今日いつもは工房が休みの日ですが、お昼ごろ1時間半くらいかけて
服地の最後を織りました
最後までトラブルなしだったのですが、続きで2枚目を始めるつもりが出来ませんでした
2枚目の色を決めたというのに、その中の1色が入っているN01の箱がどうしても見つからない
あちこち引っ掻き回して、とうとう見つけました
そう、気をつけてみたらすぐ見つかるはずなのに・・・
糸は揃ったのですが、人が来る日は広げられないので、縦糸を巻き取るのは先になりそうです
今日偶然ある人と電話で長話しをしました
聞くほうが多かったのですが、私の過去の経験と通じることが多くあったので、
こちらから体験談をお話しすることもありました。
それまで言葉で意識していなかった事が、誰かに話す事で、明らかになってきます
良かれと思って言っても、意地悪としか届かない
本心からありがたいと思ってお礼を言っても、嫌な言葉が返ってくる
それって、受信側の問題ですね
かつて、○で発信したものが届いた時には□にしか認識されないという経験をしました
他の人とは丸は○で話が通じるのに、何か変だと違和感ばかりが残っていましたが
長い時間を経て、それは□になって届いていることを知りました
嫌なリアクションが帰ってくる時は、キット辛い時なんでしょうね
そんな時は、『大変なんだね』と理解を示す方が結果がいいかもしれません
人って、自分の事を解ってもらえたと感じると、
相手を思いやる気持ちが少し出てくるようです、自分の経験から・・・
『感情は魂が発する言葉』と言われた方があります
人は魂を無視して生きる事はできない、と思います
ごまかしても、魂の言葉はなくならない、向き合うしかない と思います
織とは関係ないけれど、時々心が放出する言葉も聞いてくださいね
未分類
1日織りました
この頃、1日ずっと織り続ける事が殆んど無かったのですが
昨日、今日とずっと服地を織っていました
後50cmという所まで来て、時間と体力切れになってしまいました
そしてこれくらいになると、次を考えます
色の候補を出して、糸を見えるところへ並べてあります
同じ模様の色違いにするつもりです
織り終わったら、それを綜絖に残しておいて、次の縦糸を巻き取って
1枚目の最後につなぐ予定です
4枚の綜絖の数がアンバランスなので、続けて同じ模様を織った方が手間が省けます
織りながら、スコットランドのツイードについて書きたいと思ったのですが、
今晩はどうやら時間切れ、次回にまわします
お庭で咲いた立派なゆりの花をいただきました
何時も糸についている油の匂いが漂っている工房ですが
それに負けないくらいゆりの香りが強いです
やっぱり楽しい
水曜日のお昼ごろから服地を織り始めました
ツイードの糸を触るのは久しぶりですが
織り始めたら、やっぱり、これが好き!という感じが沸いてきました
同じ事の繰り返しですが、それが楽しい!!
この週末も、織り進めたいと思っています
服地の縦糸2
昨日のブログに書いたものの写真です
珍しく工房を訪れた母に観てもらったら、随分薄くなっているし、色も出ているというもみ
リボン状に切ったもみを綾織で、その間に縦糸と同じ糸を強度のために毎回入れています
和服の事は何も知らない私なのですが、こんなに薄くなるまで愛用された布のお陰で
楽しみながら織れるのかもしれません
今日は、残りの縦糸の巻取りが1時か余りで出来ました
これを巻き終わってから、天秤式をロクロ式に替え
綜絖の数を確かめて調整して、夕方縦糸を通し始めました
縦糸が出来ると、なるべく早く織ってみたくなります
特に、糸の状態で見ていた色と、実際縦糸として組み合わさった色の雰囲気が違う場合は
早く試してみたいですね
26年前にスコットランドで服地を織っていた頃の事を、色々思い出しました
何でもやりたい事ができた体力が懐かしい
そんな事があったから、20代の人には何でもやりたいことを思いっきりしなさいと
機会があるごとに刺激をしている
私がガムシャラに織った20代の未熟な沢山の経験が今とても役に立っているからです
服地の縦糸
最近は暑くなったせいか、手織り講習の申し込みが途切れているので
このときとばかり自分のものを色々手を出しています
前々から一度やってみたいと思っていたのは
細い縦糸に、古布の〔もみ〕を7mmくらいの幅に切って
つぶさずに織り込むというものです
前に太目の織用の糸では、ウールが縮んで絹の布が立体的になり
色も良かったのですが、もう少し薄手のものにしてみたいと思っていました
昨年暮れから思いつつ出来なかったと言う記憶がありますから
随分長い事暖めてきた事になりますが
結果、大きな裁ちばさみで布を切るために、右腕が痛くなり
思うように進みません。それに絹の毛羽立ちが気になるので
手間をかけても、出来上がったものは使い勝手が悪いという感じがしています
後もう少しなのですが、仕上げる前に他の事を始めてしまいました
これも前から暖めていたツイードの服地・・・
昨年秋からいくつか色違いを織っていたチェックを服地にしてみたいと考えていました
しばらくマットを織っていた方がおわったので
縦糸を用意して、巻き取りを始めました
スコットランドで覚えた、セクショナルウォーピングです
糸が問題なく出てきてくれれば、早くできるのですが
時々虫食いの糸切れで、中断され、今日は3分の1くらいで時間切れ
明日その続きをする予定
久しぶりのツイードで楽しみにしています
広告の用意をしています
暑くなってきましたが、手織工房タリフではいつでも暖かいウールの話です
9月の東京スピニングパーティーにスコットランドの糸を持って出店しますが
その前に発売のスピナッツに、サンプルつきの広告を出します
今、そのサンプル1500の用意を進めています
今日は手伝ってくれる方と娘の3人でホッチキス片手に頑張りました
こんな感じになるでしょう
しばらく前から娘が頑張ってくれていたので、今日で約半分が出来上がり
あと何日かかるでしょうね
スピニングパーティー出店用のチェックキットなどのことも考え始めました
新しい色を2・3色増やしたいと思っています
板とネジと、みんなの力
糸が送られてきた大きなダンボール箱を利用して糸の棚を作って約半年
糸の重みで下の箱がゆがみ倒れそうになってしまったので
思い切って、合板を使って糸の棚を作りました
といっても、私は寸法を決めて、ホームセンターで木を切ってもらうくらい
後は子供達の微調整のために切ったりドリルの腕にかかっています
この辺はいつの間にか、重ねてきた経験が物を言います
細かい所が良く見える息子、根気よくドリルで穴を開けたりネジ止めをする娘
お互い、出すぎると文句を言いたくなるのが解っていて、上手に引いたり押したり・・・
なんだかんだ言いながら結局みんな楽しみ、1日で、3つの棚を作ってしまいました
Before
After
いよいよ本物の糸屋になった気分
工房にこれを置く場所が無いのが残念ですね
終わりが12時近くになりましたが、使っていたダンボールの箱も全部つぶして
翌日の古紙回収に出せたし、良かったです
こんなに小さくなってしまいました
早速糸の注文が入りました うれしいですね
スピニング講習会の余韻
先日の講習会の後、参加された方々の感想が届きました
その中の一つを了解を得て紹介します
講習会とても有意義でした
ほとんどプロの皆さんの中に入れていただき
そのエネルギーを感じました
紡ぎそのものより
なんか生き方の講演会にを聴いたたような気がしました
羊と関わるという行為を通して
豊かに生きる事を学んだような気がしました
与えられた命を悔い無く全うできる人でありたいですね
良い出会いをしたこと嬉しく思います
亡くなった後もこんな形で人を導いている先輩に敬意を表します
これから紡ぎと向き合うたびに思い出すでしょう
大事な事を忘れないでいようとプライドを持ちましょうね
百瀬正香さんはもちろんの事、その思いを自分の言葉にして話してくれた講師は
心に届く何かを与えてくれましたね
それを『受け取りましたよ』と知らせてくれた方々
とってもうれしいです
何を持って帰れるかは参加者次第という講習会でしたが
夫々の歩みに何か変化があって、少しずつ前に進んでいらっしゃるでしょう
私はといえば、あれから紡ぎ車を回す時間が無く、
工房で合間にスピンドルを少し回した程度・・・・
やってみたいことが山盛り状態です
明治神宮の菖蒲
今日は夕方から、明治神宮での渋谷区主催の『花菖蒲を観る交流会』へリッタと出かけました
近い内に見に行く予定をしていたのですが、それを聞いた父が
長年渋谷区で働いた功労で渋谷区の名誉区民になり、送られてきた招待状をくれたので
予定を早めて、行ってきました
受付を通ってぞろぞろと菖蒲園の中に入り、道順どおりに進み
途中、野点のお茶を頂き、写真を撮って、1時間くらい散策
外へ出て、交歓会の会場の文化館へ、まだちょっとだけ早かったので
そこで明治・大正の宮廷衣装展をゆっくり見ていたら
ご馳走は全て無くなっていました。そうですよね!
展示を見に来る人もまばらで、ゆっくり静かに見られてその方が良かったです
東京に住んでいるのに、花菖蒲を見に行ったのは、
29年前に我が家に滞在していたデンマークの体操の先生を連れて行って以来
久しぶりに日本らしい雰囲気を味わいました
30年かかって見つけた答え
先日のスピニング講習会で、私は紡ぎ車の実技講習の人数には食い込めず
夜講師に個人レッスンをしてもらいました
長い時間ではありませんでしたが、そこで30年ほど持ち続けてきた疑問の答をやっと見つけました。
初めて手紡ぎを習ったのはどこの誰だったのかはっきりしませんが
右手でこまめに繊維を引っ張り出してよりをかけていくのが梳毛糸
ローラグにしてよりをかけながら手を引いていくのが紡毛糸と、思い込んでいました
紡毛糸を紡いでいるはずなのに、繊維が長ければ、出来上がった糸はどう見ても梳毛糸みたいに見えます。
『毛足の長い毛は梳毛糸になりたがる』と繊維の長さのせいにしていました。
ことから、自分が紡いだ糸はいったい何なのか、これまで随分多くの人に質問をぶつけてみても、納得がいく答えが見つかりませんでした
こんな事が気になりながら色々な人にあったり、話をしたりしている内に
何となくオーストラリアやニュージーランド、英国、そして日本で
梳毛糸、紡毛糸の言葉の意味が少しずつ違うかもしれないと思うようになっていました
今回の講師が3年ほど前に上京されて訪ねてくれた時に紡ぎの話になり
それまでと違うテクニックのことを話してくれて、それが答えかも・・・と思いつつ
まだ時ではなかったのですね、理解できていませんでした
今度の講習会は工房で話を聞き、夜になって、待ってましたとばかり自分で
撚りを溜めておいて一気に右に引く紡毛糸のつむぎ方をやってみました
何度か目かに出来て・・・ そして話している内にわかったこと
それは30年も紡毛糸を紡いでいると思い込んでいたのは
実は梳毛糸紡ぎだったということ
紡毛糸に紡げたと思っていたのはへたくそな梳毛糸だったから!!!
それでこれまでの私の疑問はこの答えが全てがピッタリはまります!
『どうやっても梳毛糸になりたいのね』と思っていたコリデールを
紡毛糸紡ぎにしてみたら、全く違う糸になったのです
講習会を終えて、改めて手紡ぎ関係の書物を拾い読みしてみたら
私が手紡ぎに関して如何に知らないかを実感しました
私は自分の疑問の答えが欲しくて講習会を企画して、答えを見つけたけれど
参加してくださった方々は、私の思いもよらないレベルで紡いでいるような気がします
それでも、『ホームスパンはスコットランドやアイルランドの農家で作られていた』という記事に
夫々でいいのかな?と思います
まだまだ奥が深い話が沢山有ります
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