2日間の東京スピニングパーティーが終わりました
会場でたくさんの方々とお話ししました~
いつもネットで毛糸を買ってくださっているお客様、ブログを見ていて下さる方
以前の作品展を見て下さった方、たくさんの初めてお話しする方々
そして、久しぶりに会う友人たち
とても嬉しい2日間でした
1日目、お買い物をしたい方が多いので、特に午前中はこんな感じでした
2日目は、人も少なめでゆったり・・・
今年の会場は、全体に広く、通路が広いのとブースの配置が上手で
お客様の流れや商品を見て頂きやすく良かったです
事務局の方々の細かい配慮が、出店も、お客様も楽しめたと思います~
お世話になり有難うございました
お客様は知らない、終わった後はこんな感じ・・・
私達の車での搬出は最後だったので、ゆっくり片付けました
最後はレクチャーでした
いらしてくださったのは70人 有難うございました
沢山の方、それもどのような方々なのかが解らないでお話しするのは
マイクにも慣れない私には、とっても難しかったです
どちらかというと、相手の興味に合わせて引出から話題を引っ張り出すのが好きで
私のしていることに関係していると、話し始めたら終わらないくらいですが
今回は反省する事は沢山あり、
時間を作って来てくださった方々に失礼をしてしまいました
いつものようにお話しすると、1時間では足りないことは解っていたので
内容も中途半端、原稿を読むようになってしまいました
昨日のスライドショーで伝えたかったことをもう一度整理してみました
最初に、毛織物文化の始まるに至ったスコットランドの簡単な歴史をお話ししました
簡単すぎて、印象が残るほどの説明にはならなかったように思います
戦いの時期を経て、文化の発達に伴い始まった豊かな暮しへの様々な発展
その一つがエステートツイードであり、そこからタータンとは別のチェックの文化が始まり
織物産業も栄えるのですが、エステートツイードは何か?
この説明もちょっと簡単にしすぎましたね
そして博物館で産業革命以前の手仕事と思われる布の取材
その写真を見て頂くことで、何が伝えたかったのか・・・
興味を持った始まりと、取材後のまとめが抜けていたため
聞いた方には、なんだかわからないことだったでしょう~
手で作られた布を見てみたいと思ったのは、
ホームスパンの布の切れ端に出合えないかと考えたからなのですが、
実際色々訪ねてみても、保存に値する上等な布ばかり
その事実もお伝えしたいと思っていたのに、ちょっとブレてしまいました
かつて私は機械紡績と機械で織る様子を見てみたい』と思っていました
初めて工場で作っている工程を見たときには、面白かったので
小さな工場の動画が手に入ったことから、見て頂きたいと思いました
そしてシャトルを使わない織機で、どうやって緯糸を通すのか・・・
ミシンを手で回すように、織機を動かしてくれて写した写真で
皆さんも納得されたことでしょう
シャトルが行ったり来たりして織るドブクロスという1800年代後半に作られた織機は
1分間に100段のスピード、シャトルが無い織機になると400段と、4倍に。
当然生産スピードは上がります
最後は、スコットランドのお世話になった農場のご主人から言われたこと
フリースを紡ぐことを楽しむ人が増え、海外旅行で手に入れるチャンスも
多くなってきていますが、毛刈り見学を手配してくれた折り、
『少しでもフリースを持ち帰ることは出来ない』と強く言われました
フリースを扱うお店などは政府の許可があり、病気の持ち込みを防ぐために
処理されているそうです
日本でも個人が許可証明無くフリースを持ち込むことが禁じられています
日本の羊を守るために、ご協力くださいね
と、今日はこんなことを考えながら、持ち帰った物を一つずつ確かめて、
ついでに在庫確認
糸巻スタッフ二人も手伝ってくれて、助かりました~
作業場と化した工房が、いつもの手織り教室に戻りました
夏の終わりからの疲れをずっと引きずったまま、準備も夜まで
搬入搬出と、目いっぱい頑張った家族、良くやってくれました
沢山刺激を頂いたので、少しずつ形にしたいと思います
大賑わいのスピニングパーティー
スピニングパーティー1日目
沢山のお客様にお越し頂き、会場は熱気ムンムン、
楽しい1日を過ごさせて頂き、有難うございました
これは搬入終了時の写真です
日付が変わってしまい、もう2日目の日ですね
タリフのブースは真ん中辺、
15:30~は9回のレクチャー会場でお待ちしています
いよいよスピニングパーティーです
少しずつ準備を進めてきましたが、いよいよ明日搬入
8月後半に夏休み(私達は休んでないけど!)が入り
その後の準備期間が短くなって、ちょっと大変でした~
いつもキットを並べるのが難しいので
今年は息子が試しに段ボールでこんなものを作ってみました
車に積みにくいので、組み立て式です
会場での感じを見るためにキットを並べてみました
具合が良い!! こだわりを貫く器用な息子です
種類も多いし、平積みではいろいろと見て頂けないし
机から落ちそう・・・と思っていました
これで、お好きなものを見つけて頂けるでしょうか
会場に持って行くものをチェックしながら箱に詰めています
いつも入口に近い場所ですが、今年は真ん中辺・・・
通路も広そうだし、2ブースの手織工房タリフは両隣が通路で
なんとなく広くなったような気がします~
毎年シュミレーションをして考えるのですが、
最後は現場で一工夫します!!
回数を重ねてきた息子、娘が良い知恵を出してくれるでしょう~
レクチャーのスライドショーも、何度も見ているうちに、整理されてきました
皆さまにお会いするのを楽しみにしています~
お声をかけてくださいね
糸販売10周年特別商品 3つ目
お知らせが途切れ途切れですみません~
ご好評を頂いている手織工房タリフのオリジナル冊子『色々な綾織り』に掲載されている
綾織りの組み合わせで織れる組織サンプル
今回はカラフルな色の糸セットをご用意しました
経糸の色がきれいに見えるように、緯糸は白にしました
お好みによっては黒でも良いかもしれません~
スピニングパーティーで販売しますが、
地方の方々でお越し頂けない方も多いと思いますので
追って、ウェブショップでも限定販売できるように考えています
リクエストがあればお知らせくださいネ~
もう一つお知らせ
スピニングパーティーでのレクチャーの準備を進めれば進めるほど
1時間でどれだけのことをお話しできるのか、難しさを考えています
工場の動画も、初めて見ると字幕を追ってしまって・・・という意見も出ています
なので、もっと興味を持って下さる方々のために、続編をすることにしました
日時 10月1日(土)午後
場所 浅草橋 keito の講習用のお部屋
詳細は改めてお知らせいたしますが、スコットランドに興味がある方は
是非予定を空けておいてください~
雨にもめげずに楽しむ!
8月最後の土曜日
毎年恒例の夏の一大イベント、40人余りの人たちが集まって、
八ヶ岳でのBBQが無事終わりました
始まる頃から雨もよう 来た人からまずテントを張って、自分の寝床を確保
BBQの場所はこんな感じ
上手にシートを張らないと雨水が貯まってしまいます。
ニジマス、お肉やトウモロコシが焼けて、食べ始めるころから夜中までかなりの雨
でも、どんな天候でも山登りを楽しむ男たちは雨なんてへっちゃら・・・
夜遅くまでテントの下のたき火のまわりで話が続いていたようです~
大学の山岳部OBで作るこの会ですが、実に楽しい
40代後半から一番上は98歳の父 70才前後が一番多いでしょうか
細かい決め事など一切なく、集まったそれぞれが自分がしたいように楽しむ
他の人を巻き込む人も、黙々と1人でも楽しんでいる人も・・・
手が必要なら、自然と誰かの手が差し伸べられる
バラバラな様で、他の人に嫌な思いをさせることもなく、みんな満足している~
一番の気がかりは体力が落ちてきている両親でしたが
恐るべし98歳! 硬い物や量は食べられずとも、3色必ず食べる!
大きく体調を崩すことなく帰宅しました
昨年スコットランドのスライドショーをさせて頂き、本の出版をお知らせしたら
今年は本を買ってくださった方が持参
掲載されている物から欲しいものが・・・と嬉しい話もありました
ちなみにチェックの本の198ページ左端の茶色のツイードは
この会のお世話役の一人、Fさんのジャケットです
皆さんの中でも話題になっていました
一区切りついたので
切り替えてスピニングパーティーの準備に集中します~
糸販売10周年記念特別商品 2つ目
東京スピニングパーティー2016のために、新しい提案をご用意しました
ストライプの経糸がよろけて見える、名付けて『よろけマフラー』
4枚綜絖、平織りを2つ組み合わせたような、気が付けば結構単純な組織です
色を組み合わせたり、残り糸を使ってもできることから
いつもイベントで販売している10色パックを使って織れたら楽しいかも・・・と
試作を色々織ってみました
色の組み合わせや経糸の密度など、いろいろ変えてみました
(左側は洗っていない)
これをやり始めたら、教室の生徒さんも次々織ってみたい~と楽しみました
手編み用の毛糸でも試してみました
色だけでなく、表情の違う糸を組み合わせられるので、それも面白いですね
タリフの糸に比べて少し重い仕上がりになりました
他は生徒さんの作品
使う糸の違いで余り効果が出ないこともありますが、残り糸を使って楽しめるので
少量の糸が溜まってしまった時に、良いですね
最初の写真の2点をキットにしました
そして、会場で販売している10色パック+15gパック+50g玉巻きを組み合わせを
ご自分で選んで織って頂けるサイズも検証しました
緯糸の分量の都合で10色の内8色を経糸に使っています
これもまだ洗っていません~
というわけで
スピニングパーティーのタリフのブース内で行う手織体験は
このよろけをお試しいただこうと思います
もちろん チェックのキットもたくさん持って行きます~
実際に色を確かめて、比べて、どうぞお試しくださいね
糸販売10周年記念特別商品をご用意しました
今年は手織工房タリフを始めて14年目
スコットランドの糸の輸入販売を始めて10年になりました
9月10日11日の東京スピニングパーティー2016に持って行く特別商品の一つ
50gの玉巻き毛糸です
月曜日は教室は休みですが、糸巻きなどの作業をしています
糸の販売を始めて以来糸巻を手伝ってくれているMさんAさんが、
今日も頑張って下さいました~
通常ウェブショップで販売している色に加え、定番ではない色も入れて、
かれこれ80色ほど
数回に分けて、少しずつ巻いた50gの玉に、今日は帯を付けました
この糸は紙などに油シミが出来るほど油がついているので
いつもビニールの袋に入れて販売していますが、これでは色が見えにくいと
今回は息子が工夫して、こんな素敵な商品になりました~
糸が見違えました
いつも初日に沢山のお客様に来ていただくのですが
2日目の分を分けてありますので、無くなってしまうことは有りません~
沢山ある色を、あれこれと選んでください~
色の組み合わせのご相談にも出来るだけお応えしますので、お声をかけてくださいね
なお、定番商品の100g巻き、200gコーン巻きは少量しか持って行かれませんので、
会場でお買い求め下さるおつもりの方は、事前にご注文下さい
用意して持参致します(送料の節約になります~)
また、こちらからお送りした糸の空コーンをお持ち頂けると嬉しいです
110cm幅は嬉しい~
思いつたってから半年以上、やっと織りはじめました
織り幅110cm経糸1100本のオーバーショットのテーブルクロス
持っている筬に合わせて良い太さの糸を探し、模様を選び、サンプルを織り・・・
このサイズのオーバーショットは1982年にデイビットの指導で織って以来
モチーフは本から選んだのですが、小さな模様はオリジナル
全体に配置するのに、経糸本数と格闘すること半日!
組織図の書き直し数回、綜絖通しのやり直しはしたけど、織始めての直しは無く
糸の太さ、密度も模様の糸の組み合わせも計画通り!
達成感 大
以前は難なく織れたこの幅、手が長いのでシャトルは飛ばせるのですが
椅子の高さやペダルの踏みこみ・・・ 腰や背中が痛くなる・・・・
110cm幅は手ごわい~
なので、時間かかりそうですが
スピニングパーティーの準備をしながら、少しずつ織っています~
もう8月!
新しい記事を書けずにいるのに、見に来てくださった方々有難うございます
1ヶ月前の札幌旅行の後、父の短期入院、
それに伴ってやってきた両親の心と生活力の変化・・・
2人でバランスを取りつつ暮らしていた2人が別々の数日を過ごし
体は休めて良かったものの、思いは少々我慢していた自分の思いだけに・・・
これからどうしよう~ と思ったのですが
それは、60年以上連れ添った夫婦、2,3日でほとんど元に戻り
ちょっと安心したのか、私の疲れがど~と出ていました
合間をみて山の家の手入れを2日間でしてきました
頼もしい若い力です~
生徒さんの作品 7月前半
7月に入って益々ジメジメムシムシ
それでも工房では皆さん熱心に織っておられます
リネンを使って8枚綜絖のサマー&ウィンターを織っていたHさん
経糸は白の68texの双糸、生成りは節もなくきれいな糸だったのですが
白は所々節が残り、その為か、度々経糸が切れて苦労されました
5月初旬に始めたものの、その後体調を崩されたMMさんは、
『思い出せないし、「色々な綾織り」の冊子を見ても解らない~』と心配していましたが
19段の足の踏み方を分解して区別、一つずつ織り進むうちに
織り出される柄と織り方が繋がってきて、2日でストールを織りあげました
紫とローズ系を使ったのでバラの花がたくさん広がったみたいで暖かい
この織方はタリフオリジナル冊子、「色々な綾織り」に掲載されています
メガネ織りの糸と打ち込みをあれこれ工夫したのはYHさん
本に出ている写真の太い糸がきれいに波打って縁取りになっているため
どうしたら、そのように織れるだろうと、私も一緒に試行錯誤しています~
経糸も見えるマットが織りたいと挑戦したのはベテランMMさん
お気に入りの柄がとてもきれいに出ました~
経糸を見せないタイプのマットよりかなり早く織れますね
重さのある、がっちりした織機を使いました
9月10日11日開催の『東京スピニングパーティー』に出店します
11日(日)15:30~16:30 レクチャーをさせて頂きます
内容は、スコットランドの織物にまつわるスライドショー
エジンバラ博物館で見せてもらった産業革命以前の布の写真など、
スコットランドの文化と毛織物産業の一端をご紹介いたします
再生を果たした小さな織物工場の紹介動画には日本語の字幕を付けました~
糸や織りについての疑問や色の組み合わせなど、
お役に立てそうなことが有ったら、お声をかけてください~
(講習でお教えしていることはお答えできないことも有ります)
新しい提案の準備も進んでいます~
イベント会場だけの商品もありますので、皆さんご予定くださいね先日タスマニアの友人から面白い動画の情報が届きました
ヴィジュアルアーティストが中国の絹織物に魅せられて
劇場を大きな織機に仕立てたという、驚きのパフォーマンス
Ann Hamilton:I made a theater into a giant loom in Wuzhen
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