2年前に札幌で開催した
『手織のためのチェックデザイン講習会』札幌で手織教室を主宰している米林先生と
苫小牧で手織グループのまとめ役をしているNさんの尽力で3日間で13人の方々が受講して下さいました
その時に「夫々がデザインしたチェックを織って見せ合いたいですねぇ」の話しが、今回の作品展につながりました
受講された方々の作品に加え、伝統的なスコットランドチェックについてデザインと歴史の紹介も致します
作品や糸などの販売も致します
お近くの方は是非お出かけ下さい~
会期中は会場にいます
「ブログを見て・・・」と是非声をかけてくださいね
後1ヶ月足らず、キットの販売もあったので、熱気ムンムンの工房です~
織り
服地2点がジャケットに
今日は知り合いのデザイナーさんが工房に来てくれました
都内で仕事をしているYさん(男性)は母親同士が友だちで
婦人服を作っていると聞いていたので、2009年の展示会の折に初めて
私の織った服地を仕立てて頂きました
それ以来このデザインが人気です
衿にお花がつけてあり、それがとても可愛いと
このジャケット、展示すると同時に買い手が決まりました
このチェックはスコットランドチェックの代表の1つともいえるガンクラブ
元々はCoigachという名前ですが、この発音がむつかしくアメリカの銃のクラブのユニフォームに採用されて以来ガンクラブと呼ばれるようになったという歴史が有ります
このデザインでと昨年秋に1件、初夏に1件の注文がありました
織った服地は、この2点
移転などがあり、お1人は長く待っていただきました ごめんなさ~い
私の手持ちの服地で札幌での展示会用にも1着注文しました
ツイードらしい服地でドレッシーなデザインはどんな感じになるでしょう
楽しみがもう1つ増えました
明日は講習は4人、3人が新しい物を織り始めなので、私の頭はフル回転でしょう
東京は久しぶりのお湿りで植物が生き生きしてきました
暑いけど、そろそろ秋の気配ですねぇ
服地織り終わりました
7月始めに経糸のかけ方を見て頂いた服地が織り終わりました
久しぶりにチェックの服地を織りました
といっても、経、緯にグラデーションが入ってるチェックですが・・・
経糸がとてもきれいに巻き取れていたので、最後までスッキリ織れました
講習の合間に織ると、中々同じ調子で織れないことが多いのですが
この服地は細切れの時間でも、殆どばらつきが無く、仕上がりも良さそうですみなさんの織り終りに残る経糸はどのくらいでしょう?
織機によって、最後に織れずに残す経糸の長さは違いますが
私の場合、最後を輪にするため、残すのは約20cm
勿論この状態で織った最後は最良の状態では有りませんが
布の仕上げの工程では必ず端が引っ張られたりプレスの最初と最後は少々曲がったり・・・
最後の5cmが役に立ちます~
最近のみなさんの作品も楽しいです~
強撚糸に興味を持ってからこのデザインを暖めていたWさんです
片方の端を差し込んでいる部分は強撚糸を使っています
どれくらい縮んでくれるのかが、解らず心配しましたが
お湯につけたら思っていた通りになって、大喜び~8枚綜絖のWinter & Summerの組み合わせ
お友だちのリクエストで2回目の挑戦です
8枚綜絖はレバー操作で織りますが
しばらくしたら、思い出したのか、
さくさくと織り進んでいます
他は次回に・・・
昨晩から涼しい東京ですが、又暑くなるそうです
みなさま、お大切に
チェックを織りました
半年以上チェックを織っていませんでした
最後に織った服地2点はチェックのジャケット等に合わせる為の無地のスカート地
先日経糸をかけた服地が久しぶりのチェックです
でも、それを織り始める前に久しぶりに大きなチェックを織りました
太い糸のブランケットです
やっぱりチェックを織るのは楽しい!!!
随分前からこんなものを織りたいと思っていました
服地も織り始め、チェックが戻ってくるようです~昨日は講習が終わってから、アドバイザーのMさんを交えて
息子1も一緒に色々と仕事の打ち合わせ
次々と進める企画などを相談
えぇっっっ~~というほど、夏の間の仕事が沢山ありました
どこまで出来るかなぁ~
でも1ずつやりましょう!
単糸の経糸について
最近チェビオットの経糸を巻き取るのがとても大変だったという話しを2人から聞きました
タリフの糸は油が付いていて毛羽立ちを抑えてあるので
とても扱いやすく、双糸は経糸の巻き取りも殆どトラブル有りません
そのつもりで単糸を扱うとちょっと大変だったのかもしれません
単糸は工場でコーンに巻き上げた後で程ほどの撚り止めはしてあるのですが
それでも、糸を緩めると、クルクル回ります
今日丁度服地の経糸を織機にかけ始めました
経糸を織機にセットする作業を簡単にする秘訣は
きれいな経糸を作る(整経) ⇒ それを崩さずきれいなまま織機にかけるの2点です
写真の経糸は960本織り幅86cm
糸が細いので、整経台には沢山かけられるのですが、全体を5つにわけて
約200本ずつの束にして、夫々に500mlのペットボトルを重しにします
クルクルなって巻き取り難いのはこのようにテンションをあげて引っ張ると解消します
経糸の本数が多くなって、複数を同時に引いて整経される方も有ると思いますが
大管などを使う場合も、均一な張り具合で扱えないようなら
手間でも1本ずつ整経するときれいに出来ます
経糸がきれいに巻き取れると、服地の出来上がりもスッキリしています
勿論織る時のトラブルも有りません
これらの糸は工業用で、機械で加工するためのものです
それが度々切れるような事が有れば、扱いがちょっと合っていないかもです
1本では弱くても束ではかなり強いので、工夫してみてください
これに関しての問合せにもお答えいたします~
明日、巻き取りをして、どこまで綜絖通しができるでしょう・・・
ラグを織りました
久しぶりに独りで織りを楽しみました
それも、かれこれ40年足らず、好きでは無いから絶対しないと思っていたし
人にもそう話していたラグです
経糸が見えないように織るラグ
学生時代、手織を少し習った時にこのタイプを織って楽しめなかったのは経糸が見えず、緯糸だけで出す表情だからと思っていました
好きなのはのは綾織りで、経糸と緯糸の同じ密度・・・
ず~とウールの服地が好きです~~
でも不思議な成り行きでラグを織ってみたいと思うようになりました
時々机上講習にみえるWさんが、他の先生に習って・・・と
見せてくださったサンプルが始まりのようですが、
それが面白い!と思える下地は出来ていたようです
絶対自分では織らないと思っていたのに
何が変わったのでしょうね
年齢のせいか、それとも沢山チェックや服地を織って満足してきたのか・・・
(まだまだ服地は沢山織りたいですが)
織り上げて機から外しました
楽しかった~~
楽しめた自分が嬉しいですね
お得意様のチェック
木曜日にお得意様のNさんがお友だちと工房を尋ねてくださいました
作品を持参して下さいました
「この糸はどんな色ともよく合ってくれて、チェックが楽しい~」と
チェックの色合いがとてもステキ
私の色使いと違ってとても新鮮でした
~~有難うございました~~
毎日暮らしの中でお知らせしたいことが多々ありながら
少々サボっておりました~
カメラから写真を取り込むのが面倒?
思っていることを言葉に整えるエネルギーが・・・?
いえいえ、怠けているだけですね
夜はするべきことを山済みにしたままなのに、気分転換したくてテレビを見る?
テレビを見ながら編み物をしたい?
速く仕上げたくて~~
この編み方はかのんはぎ
毎月第2水曜の午後buaru先生に教えて頂いています
余りものの色違いの糸を使ってベストになる予定
長引いていた母の入院も先が見え安心しました
前に戻って少しずつ工房の様子をお伝えしていきますね
日本絹の里へ行ってきました
いつか絹を織ってみたいとずっと思っていました
ウールとは色々違う、それを実際に確かめてみたくて・・・
それに、ウールを沢山織った経験が通用するのか確かめたい・・・
以前紹介した友人行松啓子さんが織物専任講師をしている群馬県日本絹の里に行って
高機の織り体験をさせてもらいました
2台あった体験用の高機から絣が入ったほうを選んで織らせてもらいました
糸は絹紡糸で比較的織りやすかった
しばらくすると、ウールの無地を織っているリズムと同じで程ほど織れる様な・・・でも、織り終って切り離してから
光に通してみれば緯糸の密度はそろわず
どちらかというと打ち込みが足りない?
気が付かない内に変な癖も有るみたいで、教えてもらって絹を織る大変さを再確認しました知っているつもりが知らないことが沢山有るようです
まだ理解できていないような気がするのですが
知らないことを知る事も、また大事ですね
今週土曜日には工房の生徒さん方10名余りのグループで勉強に行きます~
絹の話しと小さい物の織り体験のプログラムを組んでくれています
帰り道に最近店舗を移転した羊の工房パオさんを訪ねました
スコットランドの糸の輸入販売を始めたる時に力強く後押しをしてくれたパオさんです
ご自宅の隣に店舗を移転されて今は1人で片づけ中
入れてくださった美味しいコーヒーを頂きながら今度はウールの話しを楽しみました
こんな時間の帰路は高速道路で渋滞に巻き込まれたのですが
それも気にならないくらい楽しく充実した1日でした
帯を織る その2
前回に続き、先日工房で織り終わった帯を2点紹介します
Wさんが硬い絹糸の2色を経糸、黒を緯糸に使って横吉野を織りました。
幅を広く織ったので、帯に仕立ててもらうそうです
Kさんは綿糸を使い昼夜織りにしました
オレンジ色が大好きなKさん、この色合いも迷わず決められました
織りながら、「惚れ惚れしてきたわ~」ととても楽しそうでした
WさんもKさんも生徒さんの中では一番長く来られている
夫々別々に来られたのに、皆さんとても仲が良い
特に工房が広くなって同時に講習できる人数が増えて
お互い顔を合わせる機会が増えて、織りながらのお喋りも楽しそう
教えて下さった森田先生、有難うございます~
お陰様でウールだけだった当工房の手織の幅が広がりました
帯が織りあがりました
昨年の新年会がきっかけで6ヶ月ほど続いた
手織工房タリフのメンバー5人の着物着付け教室
着物を楽しむ方々の間で、和装の物が織りたいという希望が出てきました
私は来た事も興味もなく、着物の事など殆ど知りません
着物に興味がないというより、ウールの織に魅了されて他が考えられない・・・
生徒さんが私の知らないことをしたいと言ったら、
一緒に勉強するか、よく知っている先生に習います~
という訳で昨年6月末に風あい工房の森田先生を総勢8人で訪ねましたその時に習ってきた事を元に、4人が帯を織り、最近織りあがりました
まず9月に若手のTさんが綿糸の半幅帯を織り上げました
これまで慣れていたウールより経密度が高く硬く打ち込むのに苦労しました
特に縞のデザインにこだわったTさん
今年の夏はステキな浴衣に締められるでしょう~
今年になって織り始めた工房スタッフのMさんの作品
風あい工房で教えて頂いた4種類の中のひとつです
経糸は太めで硬い絹糸 森田先生が染めてくださいました
緯糸は着物を裂いた布と細い黒の綿糸
これは裂き織りなので割りに厚みがありとても良い感じに出来上がりました
初めて長い経糸に一生懸命取り組まれました~
あと2点は次回に
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