昨日の朝、帰宅
夏休みは終わり、今日からまた活動開始です
海抜1000mはさぞ涼しいかと、楽しみにしていました
先行した両親が着いたときは天気が悪く寒かったそうですが
天気が良くなったら、昼間は暑い・・・
でもさすが日が沈むと涼しくなり、よく眠れました、と言いたいところですが
今回は、虫に悩まされました
スズメバチの巣が床下と屋根裏に2つも出来ていて
夕方頃1匹が家の中に迷い込み大騒ぎ
電気を全部消して網戸をあけて、出て行くのを確かめないと安心できない・・・
それから他の虫が寝ている間にブ~ンと来ると
電気をつけて退治するまで眠れない・・・
おまけに屋根裏の蜂の巣からブンブン音が聞こえてくる~~
古い建てつけの悪い家なので隙間がいっぱいあるので仕方が無いです~
でも、電話、テレビ、インターネット無しの生活で、リフレッシュしました
何をしていた???
それは写真を撮って、今晩にでも・・・
6月24日スコットランドに注文した糸が、やっと昨日発送されました
何度やっても、時間がかかりすぎている糸の輸入
何度社長さんと改善策を相談しても何も変わらない
社長さんはもちろん、みんな良い人なんだけど
日本の常識は通用しないスコットランドの状況です
スピニングパーティーに間に合って良かった~
今日から試し織第2弾を始める予定です
未分類
サンプル第1弾
夏休み直前、久しぶりに織りで残業しました
通常、金曜日の午後は他での仕事があり工房での講習はしませんが
今週はそこはお盆休実で、私の仕事もお休み
でも、来週夏休みを頂くために、今日は工房で講習をしました
いらしたのは2人のWさん
WさんNo1は、講習を始めてこの秋で2年になります
スーパーソフトの単糸で、スウィーディッシュレースのストールに取り組んでいます
WさんNo2は、ご都合に合わせての不定期の講習で今回が2点目
モスグリーンと赤でタータンタイプのマフラーを織り始めました
夫々ミスの直しなど、講習をしながら、自分のサンプル織りも進めていました
最後まで織り上げるつもりではありませんでしたが
夏休み前にはずしてみたくなり、8時過ぎまで残業しました
4~5色のグラデーションの杉綾のサンプルですが、
1色の長さ50cmくらい、それを9組縦糸を次々つなぎ、
無駄糸を出さないようにして、
次々織りました。
出来上がったら約5m
久しぶりに集中して織りました
色遊び、休み明けにももう少し
つくづく、糸屋のメリットだなぁ
とうれしくなりました
1週間夏休みを頂きます~
出店まであと1ヶ月
9月12日(日)13日(月)に晴海客船ターミナルで開催される
第10回東京スピニングパーティーに出店します
第4回から出店して、今回で6回目です
昨年、成り行き上前年と同じ様に出店しましたが
初めてスタッフとして参加した息子にだいぶ意見され
今年の方針は昨年終了時にほぼ決まっていました
今年は2ブースで、糸の販売と、手織りのミニワークショップをします
『お母さんは、織った後洗うと風合いが変わって、
それが楽しいと言っているだけで、見せてない』という息子の提案で、
小さい4枚綜絖の織機を持ち込みます
20cm角位のサイズで千鳥格子を織り、
織り上がったら、すぐその場で洗って結果をごらん頂きます。
その為に出店場所を水が近くにある、メイン会場の外、トイレのそばに移動しました
いつもStudio Tessileの中村さんが8枚綜絖のワークショップをしているお隣です
中村さんもタリフの糸を使ってくださっているので、
そちらで織られた方も終わったらその場でお洗いします~
中村さんも3種類のワークショップを用意しているそうです
どちらも、お試しくださいね
その出店に向けて新しいマフラーのキットを販売したいと今サンプル織りを進めています
グラデーションを入れた杉綾のマフラーですが、
毛糸を全部広げて見ていたら、色遊びが始まってしまいました
試したい色が沢山ありすぎて、次々とアイデアが出てきますが
それをどう整理して発表するか、工夫が要りますね
スピニングパーティーに間に合うように、
新しく工房のパンフレットを作る作業も進めています
これまでいつも、すべて自分でしていましたが
今回は工房に織りに来てくれている若手にお願いしてみました
出版関係のお仕事をされた経験と美術を勉強した彼女と話しをしていて、
彼女に託してみたいとおもいました
この間スコットランドにも一緒に行ったし、
とっても楽しみ~
物の無い時代に育った私は何も無い所から、自分で形に作り上げる
何でも手に入る時代に育った若者は、
決まったパターンにはめていく事で形を作り上げようとする傾向が強い
型にははまらない私のやり方が彼女の経験値になるといいかな
作品募集のお知らせ
ああでもない、こうでもない・・・
としていたら、とうとう日付も変わってしまいました
先延ばしにしたら何時になるかと頑張りました~
ホームページにお知らせUPしました
お得意様には明日《お知らせ》を郵送する予定です
(2・3日お待ちくださいね)
今年になって販売した方々だけでも、66人
以前買ってくださった全部の方々にはお送りできないので
もし漏れた方がいらっしゃいましたらご一報ください
お知らせが遅くなりましたが、情報交換の場としても活用できると嬉しいです
1日パソコンを・・・
意を決して、1日パソコンの作業を進めました
パソコン操作というより、考えている事をどういう言葉にするかが難しく
時間があっという間に過ぎていきます
昨年のスピニングパーティーでお知らせした
タリフの糸で作った作品の公募展の詳細を決めるのが、
当初の予定6月頃より2ヶ月遅れてしまいました
スコットランド旅行もありました
この暑さと年齢的な体力低下で無理もきかない
言い訳は多々あるものの、要は自分のやる気?
お知らせや申込書の原稿が出来て、後は印刷とホームページの作成です
何としても明日には公表したいと思います
6月6日タリフで行われた
バクパイプバンドのコンテストで。
Freserburgh Bagpipe Band
着ているキルトのタータンは
Flower of Scotland
リーダーの女性が凛として
とても素敵でした(一番左)
16枚綜絖
これまでの猛暑からするとちょっと涼しい感じがする日でしたね
でも、今日は大汗をかきながら織りを楽しんできました
月1回のペースで通っているスタジオ・テスレの中村さんが教えている
8枚綜絖の組織織りのレッスン
自分ではウールしか織っていませんが
ここでは綿糸でのサンプル織りなので、勝手が違います
顔と首には大汗をかいても、私の手のひらは乾いているので
織る作業に支障は無く、5パターンを織り上げました
その後で、16枚綜絖で2重織りを沢山織っている彼女の生徒さんを一緒に訪ねました
使っているのはタリフの糸、織り上がったベットカバーの仕上げに関する相談でした
16枚綜絖の織機を見たことはありますか?
これで2重織り・・・すごい根気、やる気、楽しんでいるご様子
感動しました
一つの事をこれだけ好きでいられるのは、幸せですねぇ
11月にタリフの糸を使った作品の公募展を企画中です
そこで、彼女の作品も見せていただけるでしょう
詳細は近日中にお知らせします~
涼風に一息ついて
雨が降り、連日の猛暑が途切れてほっと一息つきましたね
多すぎる雨が降っている所もあり、お気の毒に思います
お見舞い申します~
生活を言葉にするというのは思いのほかエネルギーがいることで
ブログを書けずにいましたが、工房での活動はこれまで通り続けていました
定期的に講習を受けに見える方々のほかにも、
これから始めたいという方が来て下さったり、毎日、忙しくしていました
織機の台数に限りがあり、単発講習は可能ですが
現在月ぎめでの講習枠は空きがありません
エネルギーを補充するために、夜の時間に編み物をしたりしていました
家の中は片付けを待っている物が沢山 !!!
物の片付けと心の整理はつながっていると思うので
少しずつ始めます~
小休止中です
毎日のぞきに来てくださる方々ありがとうございます
少しずつ旅の疲れが出たのか、暑さについて行かれないのか・・・
生活の中でもいろいろ続き、スコットランド旅行の報告が頓挫しています
工房で手織り講習をしながら、また年齢を重ねた母と話しながら
時に壁にぶち当たった娘と話しながら、
気がつけば自分の心と向き合うことに・・・
旅行報告再開に向けて充電中です
もう少しお待ちくださいね
Turriffへ
シェットランドからアバディーン空港へ戻り
ホテルに預けたスーツケースを引き取り、レンタカーとタクシーでタリフに向かいました
手織工房の名前 タリフがスコットランドの街の名前というのはご存知でしょうか?
スコットランドの北東部、アバディーン州にある街で、私の第2の故郷です
アバディーンの市街地の北西に位置する空港から、さらに北西約50kmにあるタリフの街
『あ~また戻ってこられた・・・』と心の中でささやき、景色を楽しみました
タリフの街から5kg離れた所にある農場Ardmiddle Mainsに着きました
2001年から2005年まで、スコットランド手織りコースをしていたところです
その時と同じコテージに4泊します
今回の旅行では、家庭料理を頂く機会がないので、料理上手の奥さん、ケイトに
この日の夕食をお願いしてありました
ブルースとケイト夫妻、それに私の織りの先生デイビット夫妻も同席してくれて
家庭のもてなしを体験してもらう事が出来ました
前菜
メインコースはローストビーフとヨークシャープディング
お食後はとっても甘いタルトとスコッチトライフル
とても美味しい食事を存分に楽しませて頂きました~
料理の味はもちろん、暖かいもてなしがとても嬉しい
このご夫婦は、お客さんのおもてなしが好きで、とても上手です
ブルースは8月始めに開催されるスコットランドで2番目に大きな農業際Turriff Showの事務局長、ほとんどボランティアに近いこの仕事を地域のために2人で一生懸命準備を進めています
このために忙しいのに、その様子を感じさせること無く、細やかにお客さんに気を配り
その場が楽しくなるような心遣いがとっても暖かいです
タリフの地域のリーダー的存在の彼らは、きちんとその役割も果たしてます
1年ぶりに会うデイビットは、ちょっと年取ったという印象
彼のデザインで織ったサンプルを持参して見てもらいました
シェットランド最終日
2日半のシェトランドの滞在、お昼過ぎの飛行機に乗るために
ラーウィックから南端に有る飛行場に行く途中
カニンバラにあるShetland Desingerのウィルマさんを尋ねました
前日の博物館で『ウィルマさんはとても色使いが上手』と教えてくれたとおり
沢山ある作品はどれも模様の組み合わせ、色の組み合わせがとてもきれい
シェットランド博物館のユニホームになっているベストもウィルマさんのデザイン
館内の標識などの色とのコーディネートされていました
この工房では家庭用の機械編み機を使って作品を作っています
パターンを選びサイズを指定して、作ってもらう事もできますよ~
私のサイズが無く、このデザインのセーターを注文してきました
夏の終わり頃届くでしょうか・・・楽しみです
快く写真を撮らせてくださったウィルマさんのご好意に感謝
ここで、紹介させて頂きますが、画像の扱いは良心的にお願いいたします壁にサンプル編みが沢山飾ってありましたが、その中でとても興味を引く物がありました
前日Shetland Textile Working Museumで昔の手仕事を見ていた時に、受付をしていたラウラさんが『フェアアイルのニットはスペインの影響を受けている』と教えてくれて、意外性を感じていました。ちゃんと資料を読んでいれば、知っていたはずなのに・・・
そしてウィルマさんがその事をもう少し詳しく話してくれました。
『スペインの船が難破した時にシェットランドの人々がスペイン人を助け、スペイン人の持ち物の中にこのような模様があり、それに影響を受けてこのような編みこみをするようになった』なので最初の頃のデザインは、この写真の中央にあるもの、Armedaと呼ばれているそうです。というのが私が理解した事ですが、これは帰ってきてから世界の編み物の本を読み直してみたら、スペインの影響について触れてありました。しかし、これも一つの説として伝えられている事だそうです。
これにはもう一つ追加の情報がありました
ロンドンから帰国する前日に訪ねた30年来の友人、Susanにこの写真を見せて説明したら、すぐ『スペインのタイルの柄にこういうのがある。スペインの船というのはエリザベス1世がスペインの無敵艦隊を撃墜した時、逃げるルートを閉ざされた生き残りのスペイン船が北上して難破した船でしょう。エリザベス女王が岸壁に立って《 I am the King ! 》と言って戦った』と教えてくれました。彼女はスペイン語を勉強して若い時に英語教師としてチリに2年滞在、スペインも旅行で訪れたことがある。読書が好きで、いろいろな事を良く知っている。 意せずして私の中でつながったことがなんだか不思議でした。
最近とてもフェアーアイルが流行ってきていますが、輪針で円に編み前開きや袖繰りを切り離して編むやり方が、長い間シェットランドから門外不出で守られていた事をご存知でしょうか?
私が始めてスコットランドに行った30年くらい前にも、シェットランドの編み物の本を買ったのですが、それには、このテクニックについて何も書いてありません。長い間フェアーアイルニットはシェットランドの人々の生活を支える手仕事、そのテクニックを島内に留めるために、他の人に知らせることはしなかった。その後北海油田が開発され人々の暮らしが変わって手仕事で生活を支える必要が無くなり、衰退していった経緯を経て、今また手仕事が戻ってきているそうです。その変化の中で、シェットランドで学んだ日本のニッターさんが、広め始めたと聞いています。現在ではそれが効果をあげ、日本向けの輸出が増えているので、良かったですね。私は2001年に上田文子さんにこの話しを聞きました。
Tさんがしていた手織り講習で織ったマフラーを
色がとても良いとウィルマさんがとても誉めてくださいました
さてシェットランドの美しい景色と羊の写真で、シェットランド報告を終わりにして
スコットランド本土へ話しを移しましょう
これはテクセルかしら?
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