は高い方だけど、男の人みたいなサイズと言われたのは初めてでした
『お腹はちょっと減らさなくちゃね』
これはしっかり婦人サイズ
この2点は、少し変化のあるデザインにして見たくて
デザイナーさんの意見を尊重して試してみたいと思っています
今織っている3点目は思いっきり無難な色合い
でも大きなチェックがとてもいい
色違いをもう1点織りたいと、時間と体力の勝負です
タータン&ツイードチェック
昨晩書いた、スコットランドチェックについてもう少し
スコットランドチェックとして世界中で知られているのは、何と言っても タータンでしょう
ちなみにタータンチェックは和製英語で、英語ではタータンと言います
日本語ではチェックの1語が全ての格子柄を指していますが
チェックには大きく2種類あります
タータンのように、無地の大きな四角があるチェックと
千鳥格子やグレンチェックのように細かい格子のチェック
英語では色々な呼び方がありますが、私がスコットランドで集めた情報では、
無地の大き目の四角があるタイプは、チェックでは無く、Plaid(プレイド)と呼ばれています
それに対し、千鳥格子などは、Estate tweed, Estate check等と言われています
プレイドという言葉は、毛織物や、スコットランドの正装のキルトを着たときに肩からかける大きな布という意味で使われることもあり、一つの言葉が状況によって、少し変るのですね
Estate(エステート)とは領地という意味ですが、
Estate Checkというのは、領地の使用人達がユニフォームとして着ていたとそうです
領主の客人を招いての鹿狩りのために、
鹿を見張る時に周りの景色となじむチェックデザインを作ったとか、
それまで有った大きめの格子に小さいものを組み合わせたチェックを作り上げた領主婦人
それが日本でグレンチェックと呼ばれているGlenurquart
このエステートチェックにも歴史があります
ある時、アメリカで手織りを勉強した人に、アメリカにもオリジナルチェックがある事を教えてもらいました
ギンガムチェック、バッファローチェックなど・・・
気候風土に合った素材、織り、デザインが発達したのでしょうね
更につけ加えると、プレイドと呼ばれているチェックをタータン協会に登録して
初めてタータンになるということです
嘗ては氏族が受け継ぐものとして発展しましたが
現在は、誰でも登録する事ができ、
日本の私立高校も制服にオリジナルタータンを登録してあるとか、
この氏族という考えも、日本の家紋の考えとは違うようです
そもそも氏族の成り立ちの歴史を紐解かなければ、チェックの成り立ちも良くわからない
そんな事が、拾い読みしている幾つかの本からわかってきました
一般の被服については、16,17世紀以降は工場などに
記録が残っていてはっきりした資料があるそうですが
それ以前は、宗教がらみででも無ければ記録奈残っていないため
色々な人が色々な考えを書いているようで、決定的なことは多分わからない?
ということは自分の目で見て、自分が納得できる説が私の説
それなりも私の説をまとめつつあります
昨日何となく気に入らなかったタータンタイプのチェック
知り合いのデザイナーさんと話していて、バッチリ指摘していただきました
ちょっと色を欲張りすぎたようです
どうしたらすっきりしたチェックになるか、初心に戻ってデザインやり直そうと思います
大きなチェック
私がタータンタイプと呼んでいる大きなチェックの服地を織りたいと思って
試し織りを続けています
スコットランドチェックは、タータンチェックと一括りに呼ばれることがありますが
千鳥格子や、グレンチェックはタータンではありません
これについては、今は遅くなってしまったので別の機会に書きたいと思います
ずっと千鳥やグレンチェックタイプのものばかり織っていましたが
少し大きな柄のものが織りたいと、好きな色2色を組み合わせ
それに色を加えていく形でデザインしてみました
目指すはタータンのイメージですが
サンプルを織ってみて、おもしろい事に気が付きました
タリフの糸は殆んど1本の糸に何色か混ざっています
何気なく選んだ緑も少し混ざっています
そして色の組み合わせで、パターンはタータンっぽいのに色がおかしい
色の組み合わせがツイードっぽいのです
知らない内にタータンのイメージがしっかり頭に残っているようです
まだ気に入ったデザインは出来ません
貸方・借方と縦糸・横糸
帳簿入力をしていて、すぐ訳がわからなくなるのが、貸方・借方です
入金は現金がどちらになるか・・・
訳もわからず、前と同じに入力している状態です
深く考えると益々こんがらがってきますから
英語で、織物の縦糸・横糸は
warp(ウォープ)とweft(ウェフト)
日本語では明確ですが、
英語ではわからなくなる人が多いようです
1年のまとめを・・・
毎日充実していて、時間があっという間に過ぎます
ブログネタも次から次へあるものの
確定申告目指して、平成20年の決算をし始めたので、わき目も振らず・・・です
毎月決めてしていればいいのですが、それも出来ず
出納帳にまとめるのも、かなりまとめて・・・
それをパソコン入力しています
一応入力する科目を間違わなければ、訳がわかっていなくても、
後はパソコンがしてくれます
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