暮らし

自然の中で~

週末に八ヶ岳の家に行ってきました
車の渋滞を避けて、少し早めの日程でしたが
見事寒い巡りに重なり、標高1000mはかなり冷えました

今回の目的は傷んできたベランダの板の交換作業
地元の方に板の調達をお願いして
作業は離れて暮らす次男家族も来てくれて
頼もしい息子たちの力量発揮でした


板に雨水が溜まっているところがあり
ついでに板のそりを変えるために裏返してきれいになりました
次はここで朝ごはんをいただきましょう~
(昼間は暑すぎますから)陽が差して暖かくなった庭で早いお昼を食べ終わった頃に
南東の空に不思議な虹が見えました



後で調べたら環水平アークと言うそうです
実際は写真で見るより少し濃い色でした
アーチ形ではない虹を見たのは初めて
自然の不思議な現象ですねそして、今日渋滞予想より早く帰宅しました
今は、木々の新芽が色とりどりでとてもきれいです



こんな景色を見ながら、これがあるから
日本の人は私も含めてグラデーションが好きなのかなぁ~と思いました

高速を降りてからは、街路樹のハナミズキとツツジがとてもきれいでした工房からのお知らせです
やっとスコットランドの工場で糸の準備ができたのですが、この大型連休を避けて
連休明けの週、後半に入荷になりそうです
在庫切れになっていたものから準備いたします

5月17日に予定している『機かけの講習会』
お申し込みが届いています
4種類のやり方をというので、経験者が多いようですが
次は初心者向けの講習会を考えたいと思います~

企画が出るのを待つのではなく、習いたいことリクエストしてくださいね
その人に合わせた講習を目指しています

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介護の話は今日でお終い

3月で終わりにしようと思っていたら、今朝は4月になってしまいました
昨日は、気になりながらずっと訪ねることが出来なかった
母と同い年の叔母に会ってきました
またここでも違う形の介護が継続中
施設にいて、良いスタッフに恵まれているものの
週に1回は会いにいく一人娘の従妹の苦労は少なくありません

介護のことを話始めたら切りなくあるのですが
お伝えしたいことは、あと3つ・・・

日本の文化の中には人の死について触れることを避けたいものがあると思うのですが
誰にでも同じように必ずやってくる、人生を終えるということ
この時をどう迎えるかは、それまでどう生きてきたかにつながっています
だから、どう生きるかを今から考えましょう~

それと、気になるのは、若い家庭で子供が一人ということ
今はそれで良いかもしれないけど、できれば2人以上育ててください
なぜって、親を看取る時、一人だけだと全てがその人の肩にかかってくるから
自分で判断できなくなった時、どうするかを決めるのは子ども
一人っ子の知り合いが、自分だけで決めなければならない辛さを話してくれました
仲が良くなかったとしても、兄弟がいるのがうらやましい・・・ と

最後に在宅診療の役に立つ取り組みについて
兄が長く在宅診療に関わる仕事をしていますが
母が寝付いたころから、本人と家族に頼んだことがありました
それは、亡くなった後に病理解剖をしたいということ
在宅で亡くなる方の医療的な情報を集めることで
これからの在宅診療に役に立てたいという医師の活動が始まっています

生前、母は兄からのこの希望を受け入れていました
息子を医者にしてもらったお礼に役に立ちたいという母の想いです
結果、肝硬変と老衰で少しずつ弱っていたのですが
それでもよくここまで頑張れたという所見があったそうです

もしこの取り組みについて詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください介護が終わるのを待っていたかのように入ってきた次の仕事
新しいチェックのデザインに苦戦しています
しばらくチェックを織っていなかったために
蓄えが減ってしまっていました
昨日はこんな景色を見て、色を補充してきました


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もう一歩踏み込んだ介護者への支援

桜の話が増えて、もう3月も終わります
そろそろ介護の話も終わりにしようと思います

どこへ行っても、介護が話題になりますが
1人として同じことは無く、正にcase by case
でも、介護者が大変なことは同じです
自分のための時間を削って、高齢者のお世話をするのですから・・・


私も覚悟して決めた在宅介護ですが
昨年末頃から、エネルギー不足を感じるくらい疲れていました
母の側に寝ることはせず、夜中に起きることはなくても
朝起きたばかりなのに母に食べさせながら
自分が寝たくなるほどの時もありました

2月頃からは、訪問看護師さんや先生にまで
「お疲れのようですが大丈夫ですか?」と心配されました
解ってくださるのは嬉しいのですが
実はそう言ってくれるだけでは、何も変わらないのです

そんな時に介護疲れから悲しい事件の報道もありました
介護に疲れて自分を無くしそうになってくると
必ず小さなSOSを発信しますが、それが受信されなければ
発信を止めてしまい、追い込まれていきます

私も教室の後、やりたいことを残して急いで帰宅する毎日
こんな毎日に、何かしようと思うことも、止めてしまいそうになりました
そんなSOSを兄妹に出しても、解ってもらえない辛い時がありました

そんな経験から、お世話になった介護関係の方々にお話したことがあります
それは、
『毎日介護者に接している方々が「介護者の疲労が気になる」と感じたら
ケアマネージャーを通じて他の担当者と共有して
何か具体的な策を講じて行動に移して欲しい』ということ
介護者の兄妹に連絡する(これは兄妹が仲良くないと難しい???)
断られても説得してヘルパーさんを増やす
説得してデイサービスやショートステイを使う などなど
一時でも介護者が介護を離れる時間を作ってあげることが必要です
気になっていても、何もせず悲しい事件が起きたら、凄く後悔されるでしょう
そうなるかもしれない!と思って、行動を起こして欲しいと思います


私の場合は、その後妹が頑張ってほぼ週末毎に来てくれるようになって
状況は変わりました
精一杯生き抜いた母を共有することが出来ました

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在宅介護から看取りへ 医療について

話が終わる前に、他の話題が増えてきているので
今度こそ、介護の記憶が薄れて尻切れトンボにならないようにしなくては・・・

両親を含め家族が決めていたのは、延命のための医療は望まないということでした
在宅診療に切り替えた時にもお医者さんと何度も確しかめられました
先生のアドバイスで、辛い状況が出たらそれを取り除くための医療は受け入れるという
はっきりした方針が、世話をする者にとっては迷わない支えになりました
医療関係者の家族だから、かなりクールに割り切れたのかもしれません

医者だった父は自分で薬を使っていましたが、それでも兄のアドバイスで
老人性糖尿のための血糖値を下げる薬はしばらく前から止めていました
食事の量が減ってきているのに、血糖値を下げてしまうと低血糖のリスクがあるためです
低血糖が過ぎると、即命にかかわるけれど、高血糖はそこからくる症状が出るまで時間があること
それを回避したとしても、体の他のところで老化が進んできて何が起こるかわからない・・・

母もペースメーカーのために入院した時から、家族が関わるようになり
退院後在宅診療をしている医師を主治医と決めた頃から血圧の薬を止めました
血圧の上下に癖のある母は、特に医師の測定で高くなる傾向があり
1日の中で下がってくる時があるために薬を服用することでふらつぎが出ることで困っていました
以前、若い循環器の医師に「薬を止めて脳梗塞を起こしてもいいんですか?」と
一方的に言われたのがとても嫌だったと話していました
脳梗塞のリスクとふら付いて思うことが出来ない暮らしと
残りの命の生き方として、どちらが有意義でしょう??
それでも在宅診療が始まって血圧が高いと、先生から何度となく薬のことは確認されました

なので、母の場合、薬も点滴も無しで自然のまま終えることだけを考えていました
そのために、食べやすそうな食事を用意する努力もしたし
フルーツジュースゼリーで口からの水分補給を頑張りました

そこまで考えていても、不安がなかったわけではありません
在宅診療の病院には24時間連絡が取れる環境はあっても
何かの時は自分で判断しなくてはならない不安は必ずありますね


その不安を超える支えになったのは、
工房に長く通われている元看護士さんのKさんのアドバイスでした
まだ介護は始まって間もない頃
「薬や治療をしたくなければ目の前の親が苦しんでいても、救急車を呼ばない覚悟が必要よ」
その言葉に、数年前、飼い犬を30分ほど痙攣し続けた後で看送った時のことを思いました
その時、やがて両親を看取るために、愛犬からの贈り物だと感じました
それに加えて具体的な指針をしていただいたおかげで、心を確かにしました

もう一つ指針となったアドバイスは
やはり工房の元生徒さん、長く老人施設で看護婦として働いたWさんの
「体が終わる準備をしているんですね」という一言
そうだ、体が終わる準備に入っているのに、
「これ食べて元気をつけて!」と無理に食べさては、
体に負担になると気が付きました
実際は頑張って食べさせるだけの余力が無い時もありましたね

言葉にすると、立派なようですが
してあげたら良いと分かっていても疲れてしないことも有りました
しんどいなぁ~と感じながら食べさせている時に
「もういいよ」と言われたこともありました
立場が逆転して、私が母親のように世話をしていながら、
やっぱり母は母親、見抜かれていたな~と思いました
そんな母だったから
大変でも在宅で看取りたいと思わせてくれたのでしょう

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遅い春の気配

天気予報で、週末は寒くなるというので、
昨日山の家へ行ってきました



さすが何事にも慎重は息子が水抜きをしているので
凍結で水漏れのようなトラブルも無く、春の準備はOKです

ひとしきり落ち葉を掃いたり、折れた枝を切ったり
体を動かして、気持ちが良かったです
冷え切った家のストーブの炎は和みますね

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介護のちょっとした工夫2 〈書いて伝える〉

時間が過ぎて、毎日していたことも忘れてきていますね
介護の話の続きです

母がまだ自分で食べられていた頃、お昼のヘルパーさんは会わないので
出かける前に冷蔵庫の脇に置いたホワイトボードに
母の様子や昼食の内容など伝言を書きました
常々の心遣いのお礼の言葉も伝えました

冷蔵庫を開けたところに〈今日の昼食〉とメモをつけて
いつも同じところに置くようにしました


寝付いてオムツ交換をヘルパーさんにしていただくようになって
寝室の隣の納戸に場所を作り、必要なものを並べました
電子レンジで温めるタオルが冷めないように小さな保冷箱も役に立ちました

そして体調が落ちてきた頃から介護日誌を付始めました
家族も含め複数の人が関わっているので、前の様子や伝言などの連絡にとても約に立ちました
父は寝付くことがなかったので、1冊でしたが、母は6冊になりました

ヘルパーさんは来るとまず目を通して参考にして下さり
その日のことを書いてくださいました

訪問看護師さんもその日のバイタルの様子などを書いてくださいました
留守中に来てくださることが多かったので様子がわかって助かりました
(必要があれば電話連絡がありました)

時々来てくれる妹にも、いつもの様子が伝わり
また妹の記録で、他の時より元気が出ることなどわかりました


そしていつも見ている家族も、様子を覚えていることが出来ないので
1日の食べる量や、眠っている時間や、オムツ交換の様子など
お医者さんや看護師さんに聞かれても、伝えることが出来ました

でも、後で思い起こすと自分の記録だったような気がします

私はこれができましたが、手抜きもいっぱいあるし
解っていても、自分が疲労しすぎると しかなったこと も多々あります
時に自分のことを諦めると、少し体力や時間が楽になるかなぁ~という時もあり
その後は、介護者が自分を無くして、母が喜ぶはずはないという葛藤でした

何か役に立つヒントがあれば嬉しいです

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介護のちょっとした工夫1

母が料理ができなくなった頃、
ヘルパーさんにお願いしたことがありました
でも限られた時間で、台所もきれいに片づけるところまでしなくてはならず
主婦があれこれ同時進行するようなわけにはいきません
母が寝付いてからは、「時間が足りなくなったら台所の片づけはできなくても良いから
母のケアを優先して欲しい」とお願いしました
ヘルパーさんは「決まり通りにする」が身についているので
このようにお願いするとヘルパーさんも働きやすいように感じました

以前は宅配のお弁当を使っていましたが、
母の介護ではもう飽きてしまっていたので、私が頑張りました!!!
カレイの煮付けにに豆腐とほうれん草のお浸しを加えて煮たり
ひき肉入りのぎせい豆腐、野菜スープ、かぼちゃの甘煮・・・・
タラでグラタン、芋リンゴ(サツマイモとリンゴの甘煮)この2つは妹
でも、私の多くはワンパターンの繰り返し
良く我慢してくれましたね

だいぶ食が落ちた父が、甘辛の濃い味付けで牛肉を食べたいというので
しゃぶしゃぶ用の薄切りを買って作ってみても
とっても薄いので、あっという間に火が通りすぎ硬くなりました
最後に見つけた方法は、
砂糖と醤油をフライパンに入れて煮たてて火を消す
しゃぶしゃぶ用のお肉を広げて入れてから、火をつける
お肉に丁度良いくらい火が通ったら、お肉を取り出し
残りの煮汁を少し煮詰めて火を止めてから、お肉を入れてからませる
これができた時には、父の食欲も落ち気味、続けて作ることはありませんでした
後日このやり方で、母にはすき焼き風煮も作りました

お魚や卵焼きなどは電子レンジで温めると固くなるので
ホイルに包んでオーブントースターで温めてもらうのは良かったです
お粥が熱ければ、おかずは室温で大丈夫
熱くしても、すぐには食べれないのですから・・・

父は熱々の汁物がすきだったので、広口のポットに入れて
テーブルに置き、自分で食べる時に器に移してもらうと
電子レンジでの温め直しも要らなくなりました

自分で食べられなくなって、飲み込みも弱くなってから
好きだったのがシュークリーム(クリームだけ)
合わせてプリンやフルーツゼリーを買って来ました
その内、100%のフルーツジュースを使って
規定量の1/3のゼラチンで口の中で溶けるくらいのゼリーを作りました

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外から受ける支援

在宅介護には、家族以外に、外からの支援が必要です

父の介護の時から、何人ものヘルパーさんに助けて頂きました
始めてみて、ヘルパーさんの決まり事が支援の仕方を制限していることを初めて知りました

ケアマネージャーとの相談でどのようなサービスを希望するかで
支援の内容が決まり、介護を受ける人の状況で細かく決まりがあるようです
でも、目の前の状況は一定ではありません
それを決まりから大きく外れずケアしてもらえるか・・・

最初は解らず、試行錯誤が続きました
そして気が付いたこと
やり方が違うとか、これが どうのこうの 思うのではなく
ヘルパーさんに〈お世話してあげたい〉と思ってもらうのが大事だということ
同じ事業所から来てくれた方でも人によってやり方は違います
大勢に影響がないことは、細かいことは気にぜず
その人の好きなやり方でしてもらう
でも、やり方を変えて欲しい時は、上手にお願いする

家族が手抜きをしていたのでは、
ヘルパーさんもほどほどで大丈夫だと思うかもしれません
手伝って下さる方をどうやって味方につけるか・・・

そのための工夫はまた次に
時間切れです~

そろそろ織りの話題も入れましょうね

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介護が始まる前に

在宅介護を始める前のことがありました

母の葬儀に集まってくれた親族の中にも
そろそろ介護が必要になりそうな叔母夫婦もいます
この先どうするつもりか聞いてみると、
「できなくなったら考える」という返事です

でも、この時点で、多分自分では考えられない状態になっているでしょう
自分で地域包括支援センターへも行かれない
沢山ある書類を読んでも、理解できない
介護保険を使えるようになるまで、時間がかかるし
いくつもの契約書に住所氏名を記入捺印して・・・と

一番難しいのが、自分たちの暮らしに他人が入ってくることへの抵抗感でしょうか
家族以外の手助け無しに介護はしてもらえませんから
そのために準備をしておくのも大事です
我が家は父にその傾向が強く、少しずつ慣れてもらう必要を感じていました
そこで、介護保険を使える状況になる前、社協の有料家事援助をお願いしました
1週間に1回、1~2時間、暮らしているスペースの外にある
お風呂、トイレ、玄関回りのお掃除をお願いしました
始めは少々難色を示すも、母が大変だから・・・と説得しました

介護の責任を負う子供たちも、事前に相談しておくことが大事ですね
自分たちがどのくらい関われるのか、どうしてあげたいのか・・・
経済、時間、体力、親との関係 などなど
子供たち主導で介護を準備することも大事だと思います

在宅介護をするつもりなら、在宅医療をしている先生を見つけて
介護が必要になる前から、診てもらって信頼関係を作っておくのも大事です

介護のキーパーソンになるのが、ケアマネージャーですから
相性が合う人を見つけるのも大事、でも難しい!
周りの人に聞いて良い人を見つけても、そういう方は大抵担当する人数に空きがありません
「嫌なら変えられる」と言われますが、その度に新しい契約書を交わします
我が家は諸事情で3回事業所を変えましたが、最後は面倒になりました

介護が始まってしばらくして母が「介護される方に教育が必要だ」と言いました
「他の人の手を借りなければ命を終えることが出来ない」
「全て自分が望むことは叶わない」と思った方が良いほど我慢を強いられることも・・・
まだできると思ってトイレにいって衣服まで汚してしまって
結果手伝ってもらうよりもっと大変な思いをさせてしまったり
来て欲しいのに、自分でブザーが押せなくなれば、来てくれるのを待つしかないし
欲しいものが食べれなかったり、食べたくないものを口に入れられたり
大変な思いを強いられるのです
「その覚悟をしておきなさい」という母のメッセージです

一つ一つその葛藤を超えて「ありがとう」という気持ちを伝えてくれた母だから
私の在宅介護をやり遂げられたと思います

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在宅介護を始めるにあたって

私たちは、在宅介護をするための好条件がいくつもありました

両親とは全ての生活が2世帯で分かれて、でも家の中の戸でつながっていました
これはヘルパーさんが働きやすい環境でもありました
介護者以外の世話はできないいので
洗濯や台所の片づけなど生活支援に他の人の世話が混じりませんでした

私が仕事をしているため、ヘルパーさんの支援が必要に応じて制限が少なく
また、私自身家を離れる時間があり
家族以外の人に会うことや、介護を考えていない時間が良い距離を保ってくれました
それでいて、会社勤務ではないので、ある程度時間の自由が利きますし
仕事場が歩いて10分だったので、ちょっと帰宅することもできました

始めは1人で病院の外来に行けた母が、家の中で転倒して在宅診療に切り替えました
その時に病院と家族の話合いがあり、在宅の看取りに向けて
家族の意思の確認も含めたっぷり時間をかけてくださいました

この時、すでに家族として心の準備はできていたように思いましたが
「介護は離れている息子娘も含め全員で担うべきで、実際の介護ができなければ、
している人に対価を支払うというのが介護の基本ですよ」と言われました
私は、近くにいて兄妹より多く両親に助けてもらったから
多くを担うのは当然かと思っていたのですが、兄妹間ではそれは関係がないことだと・・・
対価を払ってもらうことはありませんでしたが、考え方の大きな指針になりました

そこで介護経験者が考える一番大事なポイント
「実際に介護を担えない家族は、口をだすな!」
離れてみていて、「こうしたらもっと良い」「ちゃんと面倒を見ていない」「親が可哀想」と思っても
精一杯してくれていると信じて、労をねぎらってください

もうこれ以上できないと感じながらも、目の前のこと精一杯していて
それを兄妹に伝えても、解ってもらうまで随分長くかかりました
口をだされて(本人は口を出したとは思っていない)それなら、
「私は介護から降りる!」と思ったこともありました
「仕事を止めて一緒に住んで、介護手続きから、
食べられるものを作り、オムツ交換・・・全部やれ!」と
言いようない失速でした

だから「手を出せない人は口も出さない」が大事です
精一杯してくれている人がほっとすることを、してあげてください

今日はここまで
父へのスコットランド土産のマグカップが戻ってきました

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