両親の付添で、札幌へ行って来ました~
大通公園の西の端、ローズガーデンのバラがとてもきれいでした
遠くに見えるのは2012年にチェック展をした札幌資料館です
98歳と90歳の両親との旅行は中々大変
計らずも子供3人(兄、私、妹)がつきそうことになりました
この年の子供たちが揃って両親と旅行できる人は珍しいでしょうね
本当に全てに恵まれた旅でした~
短い時間でしたが、私も織り仲間と会う時間が取れて
時々しか会えなくても、手織りでつながれる仲間はとっても嬉しかった
棒針編みは1本じゃできませんねぇ~
昨日は半年毎の母のペースメーカーの検診日
いつも、この時は車で出かけるので、喋り通しの母
「ちょっと今時間がない~」と逃げられることもないので、嬉しいようです
病院について保険証が見つからない・・・
手提げから一つずつ物を出して確かめたら
出てきたのは、母が自分で作って愛用している鍋つかみ!
編みかけのホームカバーを持ってきていたのですが
みたら編み棒が1本だけ???
保険証はやっぱりなかった
どうやら前の日に用意したのに、一度出してしまったらしい
その代りに鍋つかみ???
しっかり者の母にしては珍しい、でもなんとなく、小さな子供のよう
いつもより待ち時間も短く、道も空いていたので予定より早く帰宅できたのですが
私は珍しく夜になって体調不良
倒れるように眠り、今日1日ダラダラ、回復してきました~
せっかく今週教室が休みなのに、何もできていません
時期外れのフリースマット
今日の工房は羊毛が広がり、ひつじを知る楽しい1日でした
羊の工房パオにお願いして、みんなでフリースマットの講習を受けました
羊の毛(刈ったままの毛を洗った物から房を取り出してノッティングをします
間に太い糸を数段織り込みます~
持ってきてくださったのは白からグレー、所々濃いグレーのイングリッシュレスター
毛足も長く、カールがきれいでピカピカ
茶色のモコモコボリュームがある中くらいの毛は短めのコリデール
短めでも弾力があるダウン種の白い毛
贅沢に好きなところを選んで使わせて頂きました~
最初に出来あがったAさん
午前中スタートの4人が先に出来上がりました
お昼からスタートした4人は少し遅れて仕上がりました~
みんな、思い思いに羊の恵を満喫しました
バラバラとスタートする結果になってしまったのですが
パオさんがそれぞれに丁寧に説明してくださいました~
教え方が上手!!
工房を始めた頃、沢山助けてもらったパオさん、また楽しい思い出が増えました
みんなも時に違う先生に教えてもらうのもいいですね~
熱気ムンムンで、エアコンもあまり効きめがないくらいでした
服地を織るこつ 2 小管巻き
服地のように細い糸で大きな布を織る時は、極力間違いはしたくないですね~
打ち込みをそろえることや、色や段数を間違えないことは
最初から最後まで気を抜けないところです
これに集中するために、緯糸ではトラブルたくない
*シャトルが端まで上手に投げられること
*小管に巻いた緯糸がするすると出てくること
*緯糸が無くなりかけたときに小管に撒いた糸が用意されていること
そのカギとなるのが、小管(ボビン)の糸の巻き方です
なるべく固く、きれいに巻けていると、するすると解きながらシャトルが走るので
緯糸が引っ張られず、ふんわりと収まってくれます
私は小管の芯に紙を使っています
ワインダーの芯に巻きつけるのにちょっとしたこつが要りますが
一度出来るようになると、とても便利です
紙はクラフト紙の封筒、光沢紙では無いカレンダー、上質紙など・・・
サイズはB5サイズを4つに切ったくらい 角を落しますワインダーの芯の太い部分に紙を当ててしっかり押さえ
手で巻き始め、途中から歯車を回してしっかり巻きつける先が細くならない方がいいので、先を引っ張って紙を芯に平行にします
紙が巻き終わる前に糸端を巻き込みます糸を引っ張りながらテンションをかけて巻きますが
巻く位置をコントロールできるように、手は管巻きに添える感じ(写真の右端、ワインダーの歯車部分に、糸が油で汚れないように段ボールのカバーを付けています)
紙はいくらでも要らないものがあるので、残った緯糸もそのまま置いておけるし、
ウールのように太い糸は既成の小管より沢山巻けます
お手持ちのシャトルに紙のサイズを合わせます
糸が無くなって取り替えるのが面倒と沢山巻き過ぎると
糸の出が悪く、かえって手間取ります~
糸が抵抗なく出てくる状態で織れれば、シャトルを引き出すときに長く解かず
投げ込んだ時にシャトルが走りながら緯糸が出てくるようにすると
単糸の撚りが絡むことも少ないし、緯糸を手繰り寄せる手間も有りません
ちょっとした工夫がストレスを少なくして、楽しいを増やせば
苦手と思っていたことも挑戦してみたくなるかもしれません!
・・・と私はこんなことを考えながら織っているというご紹介に過ぎませんから
これをヒントにご自分に合ったやり方を見つけて下されば、それが一番です~
次は色と段数を間違えない工夫です~
服地を織るこつ
前記の服地の直しの話にはまだ続きがあります
『なんだか否定的な書き方だね』と娘に駄目出しをもらってしまいましたが
続きで、どうしたら間違えずにきれいに織れるかのヒントを書きたいと考えていました
それを事前にKKさんと確かめられなかった私の反省点でもあります
チェックのマフラーや千鳥格子の服地も、いつも問題なく織られてきたので、
チェックを織るポイントを再確認しなかったのが一番の原因でした
私が自分の体験から学んだことで、織る時に気を付けていることを
少しずつご紹介したいと思います
経糸がきれいに張ってあり、たるみでシャトルが経糸をすくったりしないこと
これは、経糸がきれいにできてくることがポイントです
最初のステップは経糸を作る整経の作業が、スムーズにできることでしょうか
チェックの場合、デザインを把握し、色と本数を間違えずに整経できると、後がとてもいいです~
間違えてやり直すと、糸がからんだり、たるんだり・・・
間違えて解くときには、何かに巻き取りましょう~
単糸は弱っている場合もあるので、解いた糸は緯糸に使う方が安全ですね
糸が絡まずにするすると出てくるようにセッティングも大事です
似た色がある時は区別する工夫も・・・
青に入る黒は青と同じ左側、赤に入るこげ茶は赤と同じ右側・・・というように
私はシングル幅(出来上がり75cm幅)の服地約850~900本を5つに分けて整経します
どの様に分けるかは始める前に全部決めておきます
同じ本数というより、チェックのデザインのブロック単位で分けます
(A+B)X2+A B+(A+B)X2 ・・・というように
これは巻き取りの時にペットボトルの重しを5カ所に吊るして巻き取るためです
画像がないので次にと思っている小管巻きの写真を入れましょう
私は紙を小管の芯に使っています~
1日服地の直し作業しました
前記でご覧いただいた服地ですが
機から外して良く見ると、緯糸がくるりとループになって織りこんでしまった所や
経糸の通し間違い1カ所、1色6段だったために、
綾織りがきれいに織れていなかったところが数カ所
綾織りの1.2.3.4.1.2が1色 次が3.4.1.2.3.4に織るところ
色が変わって1から始めてしまったために1・2・3・4・1・2 の次にまた1・2・3・・・
経糸が少し長く出ているため、手にも触るし、洗うと絶対キズにみえる
ということで、昨日はKKさんと2人1日かけて直しました~
経糸の間違いは1本抜いて、1本をチクチク正しいところに縫い込みます
綾織りに織れていないところは、2本(間違いの両脇を2色1本ずつ)抜いて
隙間を針の先でごしごし、両脇から糸を寄せます
スケールを当てて確認しながら織っていたものの
打ち込みにバラつきがあったことや、4段や8段のところがあったり・・・
打ち込みがきつかったところは1色5段でも、他と同じように見えます
ということで時間切れで終わらなかったところは持って帰って仕上げることになりました
このことから、教えられたことがいくつか・・・
私もですが、やっぱり60歳過ぎると集中できる時間が短くなり
見ているつもりが見えていないことも多いですね
無理せず楽しめる織りを心かげましょう
私にも良い経験になりました~
生徒さんの大作織りあがりました
2月から取り組んでいたKKさんの服地が昨日織りあがりました
ご主人にウールのシャツを・・・とラムウールの単糸で挑戦しました
チェックの柄は大好きなオレンジ系をいれた6X6のガンクラブ
ジャケットは背中心にハギ(縫い目)が入るのですが
シャツは1枚なので、織機目いっぱいの幅85cmで織りました
経糸密度は11羽/cm(インチの筬を使いました)なので、打ち込みも同じです
月3回では、どうしてもとぎれとぎれになるため、同じ調子で織り続けるのはかなり大変
1日に集中できる時間も限られてきますが、頑張りました~
KKさんと同じ位長く通われているTWさんは
ピーターコリンウッドの本に出ている綾織りのマットに挑戦しました
経糸の密度と緯糸の太さの関係が難しく、試織りのあと経糸密度を下げました
そして、今までで一番幅広に挑戦はKMさん
布を横に使ってロングの巻きスカートを作りたいと縮も考えて110cm幅に挑戦です
幅は広いけど、それほど長くないので、時間をかけてゆっくり丁寧に・・・・
☆手織り教室に空きが出ました
グラスハートさんのオープンアトリエ
思いがけなく講習がキャンセルになり、ふと空いた木曜日
帰って来たばかりの娘とグラスハートさんのオープンアトリエに行って来ました
アットホームな雰囲気にすっかり、リラックス
初めて会う方々とのんびりお話し、楽しかったです~
だから様子が解るような写真がありません!
糸くず手帖にもっと写真があります~
日本では海外のギルドのような組織がなく、
同じ楽しみの人たちが繋がれる機会が少ない
『そんな思いで、1人で交流を続けているのよ~』という
小柄ながらエネルギーが溢れてくる主催者Y先生は、
羊毛のように何でも受け止めてくれるようで暖かい!
今日が最終日
初めていらっしゃる方は表札に小さく『グラスハート』と書いてあるだけですから
気を付けていらしてくださいネ
(私達、近くを一回り、あちこち路地を入りました)
スピニングパーティー 出店とレクチャー
東京スピニングパーティー2016に出店が決まりました
加えて、1時間のレクチャーをさせて頂けることになりました
日時 9月10日(土)11日(日) 10:00~17:00
場所 すみだ産業会館 JR錦糸町駅徒歩1分
通販のお客様が多いタリフですが
実物を見て頂ける機会として、特別商品を色々と持って行きます
*通常は販売していない定番以外の色を主に、双糸の50g巻き
*ちょっと変わった、でも織りはシンプルなマフラーのキット
織体験もこのデザインの予定です
今試作中なので、詳細は後日お知らせします
*1色約5g巻きの10色セットとイベント限定全色パックなど
*チェックの本に掲載されているチェックが織れる糸セットなど
*通常販売のチェックキットも持って行きます~
限られたスペースのため、通常販売の双糸100g、200g、単糸100gは
たくさん持って行かれません
事前にお知らせいただければ準備していきますので、どうぞご検討くださいね
スコットランドの織りを紹介するレクチャー(スライドショー)
2日目の11日の15:30~16:30
消滅の危機から再起を果たした小さな織物工場の歴史を通して
産業革命前の手仕事のことや、スコットランドのことを紹介いたします
『スコットランドチェック』の本には入れられなかった画像もお見せします~
2日目の最後ですが、お買い物が終わってお帰りの前にぜひお立ち寄りください
スピニングパーティーでは沢山の方々とお話しできるのが嬉しいイベントです
『これを見て!』とお気に入りを持ってくる出店者のみなさんなので
知りたいことは何でも聞いてみましょう~
タリフでも出来るだけ色々なお話しをしたいと思います~
『他の方と話されていたので、声をかけずに帰りました』とお聞きするとがあるのですが
一緒にお話しできることもたくさんありますから、遠慮せず割り込んでください~
・・・とこんなことを書いていたら、テンションあがってきました~
自然の中で過ごした週末
週末は緑がとてもきれいな八ヶ岳で過ごしました
行きたいなぁ~と思っていたところに、家の修理完了の知らせをもらい
『しめた!』とばかり、金曜日に行ってきました
草刈りをしてきました
広いところは草刈り機で、岩や杭、切り株の周りはカマで、頑張りました~
普段余り運動をしていないので、体が硬くしゃがんでの草刈りはかなりきつい!
でも、暑くも寒くもなく、体の疲れは心地良いですね
『とっきょときょかきょく 特許許可局』と鳴くホトトギスが近くにいたようです
カッコウやウグイス、キツツキがコツコツたたく音、高い音で鳴いている鳥もいて
さわやかな風と新緑の中で、時間も、ゆっくり流れるようです
都会の暮らしで忘れていたものを気が付かされたような時でした
ずーと前、登山に行かないと聞くことが出来なかったホトトギスが里まで下りてくるのは
他の動物が人々の生活圏に出没するのと同じ原因でしょうか
町のお知らせで、『イノシシ退治に猟友会が活動します』というのも気になります
被害がでているそうです
確実に人と暮らしが増えているこの地域、
人間が野生動物の生活圏に入り込んでいるのでしょうね
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