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初めての出張講習

新年度が始まり、初めて地元を離れて名古屋でのチェック講習会です
いつも地元をうろうろするばかり、遠くへ行かれるのも、とってもうれしい

準備をしていて、工房のスタッフは
『こんなに出してしまって良いんですか~』と心配してくれた
私のこだわりで、糸や布のサンプリングを沢山します
いろいろなものを見せられて話を聞いても帰ったら忘れてしまった、
では残念ですから・・・
自分が受ける側だったら何を望むかを基本に考えています
それが合えば良いけれど・・・

初めての方々に会うのも楽しみですね
このきっかけを作ってくださったAさんに感謝です

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テキストをプリント

今週末の名古屋でのチェック講習のためにテキストをプリントしました
今回の受講者は3人ですが
月ぎめで工房に講習を受けていらっしゃる5人にも
同じ内容で少しずつ講習をするために合わせて8部作りました

全部で31ページ+資料 湿っているものが平らに乾くように本の間に挟みました
内容によって厚い紙、画像が沢山あるものはスーパーファイン紙
全部で250枚くらいになりますね

インクを6本の内4本も取り替えました
買っておいた紙も減って又買ってきてもらわなくては・・・・

今回はテキストすべてページナンバーを入れ順序よく進められるように考えました
ゆくゆくこの内容を膨らませてテキストブックにしたいと思っています

今日は工房に3人のお客様
昨年チェック展の時に、ガンクラブチェックのジャケットを買ってくださったIさんが
お友達を連れて工房を見に寄って下さいました
昨日はそのジャケットに少し長めの黒のスカートでおしゃれをして都内にお出かけ
一緒だったお友達にとても誉められたとうれしそうに話してくださいました
あ~~ 服地が織りたいなぁ~

もう1人は、お母様の介護をしながら織りをしたいけど、本を見ただけではわからないし・・・と
チェックキットを見がてら訪れてくださいました
お母様のショートステーの間を使って習いたいと、少し先ですが予約をしてくださいました

4月はやっぱり区切りの時なのでしょうね
新しいことを始めたい方が動き始めています

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オーバーショット

この冬、工房では次々と同じ課題をする方が続いています
まず、始めは4枚綜絖のワッフル、
結構大変なのに色を変えて2枚織った方もありました
織り間違いの直しも上手になりました

その後は、組織織りのサンプル
綾織ベースの組織を選んで組み合わせます

パターン毎に違う色を使うことも出来ますが
最近は、縦糸を濃い1色にして、横を明るい色で織ることが多いですね
みなさんタペストリーにしたいそうです

来月は平織りをずっとしていた方が4枚を覚えたい
組織のサンプルが織りたいと通い始める方がいらっしゃいます
決まった通りに進めるタイプの織りですが、楽しんで頂けるように考えます

そして、工房で目を引く作品はこちら

オーバーショットのテーブルセンター
初めてなので、縦糸本数が多すぎるとたいへんなので
縦糸はマフラー用の双糸、ベースになる平織りは単糸、模様の色は双糸を使っています
モチーフは本から取りましたが、本を参考にして組織図を自分で書きました
『理屈は難しいけれど織るのはそんなに難しくない』という彼女の感想です
1枚目は白のベースに黒の模様、2枚目はベースの単糸の色を代えて模様も少し変えます
縦糸を細くすると、もっと細かい模様がきれいに出るので
私もやってみたくなりました
今なら組織図に起こすポイントを覚えているので、間違えずに出来そうです

単糸の在庫の販売を始めるお知らせをいたしましたが
ぼちぼち注文をいただき始め、おかげさまで糸屋も忙しいです~

この週末の名古屋での講習会向けて準備を進めています
毎回テキストの見直しをし、手直しをしています
でもパソコンの仕事は眠くなるなぁ~

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ホームページUPしました

3月も末というのに真冬のように寒い1日でしたね
今日は、3年間通信制高校の勉強を頑張った娘の卒業式でした

いろいろあって、余り学校へ行っていない彼女にとっては初めての卒業式
年齢が違うクラスメートに、また一人ひとりを丁寧に受け止めてくださった担任、先生方に助けられ、3年の間で友達が出来、大きく成長させてもらいました単糸の販売に関するホームページの作成作業を進めていましたが
やっと出来上がりました
こちらです
在庫量確認のページもこちらにリンクしています

私のホームページは手作りで、
まだ、扱う件数が少なく、ご注文を頂くためのシステムを使っておりません
今後、増えてきたら考えますが、当面メモを取ってご注文ください
何事も『身の丈にあわせて、自分らしく』を大事に仕事をしてきましたので
可能な限り、私の言葉で、私のやり方でみなさんに情報を発信していきたいと思います
充分気をつけておりますが、不備がありましたら、どうぞご一報ください

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単糸の糸見本

日曜日から講習を再開、結構忙しい1週間を過ごしました
通常月曜はお休みですが、今週は祝日で講習をしました

その合間に単糸の糸見本の作業を進めていました
最初に出来た28セットは単糸を購入してくださった方々へ送って手元からなくなりました
そして、次の7セットが完成して、ここでのお披露目となりました

タリフで定番として販売している糸(双糸)の単糸スーパーソフト(ラムウール)48色と
しっかりしたツイード地向きのチェビオット42色です
スーパーソフトは薄手のマフラーやストールにもお使いいただけます
なるべく色合わせがしやすいように、と最大限の努力をした色数です~

これまでに注文を頂いて輸入、販売をしたものの残りが在庫になっていて
その在庫から販売いたします

ホームページ上で在庫状況をお知らせするようにしたいと思っていますが、
今日は、まだそのページが出来ていません~
毎晩、この作業をしようと思いながら時間が遅くなってしまいます

糸見本 1セット1000円
糸   ¥1000/100g 送料実費
1色100g以上 ご注文を頂いてコーンに巻きますので発送まで 1,2週間いただきます

11月に糸見本から在庫以外の注文をまとめ輸入します
この場合のご注文は500g以上

服地用の単糸の販売に関しては、私の長い間の思いがあります
手織りをしたいという夢を持ったのは小学6年生でしたが、その後手織りのものを見ているうちにいつしか服地を織りたいという夢に変わっていきました
大変な思いをして織った初めての服地は切るとバラバラになるような物で納得できませんでした 
その後語学留学させてもらった英国で出会ったのが油がついた紡毛糸で織って洗ってフェルト化させることで、しっかりした布になるという織りでした

その当時の日本では、原毛もなかなか手に入らない、ウールの服地なら、ホームスパン
手紡ぎを習いましたが、私は服地の量を紡ぐほど好きではない
糸を作るより織りたい、チェックが織りたい・・・と長い間暖めていました
その後、スコットランドのデイビットに出会い、服地を習い糸を手に入れました

糸を選べは良い服地が織れる、そのことを他の服地を織りたい方にもお知らせしたい
その一念で今の仕事をしています
この様なことが出来るとは夢にも思っていませんでした
今も、大変でも続けているのは、この糸が好きだからですね

工業用ということは、工場の織機で織る糸と同じということですが
同じ糸を使っても手織りと工場生産とでは、物が違います
そんな体験をなさってください~
初めて服地を織る方、千鳥格子がお勧めです
柄合わせも必要なく、打ち込みのばらつきがほどほど隠れてくれます

とりあえず7セット分、糸見本のご注文承ります
メールでお知らせください
糸の販売は4月1日開始を目指しています

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1週間の休養

工房を始めて初めて1週間の休養を頂きました
1週間前、日曜の集まりの頃から不調でした
日曜は腰痛がひどくならないように薬を飲んでいたのが効いていたようで
夜になって熱を出してしまいました
高い熱では有りませんが、めったに出すことが無いので、出るとちょっときつい
それが引き金になったのか、溜まった疲れが緩んで出てきたようで・・・
今週の予約が1件だけだったので、思い切って今週は休みました

ホントに久しぶりに家に居る・・・
目覚ましをかけないで寝るのも、久しぶりでした
この年齢で、不調で寝込むと『休んで元気になれる』という単純な結果でありませんね
その前から疲れていたということも有ったけど、熱は下がったのに動けない~
動かさないでいた間に筋力が落ちてすぐ疲れる~
少しずつ戻ってきました

という訳で、3月14日のチェック講習のまとめの会とグアテマラの織のお話会の報告が遅くなりました

3回目の講習のテーマはタータンタイプのチェックデザイン
これは、マフラーのように本数が少ないものでは、複雑なチェックには出来ません
思いがけない色の組み合わせに、夫々のお人柄が出ているようです
ベストに仕立てて持って来られた方もあり、意見交換が楽しいひと時でした
(手前のポンチョは息子がすべて自分で作り上げた彼なりのこだわりの作品)

その後、4人が加わり中村靖子さんにグアテマラ旅行の話を聞きました

テーブルにところ狭しと広げられた様々の布
『まず自分で見て、触って、感想を聞かせて!』から始まりました
デジタルカメラから流れるグアテマラの小鳥の朝のさえずり・・・・
何も無いところに、でも心豊かに暮らしている人々が居ることを知りました
でも、ここに、文明が入り、お金を持つようになると、今豊かに残っている手仕事の数々が消えていってしまうことが心配だという彼女の言葉に、文化が良い様態で発達する難しさを感じます。


まだ知りたいことが沢山あるし、みなさん一緒に行きませんか?とお誘いがありました

やっぱり体調不良が影響していたのか、たいした写真を撮っていません
もう少し詳細をお伝えしたいのに書けないし、残念!

明日から仕事復帰、講習が始まります
単糸の糸見本発送の準備、2週間後の名古屋の講習会の準備、など活動開始です
ゆるゆる、自分の心と身体と向き合い相談しながら歩みを進めます~

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心地よい春

東京もやっと太陽が顔を出して春らしい陽気になりました
縮こまっていた身体を思い切り伸ばしたいですね
私は五十肩がまだ治りきっていないので、思い切り伸びが出来ません~
でも、暖かくなったのに
以外にこの時期体調を崩していらっしゃる方が多いです
花粉症の方々は気の毒・・・

先日届いた単糸を注文された分量に巻く作業が終わりました
その勢いで発送するぞ~ 早く区切りをつけたい~ と思ったのですが
これまで、少しずつ溜めていた疲れが一揆に出たか
ちょっと失速しました
発送は、月曜日になります~
待っていらっしゃる方々、すみません~

という訳で早起きして、昨晩するはずだった今日の準備をしています

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糸が入荷しました

明日になると思っていたスコットランドからの糸が
今日のお昼過ぎ届きました

今まで在庫切れになっていたNo7の薄茶が入荷しました
そのほか、黒もぎりぎりになっていたし・・・
これで定番で販売しているものは、全色揃い、しばらくは大丈夫でしょう

でも、単糸は注文してくださった色が工場の在庫切れのため
当初の製造完了予定に合わせて待ってみましたが
結局その予定が延び延びになり、やむを得ずキャンセルさせて頂きました

工業用の糸で、通常の販売は産業ベースで行うところに
私のような、多種類少量の注文はとても面倒な仕事でしょう
なので、余り無理も言えません

単糸の糸巻きがあと数色、それと糸見本を終わらせて
私も、織りに集中したい・・・

3月14日(日)14:00~ 『ガテマラの織』お話会をします
話してくれるのは、先月グアテマラに旅行した中村靖子さん
手織り目線で集めてきた布の数々を持ってきてくださいます
興味がある方はお出かけください
場所は清瀬駅北口アイレック会議室 入り口の案内にはチェック講習会と書いてあります
チェック講習会のために糸も持って行きますので、見てみたい方もどうぞ

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色を組み合わせればチェック?でも・・・

4月3日(土)4日(日)の2日間に名古屋で企画した
手織のためのチェックデザインの講習会は、
お世話役の努力に反して反応が無いまま日が過ぎました

でも、一生懸命努力して具体的にした企画を止めてしまうのはなんとも残念
お世話役と、スエーデン在住の彼女の友人の熱意に答えて
お世話役のお宅を会場にこじんまりとした講習会をすることになりました

チェックが好きという方は多いのに、何で反応が無かったかいろいろ考えてみました
好きな色を組み合わせればチェックを織れるというのも確かです
が・・・  

興味が無いわけではなさそうなのに、受講に至らなかった要因は2つだと思います

1つ目は、糸
スコットランド製のこの糸で織ったチェックは、他の糸で織ったチェックとちょっと違います
毛染め(羊毛の状態で染める)の多色を混ぜて1つの色を作っているので
隣に持ってくる色によって、ひとつの色が違って見えます
単色でもきれいですが、他の色を隣に持ってくることで、その色がもっと映えます

2つ目はスコットランドチェックは伝統、法則があり
それを踏まえてデザインすると、スッキリ見栄えのするチェックになります

常々私が感じ、そして今度のお世話役が感じた
『チェックに2日間の講習をするような内容があるの???』というリアクションは
この2つのことをご存知ない方々の反応のような気がします
それは悪いことではありませんから、
気長にチェックの楽しみを広げて行きたいとおもいます

昨年スコットランドに行った折に手に入れた
『子供のためのスコットランドの歴史』の本を読んで
スコットランドの14世紀初頭のヒーロー、ウィリアム ウォレスを映画にした
ブレイブハートを見て、それからスコットランドの歴史に関する日本語の本を2冊読みました
ブレーブハートもそうだけれど、ずっと続く戦いばかり・・・・
殺戮を娯楽としていたり、血の気が多い人種らしく、平和な時代はほとんど無い
そんな中、産業革命と時をほぼ同じく、人々が戦いから豊かさを求める傾向を強め
毛織物産業も盛んになってきたようです
そんな時期にアーカート渓谷の領主さんが自分の領地に属したチェックが欲しいとデザインしたのがその後世界中で有名になるグレンチェック 1840年代のことです
タータンもエステートツイードも発達したのは割りに近年になってのこと

エステートツイードを調べたいと思ったら、結局タータンとかかわりが多いようです
そんな私が調べて納得した説をまとめてみたいとおもいます

一両日中に第2弾の糸がスコットランドから届きます
今回は在庫が無い色をいくつかキャンセルさせて頂きました
今、単糸の糸見本を一生懸命作っています
もう少しお待ちくださいね

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