第2土曜日はリジットの1日講習と、生徒さん向けの開放日
中々事前告知が出来ず、外の方が講習にいらっしゃることは中々ないのですが
それでも、生徒さんの中でちょっと違うことをしてみたいという方が来てくださいます昨日はHさんが咲き織りを使ってみたいと参加
箕輪直子さんの本からよろけの模様を選ばれて織りました
まずは本の通りの本数や織り方で・・・ いつも確実に進められるHさんです
タリフの糸を経糸にして、横はループ糸を加えて少し太くしました
実はこの技法、この織機ならやり易いと、生徒さんの1人から咲き織りをお借りしていました
思いつつもなかなか実行できずにいました
(アイディアはあっても出来ずにいると生徒さんが先にやってみて下さることが良くあります~)そして、遠く札幌からお客様がありました
昨年秋の札幌でのチェック展の時にお世話になったいとみちさんです
とても細かい手仕事をきれいにするいとみちさん
見せてくださった作品です~ どれも完成度が高く、素敵な作品ですね
これからの作品制作に双糸や単糸を少しずつ欲しいということで、ご自分で巻かれました
いとみちさんの手でどのような形に生まれ変わるのか、とても楽しみ!
作品のこと、手仕事のこと、居合わせた娘もアイディアをいろいろ頂きました~
お土産に下さったコーヒー羊羹は以外でしたが、美味しかったです~
コーヒーとよく合いました
Knit for Japanの被災地支援のモチーフ編みも
いとみちさんが札幌でなさったのがきっかけでした
東京滞在中ケストラーさんに会われるということで、手元にあった7枚を託しました
みんなが作業をする脇で、私も筬通し・・・
綜絖通しより早くできるので、夕方までに終わり、少し織り始めました
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試してみました
前から温めていた服地に取り掛かりました
いつも1から2本で整経していますが
今回は、先日の風合い工房での体験を踏まえて、まず4本どりでの整経に挑戦
デザインがグレンチェックなので、とてもやり易い
もちろん、整経にかかる時間も半分になりました
綾もちゃんと間違えずに取れました
そして今日は生徒さんが1人、それも前回の続きの織りをすすめられるので
その脇で経糸の巻き取りをしました
途中で中断することが多く、また今回は2着分と長かったので
結局1日かかってしまいました
引きそろえの糸の中にたるみが多く、少々トラブルの元に・・・
次回の改善点もわかってきて、早く織りあげて試してみたい~
ハイランドの民族衣装キルト
みなさんもご存じ、スコットランドを代表する衣装です
スコットランドでも北西部に位置するハイランド発祥で
タータンは世界中で愛されています
先日、キルトと言われても良くわからない
パッチワークのキルトではないのか・・・と聞かれたという話を聞きました
日本語では、キルト で同じですが
英語では Quilt と Kilt と別の言葉です~
全くの別物・・・でも日本語では同じ発音
タータンチェックというのも和製英語、英語ではタータンです
でも、タータンが意味するのはあのチェックだけでは無く・・・
スコットランド発祥のグレンチェック、ガンクラブなどはタータンではありません
チェックデザイン講習会の度にこの話をしますが、
話した直後からタータンチェックという言葉がみなさんの口から出てきますから
それだけ、根付いている言葉なんですね
それほどタータンチェックは魅力的ということでしょう
スコットランドから雪の便り
スコットランド、タリフに雪が降ったと写真が届きました
一部の畑にはすでに大麦の種まきが済み、仔羊もたくさん生まれてきているけど
まだ水仙は咲いていません
これが、素晴らしい夏もたらすと信じましょう~ とのケイトからのメールでした、
大作が織りあがりました
転勤を前に集中して講習に来ていたTさんが、10日間かかって大きなサンプルを織りあげました
夏には造形大学の通信課程で着物を織るけど、その前に織経験を積みたいというご希望で、通常の組織サンプルより大きなサイズで挑戦しました経糸に組織10パターン、緯糸は初めに平織の色サンプル、綾織りベースの組織を約20パターン、最後は間に細い糸の平織を入れたパターンと平織ベースのサンプル
Tさんは間に綿糸で平織を入れて、3つに分けられるようにしました
色をあれこれ選び、丁寧に、楽しそうに織られていました~この色合わせは糸屋をしているから出来ること、1つ合わないとすぐ他の色が選べます~
決まったパターンではなく、いつも織る方が選んだパターンや色を組み合わせるので
私はいつも、沢山勉強です今日織り終わったAさんは3作目のグレンチェック
2色からいきなり4色になって、とても集中して取り組みました
打ち込みも気を付けたので、チェックのサイズがそろってますね
経緯を同じ密度に織るというのが、チェックの基本です~
そしてもう一つ織りあがった大作はMさん
クラックルという織り方です
札幌の展示会の折りに見せて頂いた作品がきっかけで本を買いました(洋書です)
それを見て、これも色を楽しまれました
厚地なので、布として仕上げて何かを作られるそうです
私も織ってみたい~
まだどの様に色が出るのかつかみ切れていません・・・机上講習を受けて自分で織っているKTさんから写真が届きました
大好きなチェックでお子さんの幼稚園入園準備で作るバックです
さすが、お洋服を縫うお仕事をされているだけあって仕上がりがきれいですね
なぜか子供が小さかった頃の自分を思い出しました
私も、いろいろ作って楽しかったなぁ~
研修から学んだこと
風合い工房の研修からあっという間にもう1週間
ピザパーティーをしたり、八ヶ岳へ出かけたり・・・
昼間は講習、夜は6月の英国旅行のための問い合わせのメールなど
思うように事は運びません~
さて、先週を思い出して、研修の成果をまとめましょう
研修って言っても、ただ現状を変えて遠くへ行きたかっただけ?
でも、確かにいつも教える立場から教えて頂くのはとても良い経験です
私が一番大きな成果だったとおもうのは
「慣れているやり方が一番楽!」ということ
確かに絹の様にすべりが良く、でもウールほど収縮性がない糸と
油がついていてもすべりが悪く、でもほどほどの収縮性と
絡み合って束にまとまっていてくれるウール
太さや扱う本数の違いもありますからその糸に適した扱い方はありますが
それに増して、その人がやり慣れた方法が、楽に機掛け出来るということだと思います
だから、不都合な点は変えるとしても、
何度でも同じやり方をあきらめず繰り返して慣れるまでやって下さい~
今回はあえていつも使っているラムウールの単糸を持って行きました
同じ糸での比較をしたかったからですが、
やはり、糸によって適した扱い方がある事、
私の布に対する考え方は洋からきていることを感じました
例えば布の風合いと糸密度の関係
私は経と緯の密度は基本的に同じです
だから柔らかい風合いにしたい時は経糸の密度を下げ、横も同じにします
通常タリフで販売している双糸は5/cmの密度で綾織をお勧めしています
もっとフワフワにしたければ、4/cmで織るという風に考えますが
実際にはガーゼを織っているように隙間だらけなので、織りにくいです
でも、森田先生から教えて頂いたのは経糸の密度はそのまま
緯糸の打ち込みを少なくして柔らかい風合いにする方法
どちらも正解! 織り易いのは緯糸の打ち込みを少なくする方でしょう
注意点はチェックを織る時
経糸緯糸の密度を同じにしないとチェックの見え方が変わってしまいます
組織図の書き方も違うし、同じ到達点にたどり着く道筋も少し違うみたい
でも、「何が正解、何が間違いは無いから、夫々でいいね」というのが
今回森田先生と様々な情報を交換してお互いが認めた思いでした
使わせて頂いたレラ・オ・レラは布を織るのに、ストレスがなく良い織機でした~
細めの糸をたくさん織る時に欲しいなぁ~と思いますが
今すぐは先立つものが無くて・・・
複雑な組織が好きなら外国の織機かもしれませんが、
布を織りたい方は日本人の体格に合った織機がお勧めです~
<<ちなみに、行き先を探している昔の着物用の幅が狭い織機の情報あります>>
長い経験をお持ちの森田先生には沢山引出があり、その引出に様々な情報が沢山~
次はウール以外の糸で教えて頂きたいと思っています
6月のスコットランドの旅行がとても楽しみです
初めて、ルイス島に渡り、ハリスツイードを見てきます
春の八ヶ岳
今年の冬は寒さが厳しく、あまり雪が降らない小淵沢も雪が多かったそうです
やっと暖かくなり、山の小さな家の春支度をするために行ってきました
笹子トンネルの事故のために冬支度は自分達で出来ず、地元の方にお願いしました
さすが水道屋さん、水道管が凍ることもなく、感謝!
冬前にしたいと思っていた枯葉などのお掃除をしました5月の連休に草が沢山伸びている方がいいと、庭の落ち葉も掃き寄せました東京ではなかなか体を動かすことがないので、気持ちがいいですね
昨日の朝は山がとてもきれいでした
さあ、今日からまだ元の暮らしです~
次は研修の続き・・・
ピザパーティー
しばらく前から色々なピザが食べたいなぁ~
一人じゃいろいろ買えないし~
今年入られた方からまだお会いしていない方に会ってみたい~
短期集中で来られているTさんが近々京都転勤~
という声をまとめて、工房でピザパーティーをしました
美味しいピザをたくさん食べて、差し入れの美味しいワインを飲んで、沢山しゃべって、笑って、
とっても楽しいひと時でした
取りに行くと2枚注文で1枚無料というサービスで格安のパーティーでした
一人ずつ手織りのために工房に集まったみなさん
とても仲が良くて、嬉しい~
研修は楽しい!
久しぶりの遠出で、なんだかとっても嬉しい
ちょうど桜が満開でした 地元では見ていなかったのでこれも嬉しい!
今回の風合い工房での研修の目的は、
整経・機上げを従来からの日本のやり方でしてみるということでした
最近になって、私のやり方はデイビットから習った洋のやり方???と気が付いたからです
それと風合い工房オリジナル織機のレラ・オ・レラで織ってみたいと思っていました持参したのはラムウールの単糸3色
デザインを決めて計算で必要量を出して大管に巻きます
往復整経で8本を同時に整経します。
今回はこのやり方がやり易いように4本ずつ色が変わるガンクラブ
まあ、初めてでは無いし、大丈夫と思ったのが間違い
やってみたら、綾が抜ける、糸が所々たるむ、自分の整経じゃぁあり得ない!
先の工程が思いやられるなぁ・・・
でも27回繰り返すので、最後は少し上手になった
綾が数カ所取れてない・・・
まあデザインがわかり易いからどうにかなるとは思ったけど少々情けない織り幅に巻き取るための荒筬通し
実際は寸法に合わせるために実際使う筬に3羽あけて4本ずつ通す
織機の椅子がこの作業のために工夫されているのに感心~
単糸を選んだことを再度後悔
糸の先がクルクル絡まってやりにくい~写真は経糸の最後を輪のままセットし終わったところ
慣れないとはいえ、糸は絡むし、沢山触っているので毛羽立っている、
まして所々たるみがあるのでは絶対どこかで経糸が切れる!と覚悟するも、
そこはさすが経験豊富な先生、余計な手間をおかけしたのに、
物ともせずあれこれ工夫が出てくる・・・
やっぱりキャリアだなぁ~
巻き取り最中は夢中で写真無し
先日チェック講習に参加された I さんから伺ったように漬物石が活躍しました
1本も切れることなく、無事巻き取り終了綜絖通しは織機をたたんだまま、低く置き換えた織機用の椅子に座ってします
ここまでくれば本領発揮・・・
糸も良く知っているし、慣れてるから大丈夫
筬は25羽/寸、ちょっと細かいので、少しずつ確認しながら進めます
通し終わって結んで、ペダルのタイアップ
これは、間違えるとストレスなので、自分の慣れたやり方で・・・
私は1本のペダルに綜絖1枚、同時に2本足で織ります~
少し織って10時になり1日目終了
2日目はサクサクと問題もなく織りました
久しぶりに織ることだけ・・・
森田先生が用意してくださる食事もおいしいし、何より考えなくていいから嬉しい!
もちろん工房に着いた時から、帰りバス停まで送って下さった時まで
織のこと、今度一緒に旅するスコットランドのこと、そして人生のこと, 等々・・・
沢山しゃべって、また自分を見る、貴重な時間でした~
楽しかった~~
大変お世話になった森田先生 有難うございました
ここから学んだこと、ちょっと長くなったのでそれは次回
研修に行ってきます~
いつも手織を教えていますが、時に習う立場になりたいと
今日明日で風あい工房へ行ってきます
森田先生はスコットランドから糸を輸入して販売してすぐからのお得意様でもあります
何かにつけてわからないことをお聞きしたり、お客様を紹介して頂いたり
お世話になっています
2年ほど前には、反幅帯が織りたいという生徒さん方と講習を受けました
5月末から一緒にスコットランド旅行へ行くことになりました
念願のハリスツイードを見に行きます~
講習もですが、こちらの話にも話が咲きそうです
久しぶりのお出かけ、楽しみです
最近開通した西武池袋線⇒副都心線⇒東急東横線で乗り換えなしで横浜まで行きます
前は2時間近くかかったのに、なんと最短1時間9分
天気が悪くてちょっと残念です~
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