工房・講習

組織サンプル織り

少し前の事になりますが
3月にジャックルームが工房に来てから始めていた
Yさんの組織のサンプル織りが織り終りました

織り幅が取れるようになったので、1つのパターンが約8cmのサイズ
間違いを解きながらも「楽しい~」と言いながら織っていたYさん
とても丁寧に織り、間違いは全てやり直して完璧なサンプルです

綾織りベース組織サンプル
沢山あるパターンから7つ選んで組み合わせます
使う色、パターン等全てその人と決めていくので
同じ課題でも同じ物はありません

今日からKさんが同じ課題を始められました

このごろ工房は大賑わい
他の方々の作品を見たり、使う糸の話しをしたり、皆さん楽しそうです
母は退院して、元気になりました
少し長引いた分、充分回復して、帰宅した日からほぼ通常の暮らしです
1人で頑張った父や病院通いした家族のほうが疲れている~という感じ

慢性的に心拍減少気味だったのでしょう、酸欠だったのかも知れません
それが解消して、ほっとしているようです

やっぱり母は家族の要です~~

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レースのストール

スコットランドチェックからも、毛糸からも離れ
夏に向けて工房でちょっと流行りそうなレースのストールをIさんが織りあげました

このレースの始まりは、2年ほど前の障害者福祉センター
(身体障害者の方々の手織の指導をしています)
とても几帳面なKさん(男性)がこんなのが織りたいと
通販のカタログから1ページ切り取って持って来られました
それは同色で、太さや、素材などが異なる経糸を使ってレースの様に織ったストール

その時センターに合った黒の色々な糸を組み合わせて
Kさんは整経から糸通し、細い緯糸での織りも、とても丁寧にされました
ステキなストールが織られていくのを見て
回りの人たちはうらやましそう~
その後、私が白バージョンの経糸を用意してみんなが次々織りました

工房でしていることを福祉センターで応用することはあるのですが
今回はその逆

通常、経糸は巻き取りをしてから綜絖、筬と通しますが
これは、1種類ずつまとめて整経して適当に混ざるように筬に通していきます
太い糸、細い糸、太さに合わせて筬を1羽空けたり、2本通したり
光沢が有るもの、無いもの、ループやスラブなどを混ぜました巻き取りは経糸がかなり絡んでいるので、少しずつ丁寧に。


緯糸は細く目立たない糸を使い隙間を空けて打ち込みます

今回は夏バージョンで綿やシルクを使いましたが、
ウールを主にしたほうが色々な糸がそろいやすい
大きめに織って、くしゃくしゃと巻きつけるのが
おしゃれですね

自分ではまだ織っていないのでその内に・・・今は前からやってみたいと思っていた物に取り組んでいます
少々無理が有り、リベンジ中

最近他の糸屋さんから、ループや綿糸など購入しています
糸屋が糸を買ってる!!!

さあ頑張って布にしましょう

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8枚綜絖とめがね織りのその後

先日紹介した生徒さんの作品のその後です


8枚綜絖でハートを沢山織られたHさん
後半は木を沢山織られました

この布を使って何が出来るでしょう
楽しみですねそしてめがね織り

色をかえて根気良く・・・
これは糸の太さと経糸の密度がポイントでしょうか
緯糸の入れ方を変えることで又違った模様が出てきます

私自身は織ったことが無く、本を良く見て勉強です
暑さに向かっていますが、
冬が待たれる
温かそうな色合いですね

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取り組む課題は様々

先日紹介した生徒さん方が取り組む課題です


大きなタータンタイプはサイズをそろえるのが難しい
織り終えたマフラーの写真を撮り忘れ、これはその前に織ったおそろいのバック用の布
秋にはバックとマフラーのおそろいで楽しめますね

八枚綜絖です
1月から当工房に通い始めたHさんですが
織りの経験があり、凄い集中力でひたすら織り進められます~


Oさんのめがね織り
段数を変えて効果を確かめています
裏は糸が沢山渡っているのでクッションカバーになる予定
裏に無地の布を使ってもいいですね~

4枚綜絖、綾織りをベースにした組織サンプルに取り組むYさんは
面倒な繰り返しも「楽しい~」と間違いの訂正もなんのその
経糸の終わりが見えて綾織りベース以外の組織を少し加えます
太い糸でグレンチェックのストールに取り組むのはSさん
仮住まい中に使い方を覚えて新居に持って帰るために譲り受けた織機に初めて糸をかけました


大好きなオレンジでウールと絹の市松のストールに挑戦し始めたKさんは
初めての細い絹糸に苦労しながらも、綜絖通しを始められる所まで進みました
伸縮が異なる糸はダブルビームを使うのが理想かもしれませんが
2mくらいまでなら、気をつけて進めればOKです

薄手の布に仕上げたいと細い梳毛糸でハックレースに取り組むのはKさん
慣れない梳毛糸でしたが、トラブルも無くきれいに織り進んでいます~

模様が見えませんね

ここまでが木曜日に集まった7人の作品

昨日来られたTさんはカシミヤでワッフルのマフラーを織り終えられました

息子さんの結婚のお祝いにあげたいとジャケット地を織り始められたWさんも順調ですさあ、私も何か挑戦したい~

予想より少し長引いている母の入院ですが
兄弟や家族の協力が嬉しく、家族の要になっている母の存在をみんなが感じています~

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工房大賑わい

連休明けの木曜日、昨日は大賑わいでした

工房が広くなって人数制限がほぼ無くなり
たまたま予約が集中して、織機がたくさんひろがりました

タータンタイプのマフラーが残り40cmくらいになったIさん
8枚綜絖でハートの柄を5色のグラデーションを入れて織っているHさん
本で見たハニーコムに取り組み始めたOさん
綾織りをベースにした組織織りサンプルに取り組むYさん
頂いた織機を使えるようになる目的で来られたSさんは太い糸でストールに挑戦
新築される家に持ち帰る予定で仮住まい中に織機をお借りしています


少し遅れてみえたKさんはウールと絹の市松模様のストールを始めるため
まず絹糸を枠に巻きました

それに先日細い梳毛糸でハックレースの服地を織り始めたKさんが
午前中だけと織りに来て・・・少人数のほうが丁寧に対応できるのは確かですが
人数が多く、他の人が織っているのを見たり聞いたりするのも
とても有意義ですね 
してもらうのを待たずに自分でやってみるという事もあって、それもいい

私が織ったことが無いタイプの織に挑戦される方もあり
私も一生懸命勉強です~ 
  それがとっても楽しい~

みなさん~ 有難うございます

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日本絹の里へ行ってきました 2

土曜日に工房のメンバー8人+家族2人と私の11人、車3台で
群馬県日本絹の里へ、課外学習に行ってきました

館の常設展を担当の方が丁寧に説明して下さいました

担当者のお仕事に対する思いがとても良く伝わって、とても嬉しそう
私たちも、楽しかった~

行松さんの絹糸や流通のしくみについての説明も知らないことばかり

そして高機を体験

ウールと違う織り方にみんなちょっと緊張お昼を食べてから2階の体験室でコースターやマフラーを織る体験をしました

時間が限られていたのでみんな必死です~

「楽しかった~」という思いを持って帰ってきました

ブログアップが遅れましたが
少々オーバーワーク気味だったのか、少々ペースダウンです~

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服地とブランケット

工房が広くなって楽々と大きな織機が2台稼動しています

左はOさんがチェビオットで初めての服地を織っています
夏が来る頃に地元に帰る予定で、その前にと頑張っています

右は双糸より太い糸を使って110cm幅に12mの経糸をセットして順番に織っています
今日はKさん
「緯糸は白で」と最初から決めていた通り、とても満足した出来上がりになりました
 
左は私が織った緯糸が濃い紫 
同じ経糸なのに表情が違います~
濃い紫
どちらもまだ洗っていません
洗うと色がなじみふわっとなります


この週末はお花見日和ですが、私はどこにも見に行かれませんでした
自宅と工房の間に桜の木は有りません~ 残念!

でも桜を味あわせていただきました


先日のロングベスト とても喜んで頂きました

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講習会2日目

チェックデザイン講習会の2日目は盛りだくさんでした

といっても、説明は割りに簡単?でも
色やパターンを決めるのに大いに悩まれていました~

はじめた頃は1つの課題をデザインして、実際に織る事を間に入れていましたから
スコットランドの糸で織った感じがつかめてから、次の課題でした
でも、間2週間をあけての3回の講習は時間的に大変です

今回の参加者の方々は、色鉛筆でデザインを書かれていました


2日間でエネルギーを使い果たし・・・でも補充もされ・・・
とても充実した時間でした
教えることは学ぶこと、本当にそうですね
考えた事もないことを質問され、答えを必死になって探していたら
思いもかけない説明が出てきて、自分でもちょっと驚き
でもちゃんとポイントはつかめていました

約1ヶ月前にスコットランドに発注した糸が、成田まで到着しました
気を揉む事が多く、今回も何だか最悪のタイミングで到着することに・・・
仕事の段取りが難しい~ 
でも、これで在庫がなくなっていた糸が補充できます
単糸の在庫量のページを更新していきますので、ちょっとお待ち下さい

Scottish Estate Tweedの本も届きました~
Webshopからお買いあげいただけます

早く温かくなってほしいです~~

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チェック講習1日目

冷たい雨の中7人が工房に集まってくださいました

手織のためのチェックデザイン講習会1日目
初めてお会いする方が二人、そのほかの方は前にお会いしたことが有ります
でも、これまでの織り経験も夫々、それらの情報交換も飛び交って、盛り上がりました

いつものように、紡毛糸、梳毛糸の違いなどを比較
(毛糸が白で、写真ではよくわかりませんね)
毛糸の持ち味はどのように加工しても変えることが出来ません
なので、夫々の特性を知り、その糸が生きるように扱ってあげたいものです

いつものように、サンプリングは楽しそう
ともすると説明を聞くよりサンプルをホッチキスで止める事に夢中になりそう
なので、実物をよく触って確かめることに時間をかけました~
通常、毛糸の違いについては意外と知らないことが多いようです

デザイン最初は千鳥格子から

好きな色をあれこれ選んで、オリジナルデザインに挑戦
とても悩まれていました~

次の課題の説明が終わった所で時間になり、
その後スコットランドのスライドショーを見て頂き
5時ちょっとすぎに1日目終了

2日目も盛りだくさんです~~

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チェック講習会の準備中

今週末に行う手織のためのチェックデザイン講習会
昨秋の展示会の資料を含めてテキストの手直しを進めていましたが
やっぱり直前になって時間がかかっています~

といっても明日があるのですが、一応金曜日は工房定休日
講習会前に午前中はゆっくりしたい・・・と頑張っていますが
プリンターがゆっくりで印刷に時間がかかっています

自宅でしていたときは一人で夜なべ仕事でしたが
今は工房で全ての仕事ができるようになり、
残業で頑張りました
でも遅くなったので残りは、明日にしましょう

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