織り

何度も織って思考回路構築‼︎

このところ、ヤノフ村の絵織りをしたいというリクエストが続き

自分でも、お礼に差し上げたいと、何枚か織ってみました

ロクロ式の織り機で織った方が、何をしているのかが解る!と思っていたけれど
自宅で織るのがマッシュフォード卓上機と生徒さんのレッスンに
アッシュフォードの機に経糸をセットして織ってみたら???

初めてした時には何だかんだ訳がわからなかったのに
今度は、とっても良く分かって、とっても楽だし 楽しい!
難しくて…と投げ出しそうになっている方は、めげずに何枚か織ってみてください
気がつかないうちに思考回路が出来て「あっ!そうか!」と解ってきます
他の織りもそうです
同じことを繰り返していると、自然に理解出来るようになります
そこまで行けば、楽しい!がもっと増えますよ〜

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経糸を通し始めました

久しぶりの記事になってしまいました


スピニングパーティーが終わってすぐ新工房の電気工事が終わり
ショップと事務所を整える作業と合わせて
教室スペースの片付けを進めて
10月1日から教室を始めています
9日のニットの日には、baru先生と生徒さんが5人、とても賑やかでした

今日は半分まだ物置き状態ではありますが
自分用の織り機を入れた部屋にこもって経糸を通し始めました
経糸の巻き取り講習の時の服地の経糸が織れずにそのまま引っ越しました

外は雨がざあざあ降っています
これから風も強くなるのでしょう〜
気にはなるけど、引きこもるにはちょうどいいですね
前回のような被害が出ないようにと祈るばかりです

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4枚綜絖の基本は綾織り

タリフのオリジナル冊子のご注文が途切れることなく届いています
先日は、アメリカ在住の方からも…

組織を理解したいけどこの冊子で解るだろうかというご質問の返答を
ここでもご紹介します

4枚綜絖の組織の基本は2/2の綾織りであると思います
綜絖にどのように経糸を通して、どのような順番で綜絖(経糸)を動かすとどうなる…ということが理解できてくると、
自然にほかの組織も解るようになると思います
そのために、教室に来られた方で、初めて織りを覚える方は、しばらくの間チェックのデザインを少しずつ変えながら綾織りを覚えます
「色々な綾織り」は、経糸の通し方の変化はあるもの、綜絖の動かし方は、
1と2、2と3、3と4、4と1の組み合わせだけで織れるものを紹介しています

「オーバショット」は綾織りと平織りの組み合わせだけで織れますから、慣れると自分でデザインを変えることもできます

組織を理解するためには、まず、自分の基本となっていることを
理解しましょう
*綜絖の呼び方(奥が1? 手前が1?)
*綜絖を動かす順番は?
*組織図の書き方も色々ありますから、自分が見慣れたものを基本としましょう
ちなみ、私は手前が1です 最近はアメリカも同じになりましたが
ヨーロッパは奥が1です
「色々な綾織り」は綜絖を操作すると、その綜絖が下がる「下開口」で書いていますが
持っていらっしゃる織り機はいかがでしょう?

これまで織ってこられたやり方を変える必要はありませんから、
それをご自分の基本としてそれと比較してみて下さい

基本がつかめるまで、同じデザイン、同じ糸、同じ設定で繰り返すことをお勧めします
糸が変わったり、デザインが変わると、どこがどう変わったのかがはっきりしないためです
4枚綜絖の綾織りの基本は千鳥格子なので、お勧めです

参考になりますか?

新工房のリフォーム工事もあと少し
電気工事が最後になる為に、事務所とショップの移転が出来ず
教室スペースは、まだ箱の山です



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織り間違いはチクチク直します

織り上がって必ずするのが、織り間違いが無いかのチェックです

ペダルの踏み間違いや、経糸をすくっていたりしていることがあります
時に、経糸の通し間違いが見つかることも…
生徒さんも一緒に直す作業をしますが

慣れないと、どう直したら良いのか解らない場合が多く
私がお手伝いします

先月末から、その直し作業が続いていました

手元に明るいスタンドを置いて、大きく見えるメガネをかけて
ひたすらチクチク…


自分で織った物もまさかの通し間違いが3ヶ所見つかりました
1、2、3、4 と通さなければならないのに4、3、2、1 に通していました
しかも見つけたのが、洗いから戻ってきてから…
時間をかけて全部直しました

もう一つ通し間違い


Seedの通しを、なるべくチクチクを少なくするために
2色の綿糸を通して間にチクチクして直しました


どうしても緩みが少なくなるので、今は直したところが目立っていますが
洗うとほとんどわからなくなります

この作業、嫌いじゃない… どちらかというと楽しいのですが
今回はチクチクやりすぎて右手の親指の付け根が痛くなりました

〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜

昨日は月1回のbaru先生の紡ぎとニットの日
紡ぎはお休みの方があり1人でしたが
ニットの方々も午前中から混ざって、織りに来た方もあり
なかなか賑やかな工房でした

終わる頃にTessile のYさん、生徒さんのTさんが来て
baru先生、M と5人で遅くまで、糸紡ぎや羊の話に盛り上がりました
疑問や知りたいことをしつこくあれこれ考え続ける仲間です〜

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服地の仕上げ

今日は、服地の仕上げをお願いしている八王子の大恵さんを訪ねてきました

タリフでスコットランドから輸入している糸は工業用で
チェビオットという名前の糸は機械で服地を織るための糸です
機械で織った服地を仕上げるのと同じように
手織りの服地も工場での洗いと仕上げをしてもらうと完成度が上がります

染めもせず、手で織っても工場で仕上げてもらう・・・
それでは手織りの服地の意味がない???
そうではありませんが、その話は次回にしましょう

ラムウールの糸で織った布の仕上げが
思ったよりフェルト化して戻ってくることが続いたので
工場へ話を聞きに行ってきました

大恵さんは工場生産品の仕上げを主な仕事としていらっしゃり
洗いは大きな洗濯機でしています
そのためある程度の量をまとめる必要があり
ツイードの布も、ラムウールの布も一緒に洗うために
ラムウールの方はどうしてもフェルト化が進んでしまうとのことでした

別にして扱っていただける程の量をお願いできないですね
ラムウールの布でフェルト化させたくなかったら自分で洗うのが良さそうです
洗ったあと、湿っている間に、布が乾くまでアイロンをかけてください

自分で洗った布をプレスだけお願いすることもできるそうです
工場での蒸気をバキュームしながらのプレスは有効です

興味深かったのは、同じ糸を機械で織った布も、
工場や扱った人が違うと仕上がりが微妙にちがう仕上がりになるので
それを微妙に変えて同じにするのが自分たちの仕事だということでした

それなら手織りの布は、同じ糸でも織った人によってかなりバラつきがありますね
仕上げて欲しいと集まってくる色々な布を、
それぞれに合わせて洗って仕上げる手間をかけてくださっています
でも、いつも同じ仕上げにはできないそうです
そんな面倒な仕事を引き受けてくださるのは有難いですね

最近タリフの糸で織った布の仕上げの依頼が増えているそうです
『皆さんの思うような布になったでしょうか?』と気にしていらっしゃいました
いかがですか?
何か思ったように仕上がらないことがあったら聞いてくださいね

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手作りの道具

1年前に友人のお母さまが使っていらした織り機を頂いたのですが
その時、材料や紡ぎの道具が少ししかありませんでした
この連休、いよいよ家の片づけも大詰めになり、
大量に毛や糸、紡ぎの道具が出てきたというので
昨日娘とお邪魔してきました

このままでは全てゴミになってしまうかもしれないという中から
可能な限り拾ってきました~
この片づけが終わったら、紡ぎと織りをしてみたいという友人に
小さな織機と紡ぎ車とそれに使える道具を選んで残しました

それから、車いっぱいに積んで、小さなお店をしているソウイさんへまわって
原毛や糸、道具で役に立ちそうなものを沢山引き取っていただきました
まだ沢山残っていますが、少しずつ仲間に使ってもらいましょう~

道具の中に使い方が良くわからないものもありました
お店で売っているようなものではありません



清野工房に通っていらした方だったので問い合わせてみたら
当時の生徒さんのために新之助先生が手作りで道具を作っていらしたそうです
自分で使いやすいものを考えて作っていらしたのですね
清野工房にお届けすることになりました

染めた原毛や、カードをかけて紡ぐ前の状態のもの
紡いだ糸、手を付けていない様子の糸や原毛もありました
子育てを終えたあと、楽しい時を過ごされたお母さまを知って
友人も嬉しかったそうです
私たちも楽しい時をお裾分けしていただきました

そんな古いものが愛おしいのどうしてでしょう???

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ロクロ式織り機でヤノフ織り

しばらく前に『ヤノフ村の絵織物』の本を見て、自分で織ってみました
教室でも、何人か挑戦しました

本に書いてある通り、図を見てその通り織れる人はすんなり織れたのですが
『どうしてこうなるのかなぁ~』と考えてしまうタイプの人は
間違えては戻り、なんで???と随分時間がかかりました

私は、本と同じ上開口で3枚織りましたが
何となくわかるという感じでもピンときませんでした

本に出ているヤノフ村の織りの写真を見るとろくろ式織り機でした!
自宅のろくろ式織り機で織るための講習の希望があって
織り機が空くのを待って、試してみました
参考にしたのは志乃さんのブログ、とても良く書いてあります

左は本と同じておりやさんの糸で上開口の織り機でおったもの
右はタリフの糸で、密度を5/cmにして織ったもの
途中とても眠かったので、やっぱり間違えてますね~



ろくろ式でのピックアップは上に経糸があるので拾いにくいですが
やってみたら、どうしてこうなるのかがすんなりわかりました
Yukiさんのコメントにとても分かりやすい言葉がありました
 色糸のピックアップは模様の邪魔になる糸を抑えておく感じ、
 白糸のピックアップは出したい模様を拾う感じ
Yukiさんはお正月のお里帰りの時に講習を受けタリフにも来られました

やってみたら思ったより簡単!
ちょっと気分転換したいときに、いいですね

それと、先日Mさんが織ったバック用の布
機から外して、間違いに気が付きました
2本足りなかったか、多すぎたか、緯糸が渡って模様の脇の組織が崩れてしまいました
そこで、針を使ってチクチク・・・
上の方と 直したところ解りますか?



ちょっと楽しい、お直しの時間です~

機かけ講習にも申し込みが届いています
織り機を4台つかうので、連休中から少し準備しましょう~

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色遊び

訳ありの糸を経糸に織っていたものがようやく仕上がりました



織りあがったのは正方形のストール
両脇に綿糸の経糸を使って四方が短いフリンジです

残っている糸を組み合わせるので、規則性が作れないのですが
タリフの糸は色がたくさん入っていても不思議とまとまってくれます

120㎝幅の織り機は最後の織れない部分が長く要るため
細い糸を使う時以外は、このように綿糸を補助糸として通しておき
その先に経糸を機結びでつなぎます

一番右はウールの単糸と細いモヘアの2本どりで織ったタリフのスチュワート
洗って軽くブラシをかけてふわふぁ軽いストールになりました

最初に教室に来られたKさんにかけてみていただきました

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楽しかった~

今日は妹が母の世話をしてくれるので、
1日時間を気にしないで工房でしたいことをしました

訳ありの半端糸を織りたくてずっと手間をかけて準備して
経糸672本の経糸接ぎを2回、
途中間違いを見つけてやり直し・・・



残り物や半端糸を織る時は何倍も時間がかかりますが
他にないユニークなものが出来上がることが多いです
手間がかかっているほど、思いが込められているからかもしれませんね

今日は1日中毛糸に触っていて楽しかった~

織れるまでまだ時間がかかりますが、ここで中断
さあ、明日からは家のことを頑張りましょう!

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新しい織りに挑戦しました

この2・3年見聞きすることが多くなったヤノフ村の絵織物
今年のスピニングパーティーでもワークショップやレクチャーがありました

2重織りのピックアップはあまり興味がない・・・と思っていましたが
生徒さんからのリクエストがあって、挑戦してみました
糸はタリフの糸では太さが合わないので本で使っている糸を購入
本の解説をステップ毎に慎重に読みながらやってみました
とても丁寧な説明なので何をするのかが良くわかります

なぜこの模様???と思っていましたが
やってみたら、最初に何度か同じことを繰り返すので
どこを拾うか迷わずに進められていいですね

やってみながら、自分なりにポイントをメモに書いて
後は図を1段ずつ間違えないように進めていきます

やり方がわかると、絵が出てくるのが楽しいですね~
「ちゃんと読めばできるんだ!当たり前ですね」と嬉しかったけど
よく見たら・・・間違っている!!
構造はわかっているので、間違っているところを直しました
Before & After
これで、誰かに見せた時に
「ここを織り間違えて・・・」と言わなくて済みます
教室でも順番に織って楽しんでもらいましょう~

在宅介護中の母が寝付いてそろそろ2か月
訪問診療でお医者さん、看護師さん、ヘルパーさん方に助けられて
兄妹、家族と共にみんなで母の世話を続けています

お正月に母を中心に家族が集まります~

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