『ウールと絹、お互いに失礼ですねぇ~』
一つ前の記事、市松模様に織ったマフラーを見せたらこう言われた
言ったのは、絹を専門に織っている行松啓子さん
(言われても又織りますよ~)
東京に出るついでに、私の所に流れてきた絹糸を見にきてくれて
色々な糸についてどういうものか、どのように使えるかをいろいろ教えてくれた
この方、学会で発表したり、中之条大学の市民講座で話しをしたり
織った着物を出展して賞をもらったり(どこに出展したのか失念!)
5年滞在したタイでは英語で学会発表もした、実は、とてもすごい人
絹がそれだけ大切な素材だからこそ、上記の発言になったのだろう
先日の桜染めのことも
『布を入れたとたんにさぁ~と染まる
参加した人たちは、びっくりするけど、
時間と手間をかけて染液をそのように作ってあるし~』
話しを聞くとやっぱりやってみたくなる
流れてきた絹糸の中にあったとてもきれいな白の糸が
めでたく行松さんの元にお嫁入り
帯になるらしい
糸が生かされて、とてもうれしい
失礼度が少し少ない?綿と絹を合わせて織るアイディアも教えてもらった
何だかチェックから離れて違う方向へ道が開いてきたような・・・
いつか彼女が市民講座でしている講演を東京でもやってほしいなぁ
それにはもっと色々紹介しなくてはね
聞いてみたい人、この指と~まれ[#IMAGE|S49#]
スタッフのMさんが服地を織り終え
糸が外れた大きな織機は、何だかさみしそう
次に織るものは決まっているから頑張ろう
織り
異素材の組み合わせ
絹糸を巻きながら、試してみたいという組み合わせで織ってみた
パリッとした感じの絹糸はどういうものなのかなぁ
セルシンが付いたままなのか、糊が付いているのか・・・
失敗覚悟で双糸のウールと絹糸3本取りの組み合わせ
織っている時から、多少波うっている
洗ったらウールが縮み、絹は縮まないから面白い
この組み合わせにはまりそう
オーバーショット
しばらく前から組織図を書いて準備していた
オーバーショットのマフラーを織りました
この織りは目が詰まっていないときれいに見えません
なので、糸はカシミヤ
2,3年前に自分用に織ったものがとても良いので
手間はかかるけど、模様が出てくるととても楽しい
生徒さんに教えながら何度か間違っては直し、
組織図を迷いなく書けるようになった
先日お見せしたニットのバック
この2.3日気温が下がり、娘が使いました
やっぱりベルト部分が延び、少し短くしたほうがいいみたい
アラン模様が斜めに出るのがいいですね~
最近いろいろな事が思わぬ方向へ道が開けていく
何だかとても不思議に感じる
Mさんの服地
工房を始めた時からずっと手伝ってくれたMさん
服地を織っています
広幅になれるために、1枚ブランケットを織り
初めて長い物に挑戦しています
織った量はあまり多くないけれど、ずっとこの糸に触れてきたせいか
扱いにも慣れて、楽しんでいる様子
チェックのサイズを合わせる為にたびたび型紙をあて
丁寧に織り進めています~
先週1日織った日は1.1m織れた!!
服地の経糸
一昨日服地を織り終えた織機に今度は息子が経糸をかけました
昨年双糸でマントの生地を織り
今度はチェビオットでジャケット地をと計画を立て、織機が空くのを待っていました
今日1日で、840本6mの整経と巻き取りをしました
前回は双糸で特に問題なく出来たのですが、
単糸は多少撚りが戻り糸同士が絡むのでちょっと難しい
無地のように見えますが、千鳥格子です
『初めて単糸で服地を織るならチェビオットで千鳥格子がいい』
と言うのを聞いていたのでしょう
柄合わせも無く、多少の打ち込みの不均等な所を隠してくれます
私も千鳥格子を随分沢山織りました
今日の大事なポイントは、均一に経糸を整経すること
少々トラブルが有ったところはやはり巻き取りで手間ががかかりました
いつも思うことですが整経は集中力が続かないと難しいですね
私は、なるべく1人でこの作業をします
作品2点
連休の後半は、お仕事でした
手織りを始めて2年を過ぎたお2人が、相次いで織り上げられました
最近は細い糸が多く、今回は2人ともカシミヤです
何と言ってもオレンジが好きというKさん
本から見つけてスウィーディッシュレースに挑戦したMさん
気がつかないうちに細い糸も難なくこなせるようになったお2人
Kさんの今年後半の目標は服地ということになった
織機の空きを調整して、取り掛かることになりそう
黒のブランケット
今日Wさんが息子さんのリクエストで織っていた黒のブランケットが織りあがった
実物はもう少し暗い色合いです
いつものことながらWさんはとても仕事が丁寧
織り縮みも少なく、きれいな織り上がり
太い糸に黒が無かったので、これは双糸を2本取り
経糸の密度は 3羽/cm
仕上がりがとっても楽しみ~
テキスト手直し
先週、今週と、特に機ごしらえに苦労しているという方々の体験講習が2人
私のやり方で、「こんなに楽に出来るなんて目からウロコ」と言って下さった
前からしたいと思いながら先延ばしにしていた
織機に経糸をかけるやり方説明のテキストの手直し
やっと必要に迫られて、やり始めた
一度はパソコンが得意な息子に頼んでみたものの
私が思っていたレイアウトとはちょっと違う
字を読むのが得意な彼、苦手な私
出来れば、写真と説明、順番に見れば分かるようなものにしたい
兎角、説明分がまとまると読む気にならない「読みたくない病」が出てくる
文字での説明より、写真で見せる
どこそこ、やり易いようにするヒントがいっぱい
初めての人でも出来るように・・・が目標だけど
と・・・昨日の午後結構上手くで来たかな~と思いながら
食事の仕度の為に中断、保存をどう間違えたか、見直そうと思ったら
データーが無い!!!
もちろんやり直しは出来るけど、夕食後は何も考えられない
もうエネルギーが残ってないよ~
しばらく前はやりたいと思ったらエネルギーが沸いてきた
でも、それも限界???
この2・3年の体力低下にはがっかりしているけど
やっぱり運動しなければ・・・と朝のウォーキング再開しました
ハートのマフラー
金曜日に講師として行っている福祉センターで
グループの1人Kさんが、お孫さんから手紙でリクエストされた
ハート模様のマフラーが出来上がった
ハートは織れないので、無地のマフラーを織ってから
ハートのクッキー型を使ってニードルフェルトの要領でハートを散らしました
最初はとても静かで聞かれるまで黙っていらっしゃるようなKさんが
今日はとてもうれしそうにお喋りがでて、良かった~
夢中でグレンチェックに挑戦している古株のKさん
春ものの、軽い薄手のショールを織り始めたHさん
終了時間が来ても房撚りを終わらせたくてボランティアさんに無理を言えるようになった若いKさん 最初の頃はむっつり織りに没頭していたけれど、この頃は笑い顔を見せたり一生懸命話しもされる
しばらくのお休みをはさんで4ヶ月かかってタータンタイプのマフラーを織り上げたNさんは
次の色違いを織るために真剣な表情で色選び・・・
他の方々も2時間半を楽しく過ごされている
これが福祉センターの手織り講座の目的だとおもう
中途障害(脳血管障害)が多いのですが、
皆さん残された機能を使って一生懸命生きている
長い間に、沢山のことを教えてくれた方々
一つの体験が小さい宝の一つになって沢山に増えた
新入り織機
今年にはじめに引越しされた二宮の風あい工房さん
タリフの糸の一番のお得意様です
同じ二宮内に引越された森田先生を訪ねたのが3月はじめ
大きなお家になり、『宿泊つき講習や、プチ家もどうぞ~』とのこと
オリジナルの『レラ・オ・レラ』という折りたたみ出来る織機を販売していらっしゃる
引越しに伴い少し台数を減らして・・・と聞いて
すぐさま、その1台をまわしてください~とお願いしました
現在織機を製作しているきつつき工房さんのメンテナンスを経て
先日その織機がとどき、糸を掛けてみました
織らないときはこのように簡単にたたむことが出来ます
現在の織機は細部で改良されているとのことですが、基本的には同じ構造
いつもフレームががっちりしている織機を使っているので
経糸を掛けている時にスウィングしやすいのはちょっと慣れないけど
所詮織機は手に入れたものをどう使うかの工夫が必要
使い慣れると、問題なく扱えそう
実際織ることはとても具合良く、気分良くサクサクと・・・
ずっと暖めていた色を使ってチェックが出来て、これもうれしい
やっぱりチェックは織っていて楽しいなぁ !!!
昨年注文を頂いた単糸を2日半ほどかけてコーン巻きしました
お陰で、腰が痛い・・・
体のいつも使わない所をつかったのでしょうか
夢中で、痛みや疲れを感じる暇も無く、写真を撮るのも忘れました
今月から仕事時間を増やした息子はこの勢いに乗せられて疲れきった様子
今日宅配で発送予定です
糸をストックしている屋根裏部屋にコーンに巻いた糸を整理するための
中古の棚もはいりました
次のステップに進めます










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