みんなで染色体験講習へ出かけしました

手織り教室はたおとの丹治先生にお願いして、染色の体験講習をして頂きました
毛呂山校に集まったのは8人

ウールの染はしたことがあるのですが、
植物繊維のリネンや木綿の染はしたことがありませんでした
ウールとの違いを知りたいことと
工房にある白と生成りのリネンを染めたかったこともあって
以前丹治先生が工房へ来てくださった時にお願いしていましたカセ上げの仕方も、ウールよりも注意することがいろいろ  


染料を前に、みんな真剣


色がだんだん濃くなってきて、嬉しそう~


あれこれ、私たちが出す希望を、慣れた対応で教えて下いました
助手を務める息子さんもとても頼もしい~


最後にみんなで記念撮影 

初めて染色をした方がほとんど
汗をいっぱいかいて、疲れたけどとっても楽しかったです~

丹治先生有難うございました
これからも交流よろしくお願いいたします~

色々なことを沢山聞いて、世界が広くなりました
後で整理して書いてみたいと思います

はたおとのブログでもご紹介下さいました

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グリージーの梳毛糸紡ぎ

以前、きれいな毛と色に魅かれて衝動買いをしてしまった茶色のコリデール1頭分

Baru先生の指導をうけて、毛質と色で分けて100gずつに分けてありました
それをグリージーのまま梳毛糸紡ぎをしてみました

ステープルがきれいに残っていて、ゴミもなく、とにかく長い~


それを少しずつ古イハンドカーダーでほぐします


向きをそろえて、崩さないように少しずつ梳毛糸に・・・

油がベタベタして、細くて長い毛を毛羽立たせないようにするのが難しい~

双糸にして洗ってみました

以前洗ってから梳毛糸にした糸よりフワフワ

Baru先生に見ていただいた時にはまだ湿っていて、
毛が少し絡みついているこのような糸は
乾かす前にカセを巻きなおして干すと全体がふっくらすると教えて頂きすぐまき直し
乾いたら全体が同じようフワフワになりました
いつか、編んでみたい~ でもその前に他の糸もあるし

休みで家にのんびりいられる日がほとんどないのですが
時々、思いついたように羊毛に触っていると、少しエネルギー補給になります
やっぱり羊の毛と毛糸が好きですね~~

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紳士ジャケット地のこと

先日紹介した紳士ジャケットの服地についての詳細のページを作りました

服地を織ってみたいという方は参考になさってください

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とても良い服地になりました

今年3月まで服地の仕上げをしてくれていた工場が閉鎖してしまったため
チェビオットの糸を使って紳士ジャケット分の服地を織って
新しい工場でスコットランドの糸で織った布の仕上げを試してもらいました

お願いしたのは
布地加工の大恵という工場
驚くほど速く戻ってきたのですが、油のにおいが残っていました
国産の糸に比べ、スコットランドの糸は油がかなり多くついているので、
正直なところ半信半疑・・・

工場に連絡したら、快くやり直してくれましたが
まだ、2度目もにおいが残っていました

それで、以前の工場で洗ってもらった服地や、他の物を持って工場にお邪魔しました

社長さんがとても良く話を聞いてくださいました

布にはどれも匂いがあり、工場の方は大丈夫と判断なさったようですが
私は以前仕立てたコートを買ってくださった方が
油のにおいが気になって着られないということがあったと聞いていたので
ちょっと油のにおいを気にしているのかもしれません

匂いがしないと思っていた以前の工場で洗ってくれた服地は
その工場のにおいがするそうです3度目は少し時間をかけ、洗剤も工夫して洗ってくださったそうです

後日戻って来た服地

油のにおいはスッキリ抜けて、3度洗ったこともあって、
これが同じ糸で織った物かと思うほど
表面がつるっとなめらか、布としての完成度が高くなりました

工場生産の布と同じになった~と思われるかもしれませんが
手織り風を残すより、服地としてのクオリティーを大事にしたいと思います

これからHPやウェブショップにリンクを貼り、紹介させて頂きますね

社長さんのお話しから
ウールの布が専門で、工場生産の布だけでなく、
個人の作家さんや学校、教室からの依頼も受けているとのこと

みなさんがタリフの糸で織った物を出される時は、その旨伝えて頂いた方が確実です
仕上がりの見本があればそれれと、紳士物、婦人物などの使用目的など
参考になりそうなことを伝えてください

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粗筬・仮筬

またまた、前回の続きです

前回の記事の後で、鍵付コメントで
アメリカでの手織り事情に詳しい方から情報を頂きました
有難うございました~

粗筬や仮筬の名前の意味がちがうのかどうか・・・ 
確かにスコットランドの講習で使ったのはraddle、私はこれを仮筬と呼んでいます
海外製の織機の道具に含まれている場合もあります

今回、洋式の機掛けの入門書としてまとめた
『千鳥格子のマフラーを織りましょう』で使っているのはこんなものです

筬を通してから巻き取るやり方が大変だと思っていた後で
この角材にくぎを打っただけの仮筬を使って巻き取る方法を知ったのはもう40年も前

これを使えば絡みやすいモヘアも、甘撚りで毛羽立ちやすい毛糸も経糸に使えます

昨年の今頃訪ねたハリスツイードの現場でも使われていました


私は日本の伝統的なやり方については殆ど知りませんから
やり方をあれこれ比べることはできません

今手織りを楽しむ多くの方が欧米の本を見て、『洋』の手織りをされているにもかかわらず
洋式の機掛けをご存知ないなぁ~と感じたのが、この冊子をまとめた理由です

慣れ親しんだやり方で困っていなければ、それを変える必要はありません
でも、もし何かやり難い~ 手間がかかって面倒~ と感じている方がいらしたら
ぜひ1度こんなやり方もあるのか~と冊子を見て頂きたいと思いますスコットランドの工場の2度の機械の故障で、納期がと~っても遅れています
5月中に納品期限があったお客様にはとてもご迷惑をおかけしました
故障を直してもらうのに2週間、カーディング機械のコンピューターの不具合では
修理してもらう会社が移転中だったとの理由で2週間待たされている???
来週半ばには直るから・・・という説明を聞くのは3度目です~

日本では全く考えられない状況ですが、現地ではよくある話・・・
そんな事情もスコットランドのデイビットがしてくれた問い合わせで判明

気長に待つしかありません~

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綜絖の通し方と動かし方

前回の続きです 

経糸を織機にかけるやり方が2つしかないなら、
単純に『違いはこれです~』と言えるのですが
他にもいろいろなやり方があります

粗筬を使って、巻き取ってから綾返しをして綜絖を通すやり方のことは良く耳にします
多くの方が『綾返しが解らない~』と言われます
着物の様に細い糸をたくさん使う場合は、これが良い方法なのですね
でも、ウールの様な太い糸を使う場合はちょっとやりにくそう

粗筬も1羽/cmなんていう筬があるならいいけれど
私が体験させてもらった時は8羽/cmで織るのに4羽/cmの筬を使い
8本を1羽に入れて、3羽空けて次の8本というのは空き羽を数えるのが大変でした
糸がこすれて、油がついていない糸なら毛羽立ってしまうでしょう

ホームスパンの方は紡いだ糸が無駄にならないように
あらかじめ補助糸を通しておき
それに経糸を結んでから男巻きに巻き取る方法もありますから
筬→綜絖→巻き取りと同じですねそれぞれに良いところ、やり易いところがあるので、何が正しいはないので
自分がやり易いという方法で良いと思います~それで、綾織りのために綜絖を動かす順番ですが、いろいろあるようです
綜絖の 1と2、2と3、3と4、4と1 
       2と3から始め 3と4、 4と1、 1と2
     1と4から始め 1と2、 2と3、 3と4

綜絖の呼び方が奥から1 手前から1
綜絖の開き方 ペダルを踏むと上に開く 上開口、 下に開く 下開口又は両開口

という訳でこの組み合わせが存在するわけですが
極ふつうの綾織り、千鳥格子など殆どは、どの方法でも全く問題ありません~ 
でも組織の模様を織りだす時だけちょっと注意がいりますね

綾織り組織の説明を上手にできるようにをあれこれ考えています~

最近の若手生徒さんはチェックのストールにはまっています~
一番の若手、Mさんは気に入っているチェックを元にデザインしました

Aさんは、タータンチェックの本で織りたい物を見つけて織れるようにデザインし直しました
これの元はMacpherson Hunting

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綜絖の番号は奥から?手前から?

ボチボチと『千鳥格子のマフラーを織りましょう』にご注文を頂いています

それに伴い時々買ってくださった方とやり取りをする機会も増えました

簡単な織機で平織を織っていたけれど、
4枚綜絖で織ってみたいという方が買ってくださっている場合もあるようで、
4枚綜絖の番号と通し方のちぐはぐなところの質問が届きました。

綜絖の番号は奥から1なのか、手前から1なのか
これはどちらが正しいということはありません

いずれも、確かな事実と出会ったわけではありませんから
諸事情を考え合わせて一番納得がいくことを私の説としておきましょう

これは以前彦根さんがブログに書いていらっしゃったように、
どの様に織機に経糸をセットするかも関係しているようです

経糸を先に巻き取ってから、織機の前に座って綜絖通しをする場合
右利きであれば自然に右から始めるでしょう
手前から通すより奥から通し始める方がやり易いですね
そうすると自然に奥から1,2,3,4でしょう

先に筬に経糸を通してから綜絖に通して巻き取る場合
織機の後ろ側に座り、同じように右の奥から綜絖通しをすると
織る側から見ると手前、左から通し始め1,2,3,4となりますね

通し方は全く同じです

織機の前に座って左手前から通し始める友人もいます

私は手前が1の方が都合が良い点が多いという理由で
手前から1,2,3,4と呼んでいます

ヨーロッパでは奥が1
アメリカではヨーロッパ式から手前を1と呼ぶように変わったと書いてある本がありました
日本は両方ありますね

だから綾織りが難しいと思われているのではないでしょうか???
最近の作品

Hさんは2枚目の8枚綜絖2重織のブランケットを織り始められました
1枚目の時は全面同じ柄にするために、その都度タイアップをかえていましたが
今回はペダル2本を同時に踏む組み合わせをHさんが考えて、タイアップはそのまま織っておられます!


小さい柄のオーバーショットが続いています
これはWさんのウール、表と裏(どちらでもよいのですが) 水玉模様みたいでかわいいですね


3/16の綿糸を使ってKさんのブックカバー

Mさんは初めてのオーバーショット
次の本番に向けての練習です



Yさんの大きなマットも織りあがりました
幅80cm長さ130cm位、
色が良く出ていません~
中々織り進まないので、
とてもよく頑張りました私の服地も織り終わったのですが、写真を撮るのを忘れて仕上げに送ってしまいました~
戻ってきたら見ていただきますね

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お久しぶり~

昨日、私が手織りを教え始めた頃に出会ったWさんが訪ねて下さいました

引っ越してからも手織りを続けたいと、時々工房に来て少しずつ覚えていった方です
教えながらも、私はW さんにとっても大事なことを教えて頂きました

工房まで来るのが大変なので、参考になる本などの話になると
『書いた物から理解することが出来ないんです~』
私も字から読み取ることがとっても苦手だと思っているのですが
それを自ら言って、でもやりたいことのために方法を探して実行しているW さんが
とても楽しそうで、素敵でした

最初はほぼメモも取らず・・・実際に見て覚えられ、
時間をかけて自分で身に付けてこられました

昨日は、少し違うことがやってみたいと・・・

出来ることは多くないかもしれないけど、覚えたことは確実!
書いては覚えられないと言いながら、しっかり自分の法則で書いている~~

そうなんです、決まり通りの書き方でなくても、自分で理解できれば、それも有り!

兎角、型にはめる方向へ行きたい私に、
遠回りでも違う道筋があることを教えて下さったWさん
自分らしい生き方がとっても輝いていました~

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2代前はお隣同士?

先日出店したホビーショーで見つけて下さって手織体験に来てくださったMさん
色々な話をしているうちにわかったMさんの郷里
2代前、私の父方の祖父母と、Mさんの祖父母、同じ土佐に暮らしていた・・・
しかも、とっても近いかもしれない

祖父母たちが生きていて話せたら、遠い地でのこの出会い、喜ぶだろうなぁ~

その話を聞いた父の顔がぱっと明るく、思いは土佐に飛んで行ったみたい

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服地は千鳥格子

先週末に経糸を織機にかけた服地を織り始めました

今回は短時間で織れるように、千鳥格子です
月曜は教室が休み、家を空けられない時間もあり、早くに夕食の支度をして
夕方から工房へ行って、1人で楽しみました~
色が悪くてすみません~


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