12月15日から17にまで3日間予定している、手織りと音楽を楽しむ会
やっとDMが出来上がり、この週末に発送しました
詳しい内容は、こちらをご覧ください
手織工房で、手織り体験とニードルフェルト
音楽教室で、1日4回30分のミニコンサートを予定しています
3日間で計12回ありますが、その時によって演奏者と内容が変ります
テレビや、ゲーム、パソコンが多くなり、実体験が少ないこの頃の生活
自分の手で何かを作り、生の音楽を聴く、そんな機会になれば嬉しいです
私が織りためた作品も展示、販売いたします
この秋には、色々な色のストライプのマフラーを織りました
新しい服地が3点、また椅子の座面用の布もあります
シングル幅2mしかない布で、ハーフ丈のマントも試作中
今から予定に入れて、是非お出かけください
(手織り体験とニードルフェルトは予約も承ります)
未分類
2つのホームスパンの作品展へ行ってきました
今年は秋から、次々と作品展を見に出かけています
今回は、もう無理かなと思っていたのに、突然1日空いたので
思い切って2箇所をはしごしてみてきました
一つ目はホームスパンの清野新之助先生の作品展
DMに『市販の網糸で色々な色合いのマフラーを織りました』とあり
手紡ぎの清野先生が、編糸をどうされたかが、興味津々
今日は最終日でしたが、余り人も多くなく、清野先生とたくさんお話をしました
スコットランドチェックの事、日本の人たちのウール好きとか、扱い方とか
伝統がない分、自由な発想で作品作りが出来るようです
フェルトの筒型マフラーの作り方も教えていただき
一度工房に伺って見せていただく約束をしました
若い頃、木彫や木工細工をなさっていたとのこと
手織りの作品に混ざって木の作品がたくさんありました
紡ぎ車が幾つもあって、先生らしいです
益々新しいことを挑戦なさる意欲に、こちらまでパワーをいただきました
お嬢さんのホームスパンの作品もたくさんあり、暖かさが伝わってきました
前に、『スピンドルで紡ぐように紡ぎ車で糸を作りたい』とコメントされているのを
スピナッツで読ませていただきましたが、
甘撚りのやさしい糸で織られた作品は、本当に軽く、ふくらみがすばらしかったです
そして、前にチェックサンプルを織りに見えたことがあるJoyceさんの作品展へ
とても丁寧な仕事を、また自由な発想で作品にしていらっしゃいます
中に、ブランケットや、ハーフコートなど数点のチェックがあり、
あの時の成果と伺って嬉しい限りです
ここでは、習う側と教える側の難しさ、作る楽しみとそれにまつわる人の心など
製作に至る、手織り技術以外の過程の意見交換が出来ました
羊好きは、結構自由にしたいことを、したいようにしているのかと思いましたが
習う側が、まだ先生に気を遣っている???
先生はそんな事望んでいないと思うけど、日本では元来師弟関係がはっきりしているから難しい
そして今日ついていたテレビから流れてきた、1頭の羊からどのくらいの長さの毛糸が出来る?という番組。 用事が入り、全部しっかり見たわけではないけれど、メリノ1頭から、5000m以上、セーター編んだら、5着と半分とか・・・
羊牧場から毛刈り、フリースの洗い、機会でカードして、10人で紡いで・・・
これを見た人から、また羊好きが出るかもしれません
羊は癒してくれるのです
自分を生きるための教育(デンマーク)
今日のリッタのミュージックルームで行われたワンコインコンサート
来てくださったのは3人、でも、みんなとっても盛り上がり、
気が付いたら、30分もオーバーしていました
これまで、たくさんあるデンマークのコミュニティーソングの中から
季節に合わせて色々な曲を紹介してきました
今日は、デンマークの教育について、そしてその原点となったグルンドヴィという思想家を紹介しました
デンマークの教育システムは日本と異なる点が多く、私は全てを正確にお伝えするには出来ません。 しかしながら、リッタが説明してくれたたくさんの事のを、力不足ではありますが、私なりに理解整理してお知らせしたいと思います。
19世紀初頭、のデンマークの学校は、厳しい規律と勤勉を子供達に強いて、
勉強は教られたことを覚えるという、楽しむとは程遠い、子供には厳しいものでした
その状況を良くないと思った、元牧師、心理学者のグルンドヴィは新しい思想を広め
現在のデンマークの精神の基礎となるものを作り上げました
それまで、勉学が良く出来る人が上流階級を占め、労働や手仕事を得意とする人や農民は貧しい辛い暮らしを強いられていましたが、人々は皆ユニークな存在であり、夫々得意とすることを持って、それら全てが相合わさって、健全な社会となり機能するという、キリスト教に根付く思想を広めました。
勉強は、強いられて覚えるのではなく、楽しく勉強することで、子供達の心に残り
その過程で自信を与えられ、夫々に合った人生を生きる事を目指す そんな学校が
自由な学校として始まりました。 教師は、生徒から出てくる様々な事を拾い上げ
自分の体験を通じて、どのように生きて行きたいかを見つけていく手助けをします。
彼のモットーは『School for the life』
15歳から17歳になると、1年または2年寄宿制の学校(私立)に行く生徒が多くいます
夫々の学校が得意とする分野あり、校長によって特色も違い、自分に合った学校を探します
試験もなく入ることができて、家を離れて生活する体験をしながら、
その後の人生の可能性を探します。
そこでの教師の役割は大きく、数学やデンマーク語といった教科を教える中でも
一人ひとりの状況に合わせ、向き合って自分らしい生き方を見つける手伝いをします
20歳から30歳くらいの若者を、3ヶ月または5ヶ月受け入れるフォルケホイスコーレという学校があります。以前は、種蒔や収穫など夏の忙しい時は働き、冬農作業がない期間にこのような学校へ行き、様々なことを学ぶ機会を与えていました。現在は、多くの経験をするために学びに集まるようです。 様々な分野にわたり、この種の寄宿制学校があり、その一つである、体操の学校へ妹が留学しました。
その一つGymnastikhøjskolen i Viborgにいたのが、リッタです
何処の学校でも、朝みんなが集まって歌うのがコミュニティーソング
夫々自分の声で、でもみんなで歌う事で同じ思いを共有し、感化しあうことが出来ます
500曲ほどが歌の本に納められていますが、その内100曲ほどはグルンドヴィの作詞のもので、今でも、全ての年代の人たちに親しまれています
若い人のために、リズミカルな曲に変えて、好まれているものも多くあります
そして今日のワンコインコンサート、話を聞いた方々の質問から、それに答えて
話はどんどん変り、お互いの心が通じ合っていきました
それこそがフォルケホイスコーレのあり方そのもの、とリッタは言います
夫々が、夫々そのままの自分でいい そういうメッセージをもらい
何だか元気になって、終わりになりました
自分と向き合って、ここまで来た私ですが、織を通して、私の行き方を通して
自分を生きる心地よさを周りの人たちに感じてもらえるなら、嬉しいですね
詳細をお知りになりたい方は、いい本やサイトがありますのでお問い合わせください。
一歩進んで
悪戦苦闘した、でも出来上がったらなんていうこと無いDMの作成を終えて、注文しました
前回みたいに画像いっぱいじゃないから、どうにかなりそうです
でも電話をもらって、やっぱりそのままじゃ使えない
バージョンの低いイラストレーターと低いパソコン技術を駆使して作ったからしょうがない
『画像のサイズが足りないから、すこしぴっぱって伸ばしたら良いけどそうするとバランスが変りますが・・・』
『もう既に実物とはバランスが変っていますから構いません』
『文字もアウトライン化、わかりますか?』
『わかりません』
『文字を画像化することですが、多少変ってしまうかも』
『そこまでこだわっていないので、変わっても構いません』
『こちらで直しても構いませんか?』
『なるべく早くしたいので、是非お願いします』
と言うやり取りの挙句、手直しを全部お願いしました
そこまでこだわって作っていないから・・・
昨晩はパソコンをしている脇で、子供達とDVDレコーダーの話
ビデオデッキが壊れて、修理より新しいものを・・・と
早速都内に出かける予定があった長男が、安いVHSだけのを買ってきました。
ゆくゆくはDVDレコーダーにしたいと品定めを始めているわけです
詳しく話してくれても、理解の限度を越えているんだけど・・・
ケーブルテレビの操作も出来ない母ですから!
ブログや、メールを書こうと思っていると隣の母が何度も話に来る状態で
とうとう時間切れとなってしまいました
やりたいこといっぱいあるのになあ・・・・
これが家族との暮らしでしょう
工房も、体験講習、1日の机上講習(デザインをしてたて糸を作って自宅で織る)
何時も手伝ってくれているAさんが2重織でピアノの鍵盤マフラーに挑戦中、と大忙し・・・
8枚綜絖の2重織も勉強する事ができて、充実していました
ピアノとお琴
今日は工房の隣の音楽教室でリッタのミュージックルームがある日でした
そして12月の『手織りと音楽』の期間中に演奏をお願いしているお琴の先生と、
織友だちでピアノの先生をしているHさんが夫々訪ねてくださいました
お琴の先生は、リッタのピアノと合わせるために来て下さいました
私はお琴のことを良くわからないのですが、
ピアノとお琴の音階が合わないと一緒に演奏できません
私は工房での講習もあるので、出たり入ったり・・・
お琴とピアノ、基準になっている音や考え方が違うために
どの点で合わせる方難しかったようです
リッタはピアノの音階も変えることが出来るので、お琴を基準にピアノを合わせて弾くのか
ピアノの音階にお琴を合わせるのか・・・・
結局お琴の先生がピアノに合わせてくださり、一緒に演奏が出来ました
当日は、『夕やけこやけ』『日本の歌のメドレー』をピアノとお琴で、
リッタのリクエストでお琴だけの演奏もお願いしました
〔12月16日(日) 午後4時からの予定〕
今回初めて、ピアノで弾くために、漢数字で書いてあるお琴の楽譜を5線紙の音符に書き直したリッタですが、これをしてみて、色々なことがわかったそうです
ピアノとお琴の基本がとても違う所にあるために、ピアノとお琴を合わせるのは大変でした
ピアノは鍵盤を弾けば何時も同じ音が出て、音符を見るとその音が聞こえるのに
お琴は、その時々に音階が変ることがあるので、音符を見てお琴は弾けない
お琴は数字で表している楽譜を使っているので、そんな時は♪を数字に置き換えるそうです
この間デンマークの曲をお琴で弾いてみたら、♪を見て弾く事はできず
思い出して弾いてみたけれど、とても難しい
数字で書き直したほうが簡単だそうです
数字はお琴のどの弦を弾くかという意味だから・・・
どのことをとっても、私は知らない事ばかりです
そして工房が終わる時間から、Hさんが来てくれました
糸紡ぎや織をしている彼女が選んだのは、そんな手仕事をモチーフにした小曲
エルメンライヒ「紡ぎ歌」 これは私も子供の頃弾いた事がある曲です
そしてその題を知って、この曲を聴くと、紡ぎ車がくるくる回る様子が見えるようです
リッタは、私が先日インガーの所で紡いでいた光景を思い浮かべて、
曲を聴きながら、その様子が手に取る様にわかると言っています
糸紡ぎをする方、是非聞きに来てください
〔12月17日(月曜) 午後2時からの予定〕
何だか上手に書けませんが、これはリッタと英語で話した事で、すっきり日本語になりません
疲れすぎて頭の中が空回りのようです
読まれる方、想像してお読みいただければ嬉しいです
音楽・・・
12月の手織りと音楽を楽しむ会の準備を進めています
音楽教室の先生との相談も進み、演奏者が決まってきました
そしてDM作りをしていますが、いつもながらパソコン操作で四苦八苦です
なんでも自分でやってみたい性分は何時になっても変らないでしょう
知っている方からすれば、あきれるほど手間をかけて遠回りをしているだろうと思いつつ
少ない知識をフル回転、またまた子供達に助けられています
リッタのミュージックルームからのお知らせです
来週の日曜日、11月18日のワンコインコンサートで、デンマークの教育についてお話致します。良く知られているフリースクールとその創始者グルンドヴィは日本の幾つかの学校や大学にも感化を与えています。
グルンドヴィが作詞した数々の歌を通して、私達デンマーク人が今尚それらを歌って喜びを得、若者がどのようにこの古い歌を楽しむか、どうして人々がコミュニティーソングをこれほどまで好むのか、お伝えしたいと思います。
11月18日、リッタのミュージックルームで
簡単なデンマーク語、英語、日本語でコミュニティーソングを歌ってみましょう
お待ちしています
グルトンヴィについてお知りになりたい方はこちらをご覧ください
初めての作品
デンマークで紡いできた糸で編んでいたベストが出来上がりました
この2・3日、思いながらもブログが書けなかったのは、最後のゴム編をしていたからです
手紡ぎの糸で編んだのは初めてでした
紡いでも単糸で織るので、様子が違いました
少々むら染めだし、糸が細かったり太かったり
でもそれを全て無視、それなりに編みましたが、形にはなりました
昨日は、夏に織ったカシミヤの服地の仕上げをしました
思ったより、いい風合いになり、色合いもよくなりました
少しずつ洗っていたマフラーもアイロンをかけて、まとめてスキャナーで画像保存しました
こんな仕事が、結構時間がかかって、面倒ですね
どちらかと言うと、記録を取る事はあまり得てではありません
2重織りのピアノ鍵盤も仕上げました
織りと音楽の企画も、演奏してくださる方との交渉が進み、段々具体的になってきました
お琴とピアノの合奏も出来そうです
デンマーク語講座第1回目
昨日は、リッタが朝日カルチャーセンターで初めてデンマーク語を教える日でした
帰ってきたときのリッタの第一声
『楽しかった』 日本語でした
『10日程前に受講者が6名なので、開講します。授業の用意お願いします』
と言うメールが担当者から来ていました
最低4名集まらないとできないと言われていたので無理かもしれない・・・
と内心思っていたので、良かったとほっとしました
そして2日前に用事で連絡を取った折に、8名になったとのこと
昨日行ったら、9名になったそうで、北欧人気でしょうか
若い人が約半分、皆さんとても熱心に、楽しくレッスンをしたようです
教室で日本人にデンマーク語を教えるのは初めてでも
長年の教師の経験があり、みんなの気持ちをひきつける術は抜群です
次回が楽しみ・・・
それと、このブログを読んでいてくださる方から電話を頂きました
来週工房を訪ねて下さるとのこと、つたないブログながら交流が広がって嬉しいですね
作品展のおしらせ
ホームスパンをしていらっしゃるJoyceさんの展示会
羊のちからです DMの写真がとても素敵です
詳しくはJoyceさんのブログから
都会にも自然が戻った?
今日はとてもいいお天気で夕方になっても、寒くなりませんでした
夕方ワンコインコンサートが終わってから、散歩に行きました
何時もリッタが歩くお気に入りのコースです
この間シラサギが居たと、黒目川沿いの道で川を覗いていたら
とても珍しい鳥を見ることが出来ました
色がとてもきれいなカワセミです
水面が時々光るので、小さな魚が飛び跳ねているようで、それをねらっているようです
随分待っていたら、水面めがけ飛び立ち、水の中を通過して、飛んでいきました
気をつけて歩いていったら、また居ました
この鳥がいると言う事は、水がきれいになったと言う事でしょうか
日が暮れるのも忘れて見とれていました
もう一枚の写真はしばらく前の我が家の窓
外に、2匹のヤモリが張り付いています
石垣島に行った折に家の中に居て驚きましたが、東京にも居たんですね
デンマーク旅行記 7
ノルディックバインディングを紹介します
北欧で、棒針編みが発達してくる前に、この技法で靴下を作っていたそうです
左:インガーが手紡ぎの糸で作って、底の部分に滑り止めのゴムのようなものをつけたもの
中:その一部分を拡大したもの
右:インガーが展示会をした時に見本に大きく作った糸のくぐらせ方
元々は糸をきつく引いて堅い風合いのソックスを作る技法でしたが
インガーは、これを自分で工夫して変え、
糸の引きをゆるくする事でふっくらした風合いのものを作っています
左:デンマーク製のブークレで三角ショールを作り始めたインガー
中:中々覚えられない私に、手取り足取り???
右:忘れてしまわないように、一つずつ写真を撮ってきました
糸のくぐらせ方で幾つかのパターンがあるようですが、今回は一番基本的なやり方だけ習ってきました。 『この先これをやりたくなったら、また習いに来るから』という約束をしましたが、どうなるでしょう。
この、ノルディックバインディングを使ってまだ何も作っていないので、何時か・・・
この糸の様子を詳しくお見せ出来るようなものが無いので、是非それがわかる何かをと思っています。
インガーの作品を数点預かってきて、工房で販売しています
興味のある方は是非お出かけください
この後、体操グループ訪問の様子、リッタのお母さんの誕生日パーティーの様子、
最後に短い訪問をしたロンドンの様子を書きたいと思っています
早くしないとクリスマスになってしまいますね
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