平織り・2カラーマフラー 続き

2カラーマフラーのウェブショップで販売を初めてまだ2日
次々とご注文を頂き 有難うございます

ちなみにこのアイディアはタリフのオリジナルではありません
太い糸と極細糸を組み合わせて他の糸でもできます~

糸に簡単なテキストが付いています
平織りなので難しいことは無いのですが、1つポイントがあるとすれば
織る時に緯糸を打ち込み過ぎないことでしょうか(1cmに3段の割合)
テキストに実寸の緯糸密度を印刷してありますので、比べつつ織って下さい
織った後で、洗うと糸が膨らんで隙間が少なくなります

緯糸を打ち込み過ぎると、そちらの面は色がきれいにそろうのですが
裏の経糸が膨らめないため、縦縞の様に見えます
布としても硬い風合いになってしまいます

テキストではわからない方や、不明な点がありましたら
気楽にお問い合わせください~

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平織り・2カラーマフラー

無事に東京スピニングパーティーが終わりました

友人、織り仲間、糸を使ってくださった方、初めての方々と沢山、沢山、お話ししました
久しぶりにお会いできた方々も沢山、タリフのブースに寄って下さって、とても嬉しかったです

有難うございました~

糸やスコットランドのことなど沢山説明させて頂きましたが
それ以上に私が教えて頂いたり、気が付かせて下さることが沢山あり、感謝です~

有難うございました~

今回のイベントのために準備した、表と裏の色が違う2カラーマフラー
沢山の方に興味を持って頂き、売り切れた後もご注文を沢山頂きました
ブログを見て下さった方々からもリクエストも届きました

という訳で、ウェブショップで販売することにしました

この大反響に奮起した息子が驚くほどのスピードで作業をしてくれました!!

好きな色を2つご注文下さい

平織り・ 経糸密度 3/cm

糸2セット+テキスト ¥1700

この糸は1度巻くと他の事に使えないため、ご注文を頂いてから準備させて頂きます
発送まで少し日数がかかりますのでご了承ください~

ご注文お待ちしています
また今回キット等をお買い上げいただき、わからない事や不都合な点がありましたら、お問い合わせください
今回学んだことは少しずつフィードバックしたいと思っています

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大盛況でした

スピニングパーティー1日目
最初から沢山の方々で大賑わいでした~
次々と、来て下さる方が続き、ちょっと一息、時計を見たらすでに13時過ぎ
とうとう終了までお弁当を食べに離れた10分ほど以外他のお店を見に行く時間もなく・・・

糸の話、織機の話、スコットランドのはなし、楽しいお話しをたくさんしました~
通販で糸を買ってくださった方や、ブログを見て下さっている方、お声をかけて頂き嬉しかったです~

今回のメインに考えていた表と裏の色が違う2カラーマフラーのセットが大人気

午前中で完売してしまい、その後は織見本を参考にご注文を承りました

帰宅後、11過ぎまで頑張って明日の分を用意しました
ブログを見て下さっている方は是非お声をかけてくださいネ

お待ちしています~

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東京スピニングパーティー、明日からです

スピニングパーティーの搬入に行ってきました

こんな感じにまとまりました~ 

他のブースも、夫々に工夫と思いを込めたディスプレーが素敵です

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東京スピニングパーティーのお知らせ

  <<9月5日ー8日はご注文の発送が出来ません>>

今週末、6日(金)7日(土)晴海客船ターミナルと近くのホテル、マリナーズコートで
3年ぶりに東京スピニングパーティーが開催されます。

手織工房タリフは2006年の5回目から参加
今年も新しい提案を持って参加いたします。
ブースは客船ターミナル4階受付の裏側辺り、トイレの前です~

このイベントのために準備したのは『2カラーマフラー』 ¥1700
平織りで表と裏が違う色のマフラーが織れる糸をセットにしました
たくさんの色の中から選んだ12色からお好きな2色を選んで下さい


この時期に合わせて準備を進めていたのは
baru先生と試作検討を進めていた編みフェルトのペットボトルカバー2種類です

『雪』 ¥1500
太い糸を使って地の色に模様の色の2色です
模様も規則性があり、編みやすいです

初めて編みこみをする方を意識したデザインです
『キリム』 ¥2000
トルコの靴下の柄で、ビビッドな色に黒の模様が映えます
地の色はかわりますが、これも規則性があり、編みながら模様がよく見えるので、達成感が嬉しいです〜
裏の糸の渡りが少ないので編み込みが上手に編めなくてという方も大丈夫

スピニングパーティーでは、双糸の15gパックを2つと編み図というセットも販売します〜
¥1500

ペットボトルカバーのキットはbaru先生のブースPeggy & Magieでも販売致します~

この企画を始めたのはかれこれ1年前
クリスマスプレゼント狙い、簡単な方から販売する考えでしたが
サンプルが出来上がって見たらネットは結構難しかった・・・
そして、作る側の興味は色がたくさん入る華に向き
昨年末には難易度の高い2つを先に出すことになってしまいました
手織体験はこれ!
タータンチェックのコースターです ¥500

緯糸の色を多くすると糸始末がたいへんなので、両脇に綿糸をいれて房に
チェックを織ったことがない方、是非お試しください

織り終わったらその場で洗って仕上げます
当日は定番で販売している糸をたくさん持って行くことはできません
もし会場でのお買い物を決めていらっしゃる方がありましたら、事前にお知らせください
その分を準備して持参致します
また不足分が出た場合、後程 送料当方負担でお送りさせて頂く場合もありますので、ご了承ください

  ~*~皆様の御来場お待ちしております~*~

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涼しかった~

1週間の夏休みを八ヶ岳で過ごしてきました
海抜1092m(息子がスマホ?に入れたアプリで調べた)は朝晩寒いくらい
秋の気配が感じられます  ゆっくり寝てきました~

この夏休みの一番のイベントは、これ!

毎年恒例になった山岳部OBの仲間のバーベキューパーティー
今年は参加者38人(内子供4人) 車12台、庭に張ったテント14張り

久しぶりにゆっくりお会いする方々と沢山話しをして
皆さんが楽しんでくださった様子に大満足

夏休みをその時期に合わせたので、少しゆっくりしてきました

ネット環境が無いため、この間に頂いたご注文は対応に時間がかかり申し訳ありません
一足先に帰宅した息子が今日発送致しました

来週の東京スピニングパーティーに向けて準備に入ります~

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苫小牧からのお知らせ

苫小牧の友人から作品展のお知らせが届きました
作品展に合わせて、手織体験ができる、とても楽しそうな企画です
近かったら行きたいし、こんなことが出来たらいいなぁ~といつも思います

詳細はポスターをご覧ください

この『ゆのみの会』簡易な織機を使っていた皆さんがそろって4枚綜絖の卓上機を購入され
とても熱心に手織りを楽しんでいらっしゃいます

お近くの方、ぜひお出かけくださいネ~

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スコットランドボーダーへ

スコットランド南部、イングランドと接している地方はスコットランドボーダーと呼ばれています
この地域にツイード川が流れ、毛織物産業が発展したところでもあります

ルイス島から本島に戻り、インバネスを通ってこのボーダー目指して南下しました
途中、やっぱりネス湖は外せません

同行者が湖面まで下りて撮ったンネス湖です
インバネスのB&Bの奥さんが『ウィスキーを飲まないとネッシーに会えないよ~』と教えてくれました

前と変わらず、歴史の流れを見続けてきた風格を感じさせるところです
ビジターセンターに新しくシアターが併設され、歴史を映像で見せてくれます


幹線に入り、高速をひた走って・・・ その日の宿はエジンバラの南の小さな街です

都会の高速道路はどこも同じ、知らないとわかりにくいのですが、エジンバラを抜ける道は空港のサインを追って進みます
日曜日に空いているニューラナークへ
ここに流れる川を利用して織物工場が作られました
急速に発展した織物産業、劣悪環境で働き暮らす人々のために、ロバート・オーエンという人が、お店、学校などを作ってコミュニティーを作ったところとして知られています。その後これがアメリカでも広がったとか・・・
今は、ホテルや保存された織物工場、ショップ等が整い観光地として人を集めています
昔の様に、ここに住んでいる人たちもいるそうです

個々のお目当ては、やっぱり稼働しているミュール

実際ここのショップで販売している糸を作っていました

最終日に駆け足になってしまったタータンを織っている工場ロッキャロン
工場見学を申し込んであった時間ぎりぎりについたのに、受付に人がいない!!
ショップにお客さんもいない! なぜか以前と雰囲気が違います~

前回はドイツからのグループとワイワイ見学したのに、工場にも人が少ない
空のビームが目立ちますね

ハリスツイードでは手で経糸をつなぐ技に驚きましたが、ここでは経糸をつなぐ機械があるそうです
金属の棒のようなものが並んでいるのは経糸が切れるとそれが落ちて機械が止まるようになっている装置、
経糸に間が空いているのは、幅広で織って後で切ってマフラーに仕上げるためです

色々なところでキティーちゃんの物を見ました
これはこの工場で作っているキティータータン 

韓国のアパレル大手に買収されたこの工場、働く人たちの気概の低下が気になります~

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ハリスツイード4 Weavers

約1ヶ月ぶりになってしまいました
自分でも前回までの内容を確認しないと書けない有り様、失礼いたしました

ハリスツイードは工場生産ではなく、個人の織手(weaver)が自宅で織ることが条件に入っています
Harris Tweed Hebridiesで紹介してくださったのは、有名なドナルドさん
South Harris のこんなきれいな景色の所でした

車1台がやっと通れるような道を心配しながら進み、表札が無かったので1度は通り過ぎ
目のいい娘が『小屋に糸のようなものが並んでいたよ~』と見つけて引き返しました

実は、有名なと聞いただけで、余力の無さから予備知識も無いまま訪ねてしまいました

ゲーリック訛りが強い英語、茶目っ気たっぷりで訪問者を楽しませてくれるお人柄
織手だった父の跡を継いだ彼でも、彼の後を継いでくれる息子さんはいないそうです

後で解ったことは、大手メーカーの注文を受けていたり、高い評価を受けたことがあるとか・・・
何で、もっと突っ込んでいろいろ聞いてこなかったのか、悔やまれるのですが
いつか再訪したいという夢が出来ました

道を走っていて、Harris Tweed Weaver のサインを見つけて訪ねたところ

あいにく本人はお留守でしたが、奥さんが対応してくださり
その後手に入れた本に紹介されていてノーマンさんというお名前を知りました

スコットランド本島で歯医者さんを退職後故郷に戻って織り始めたそうです
本によると、幼いころから織手だったおじさんを手伝って織ったそうで
退職後迷わずこの仕事を始めたとか

次の経糸の準備がしてありました

織られた布が沢山、 時間が無くて、ゆっくり写真も撮っていません~


思い起こせば、私が初めてデイビットに服地の織りを習いに行った30年程前
デイビットも同じようにハタスリーで服地を織って、観光などで訪れる人に売って生計を立てていました
ハリスツイードは糸の太さ等が決められていますが、
デイビットはいろいろな糸を使って色々な織りをしていました

Harris Tweed Hebridesで見せて下さった整経と巻き取り作業

日本で着物の経糸など大管に経糸を巻いて並べ同時に沢山の経糸を引いて整経するのと同じでしょう
1本ずつの綾と反対の終わりの部分で大きな束の綾も取っていました

その大きな束の綾は巻き取りの時に幅を決めるWarp Spreader(仮筬)に経糸を入れる時に使います

巻き取りまで長い距離を取ることで均一に広がって巻き取りはあっという間に終わりました


今回この作業の1連を撮影したDVDを手に入れ
短時間訪ねただけでは見ることが出来ない工程を通して知ることが出来ました

この工程を見て、私のしている経糸の機掛けの、
いいえ、 私の織りの原点はこれだ!と知りました

書いてしまえば、こんな短い文章になるのですが、ここに来るまで随分長い時間がかかってしまいました
確かにエネルギー不足はあったのですが、
それ以上にスコットランドの有名なハリスツイードをどの様に紹介するか迷っていました
ブランドが有名になり、名前が一人歩きしているハリスツイード、
その本来の姿と布が持っている意味や味わいなどをどのように紹介できるのか・・・
一番引っかかっていたの自分の織りを自分の中での意味を確かにすることだったのかもしれません

長くツイードが好きでただ『これが好き~』で突っ走って来たのですが、
深入りして知れば知るほど単純には割り切れなくなっていました~
でも、原点が見えたところで、自分が見えてきたのでしょうね

今回の旅行報告、あと少し、続けてきちんと終わりましょう~

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服地の経糸をかけました

昨日はお盆休みのために、いつもの金曜日の午後のお仕事が無かったので
久しぶりに1日工房で1人の時間を楽しみました

前から計画していた千鳥格子ベースのガンクラブ

ハリスツイードの手作業で機がけするDVDを見て気が付いた事があり
今までは2本で整経することが多かったのですが、今回は8本でしました
チェックのデザインによっては、出来ませんし、慣れないとかえって手間がかかりますが
何度かするうちにこつがわかってきました

840本の整経、巻き取り、綜絖通し、筬通しまで1日で出来ました
今日の講習の合間に織り始められると思います~

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