雨にもめげずに楽しむ!

8月最後の土曜日 
毎年恒例の夏の一大イベント、40人余りの人たちが集まって、
八ヶ岳でのBBQが無事終わりました

始まる頃から雨もよう 来た人からまずテントを張って、自分の寝床を確保

BBQの場所はこんな感じ
上手にシートを張らないと雨水が貯まってしまいます。

ニジマス、お肉やトウモロコシが焼けて、食べ始めるころから夜中までかなりの雨
でも、どんな天候でも山登りを楽しむ男たちは雨なんてへっちゃら・・・
夜遅くまでテントの下のたき火のまわりで話が続いていたようです~

大学の山岳部OBで作るこの会ですが、実に楽しい
40代後半から一番上は98歳の父 70才前後が一番多いでしょうか
細かい決め事など一切なく、集まったそれぞれが自分がしたいように楽しむ

他の人を巻き込む人も、黙々と1人でも楽しんでいる人も・・・
手が必要なら、自然と誰かの手が差し伸べられる
バラバラな様で、他の人に嫌な思いをさせることもなく、みんな満足している~

一番の気がかりは体力が落ちてきている両親でしたが
恐るべし98歳! 硬い物や量は食べられずとも、3色必ず食べる!
大きく体調を崩すことなく帰宅しました

昨年スコットランドのスライドショーをさせて頂き、本の出版をお知らせしたら
今年は本を買ってくださった方が持参
掲載されている物から欲しいものが・・・と嬉しい話もありました

ちなみにチェックの本の198ページ左端の茶色のツイードは
この会のお世話役の一人、Fさんのジャケットです
皆さんの中でも話題になっていました

一区切りついたので
切り替えてスピニングパーティーの準備に集中します~

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糸販売10周年記念特別商品 2つ目

東京スピニングパーティー2016のために、新しい提案をご用意しました

ストライプの経糸がよろけて見える、名付けて『よろけマフラー』
4枚綜絖、平織りを2つ組み合わせたような、気が付けば結構単純な組織です

色を組み合わせたり、残り糸を使ってもできることから
いつもイベントで販売している10色パックを使って織れたら楽しいかも・・・と
試作を色々織ってみました
色の組み合わせや経糸の密度など、いろいろ変えてみました
(左側は洗っていない)

これをやり始めたら、教室の生徒さんも次々織ってみたい~と楽しみました

手編み用の毛糸でも試してみました
色だけでなく、表情の違う糸を組み合わせられるので、それも面白いですね
タリフの糸に比べて少し重い仕上がりになりました
他は生徒さんの作品 

使う糸の違いで余り効果が出ないこともありますが、残り糸を使って楽しめるので
少量の糸が溜まってしまった時に、良いですね

最初の写真の2点をキットにしました


そして、会場で販売している10色パック+15gパック+50g玉巻きを組み合わせを
ご自分で選んで織って頂けるサイズも検証しました
緯糸の分量の都合で10色の内8色を経糸に使っています
これもまだ洗っていません~


というわけで
スピニングパーティーのタリフのブース内で行う手織体験は
このよろけをお試しいただこうと思います

もちろん チェックのキットもたくさん持って行きます~
実際に色を確かめて、比べて、どうぞお試しくださいね

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糸販売10周年記念特別商品をご用意しました

今年は手織工房タリフを始めて14年目
スコットランドの糸の輸入販売を始めて10年になりました

9月10日11日の東京スピニングパーティー2016に持って行く特別商品の一つ
50gの玉巻き毛糸です

月曜日は教室は休みですが、糸巻きなどの作業をしています
糸の販売を始めて以来糸巻を手伝ってくれているMさんAさんが、
今日も頑張って下さいました~

通常ウェブショップで販売している色に加え、定番ではない色も入れて、
かれこれ80色ほど

数回に分けて、少しずつ巻いた50gの玉に、今日は帯を付けました

この糸は紙などに油シミが出来るほど油がついているので
いつもビニールの袋に入れて販売していますが、これでは色が見えにくいと
今回は息子が工夫して、こんな素敵な商品になりました~

糸が見違えました

いつも初日に沢山のお客様に来ていただくのですが
2日目の分を分けてありますので、無くなってしまうことは有りません~

沢山ある色を、あれこれと選んでください~
色の組み合わせのご相談にも出来るだけお応えしますので、お声をかけてくださいね

なお、定番商品の100g巻き、200gコーン巻きは少量しか持って行かれませんので、
会場でお買い求め下さるおつもりの方は、事前にご注文下さい
用意して持参致します(送料の節約になります~)

また、こちらからお送りした糸の空コーンをお持ち頂けると嬉しいです

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110cm幅は嬉しい~

思いつたってから半年以上、やっと織りはじめました

織り幅110cm経糸1100本のオーバーショットのテーブルクロス

持っている筬に合わせて良い太さの糸を探し、模様を選び、サンプルを織り・・・
このサイズのオーバーショットは1982年にデイビットの指導で織って以来

モチーフは本から選んだのですが、小さな模様はオリジナル
全体に配置するのに、経糸本数と格闘すること半日!
組織図の書き直し数回、綜絖通しのやり直しはしたけど、織始めての直しは無く
糸の太さ、密度も模様の糸の組み合わせも計画通り!

達成感 

以前は難なく織れたこの幅、手が長いのでシャトルは飛ばせるのですが
椅子の高さやペダルの踏みこみ・・・ 腰や背中が痛くなる・・・・
110cm幅は手ごわい~ 

なので、時間かかりそうですが
スピニングパーティーの準備をしながら、少しずつ織っています~

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もう8月!

新しい記事を書けずにいるのに、見に来てくださった方々有難うございます

1ヶ月前の札幌旅行の後、父の短期入院、
それに伴ってやってきた両親の心と生活力の変化・・・
2人でバランスを取りつつ暮らしていた2人が別々の数日を過ごし
体は休めて良かったものの、思いは少々我慢していた自分の思いだけに・・・

これからどうしよう~ と思ったのですが
それは、60年以上連れ添った夫婦、2,3日でほとんど元に戻り
ちょっと安心したのか、私の疲れがど~と出ていました

合間をみて山の家の手入れを2日間でしてきました
頼もしい若い力です~



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生徒さんの作品 7月前半

7月に入って益々ジメジメムシムシ 
それでも工房では皆さん熱心に織っておられます

リネンを使って8枚綜絖のサマー&ウィンターを織っていたHさん
経糸は白の68texの双糸、生成りは節もなくきれいな糸だったのですが
白は所々節が残り、その為か、度々経糸が切れて苦労されました



5月初旬に始めたものの、その後体調を崩されたMMさんは、
『思い出せないし、「色々な綾織り」の冊子を見ても解らない~』と心配していましたが
19段の足の踏み方を分解して区別、一つずつ織り進むうちに
織り出される柄と織り方が繋がってきて、2日でストールを織りあげました
紫とローズ系を使ったのでバラの花がたくさん広がったみたいで暖かい
この織方はタリフオリジナル冊子、「色々な綾織り」に掲載されています



メガネ織りの糸と打ち込みをあれこれ工夫したのはYHさん
本に出ている写真の太い糸がきれいに波打って縁取りになっているため
どうしたら、そのように織れるだろうと、私も一緒に試行錯誤しています~



経糸も見えるマットが織りたいと挑戦したのはベテランMMさん
お気に入りの柄がとてもきれいに出ました~
経糸を見せないタイプのマットよりかなり早く織れますね
重さのある、がっちりした織機を使いました



9月10日11日開催の『東京スピニングパーティー』に出店します
11日(日)15:30~16:30 レクチャーをさせて頂きます
内容は、スコットランドの織物にまつわるスライドショー
エジンバラ博物館で見せてもらった産業革命以前の布の写真など、
スコットランドの文化と毛織物産業の一端をご紹介いたします
再生を果たした小さな織物工場の紹介動画には日本語の字幕を付けました~

糸や織りについての疑問や色の組み合わせなど、
お役に立てそうなことが有ったら、お声をかけてください~
(講習でお教えしていることはお答えできないことも有ります)

新しい提案の準備も進んでいます~
イベント会場だけの商品もありますので、皆さんご予定くださいね先日タスマニアの友人から面白い動画の情報が届きました
ヴィジュアルアーティストが中国の絹織物に魅せられて
劇場を大きな織機に仕立てたという、驚きのパフォーマンス

Ann Hamilton:I made a theater into a giant loom in Wuzhen

 

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札幌へ行って来ました

両親の付添で、札幌へ行って来ました~

大通公園の西の端、ローズガーデンのバラがとてもきれいでした

遠くに見えるのは2012年にチェック展をした札幌資料館です


98歳と90歳の両親との旅行は中々大変
計らずも子供3人(兄、私、妹)がつきそうことになりました
この年の子供たちが揃って両親と旅行できる人は珍しいでしょうね
本当に全てに恵まれた旅でした~

短い時間でしたが、私も織り仲間と会う時間が取れて
時々しか会えなくても、手織りでつながれる仲間はとっても嬉しかった

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棒針編みは1本じゃできませんねぇ~

昨日は半年毎の母のペースメーカーの検診日
いつも、この時は車で出かけるので、喋り通しの母
「ちょっと今時間がない~」と逃げられることもないので、嬉しいようです

病院について保険証が見つからない・・・
手提げから一つずつ物を出して確かめたら
出てきたのは、母が自分で作って愛用している鍋つかみ!
編みかけのホームカバーを持ってきていたのですが
みたら編み棒が1本だけ???
保険証はやっぱりなかった
どうやら前の日に用意したのに、一度出してしまったらしい
その代りに鍋つかみ???
しっかり者の母にしては珍しい、でもなんとなく、小さな子供のよう

いつもより待ち時間も短く、道も空いていたので予定より早く帰宅できたのですが
私は珍しく夜になって体調不良
倒れるように眠り、今日1日ダラダラ、回復してきました~

せっかく今週教室が休みなのに、何もできていません

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時期外れのフリースマット

今日の工房は羊毛が広がり、ひつじを知る楽しい1日でした

羊の工房パオにお願いして、みんなでフリースマットの講習を受けました
羊の毛(刈ったままの毛を洗った物から房を取り出してノッティングをします
間に太い糸を数段織り込みます~

持ってきてくださったのは白からグレー、所々濃いグレーのイングリッシュレスター
毛足も長く、カールがきれいでピカピカ
茶色のモコモコボリュームがある中くらいの毛は短めのコリデール
短めでも弾力があるダウン種の白い毛
贅沢に好きなところを選んで使わせて頂きました~

最初に出来あがったAさん


午前中スタートの4人が先に出来上がりました


お昼からスタートした4人は少し遅れて仕上がりました~


みんな、思い思いに羊の恵を満喫しました

バラバラとスタートする結果になってしまったのですが
パオさんがそれぞれに丁寧に説明してくださいました~
教え方が上手!!

工房を始めた頃、沢山助けてもらったパオさん、また楽しい思い出が増えました
みんなも時に違う先生に教えてもらうのもいいですね~

熱気ムンムンで、エアコンもあまり効きめがないくらいでした

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服地を織るこつ 2 小管巻き

服地のように細い糸で大きな布を織る時は、極力間違いはしたくないですね~

打ち込みをそろえることや、色や段数を間違えないことは
最初から最後まで気を抜けないところです
これに集中するために、緯糸ではトラブルたくない

*シャトルが端まで上手に投げられること
*小管に巻いた緯糸がするすると出てくること
*緯糸が無くなりかけたときに小管に撒いた糸が用意されていること

そのカギとなるのが、小管(ボビン)の糸の巻き方です
なるべく固く、きれいに巻けていると、するすると解きながらシャトルが走るので
緯糸が引っ張られず、ふんわりと収まってくれます

私は小管の芯に紙を使っています
ワインダーの芯に巻きつけるのにちょっとしたこつが要りますが
一度出来るようになると、とても便利です
紙はクラフト紙の封筒、光沢紙では無いカレンダー、上質紙など・・・
サイズはB5サイズを4つに切ったくらい 角を落します
ワインダーの芯の太い部分に紙を当ててしっかり押さえ
手で巻き始め、途中から歯車を回してしっかり巻きつける先が細くならない方がいいので、先を引っ張って紙を芯に平行にします
紙が巻き終わる前に糸端を巻き込みます糸を引っ張りながらテンションをかけて巻きますが
巻く位置をコントロールできるように、手は管巻きに添える感じ(写真の右端、ワインダーの歯車部分に、糸が油で汚れないように段ボールのカバーを付けています)

紙はいくらでも要らないものがあるので、残った緯糸もそのまま置いておけるし、
ウールのように太い糸は既成の小管より沢山巻けます

お手持ちのシャトルに紙のサイズを合わせます

糸が無くなって取り替えるのが面倒と沢山巻き過ぎると
糸の出が悪く、かえって手間取ります~

糸が抵抗なく出てくる状態で織れれば、シャトルを引き出すときに長く解かず
投げ込んだ時にシャトルが走りながら緯糸が出てくるようにすると
単糸の撚りが絡むことも少ないし、緯糸を手繰り寄せる手間も有りません

ちょっとした工夫がストレスを少なくして、楽しいを増やせば
苦手と思っていたことも挑戦してみたくなるかもしれません!

・・・と私はこんなことを考えながら織っているというご紹介に過ぎませんから
これをヒントにご自分に合ったやり方を見つけて下されば、それが一番です~

次は色と段数を間違えない工夫です~

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