2009年 の投稿一覧

手紡ぎの糸

11月に工房で、友人Baruさんがスピンドルで糸を紡ぐミニ講習をしましたが
今週は紡いだ糸を形にする講習をTさんにしてくださいました

初めて紡いだ糸が形になるのは、とっても意義深いと思います
私は何時が初めてだったのかも、初めて紡いだ糸もどこへ行ったのか・・・

これは初めて糸を紡いだTさんの作品
ガーター編みで、ピンクッションとマット2枚
作り目の仕方、編み始めの目の扱い方2種類
1枚ずつ編み進みながら、違うやり方を覚えるという、編み物の面白さを体験できる教え方、初めてでした


Baruさんは 羊の毛、下準備の仕方、紡ぎ方、撚り止めの仕方などなど
良く知っているし、理屈もしっかり筋が通っている
ずっと糸にこだわってきた私の疑問にピントが合った答えをくれました

一番興味深かったのは、編み物の為に紡いだ糸の撚り止めの仕方
撚り止めをしながらある程度の縮絨をさせて、糸として完成させるというのは
いつも私が手編み用の糸の特徴として言っている
『手編み用の糸は編んでから風合いなどが変わらないように糸が出来ている』ということと
全く同じ考えで、とっても納得

織り用としては私はあまり好きではない梳毛糸ですが
2年前にデンマークのインガーに教えてもらった紡ぎ方をしてみたくて
1年前に手に入れた、ひま研さんの原毛を紡いでいました
2つのボビンいっぱいに単糸が紡げたところだったので、双糸にするやり方を教えていただきました
インガーのところでやった時とほぼ同じ300gの糸が出来上がりました
これは洗っていない原毛で紡いでいるので、こんな色ですが
洗うときれいになるでしょう 一年置いてしまったので、黄ばんでいますが・・・・
もう少し紡いでから、洗って染めて、手編みにしたいと思います

先週初めにYさんがチェック講習会の課題で織ったチェックを仕立ててもらったと
見せに来てくれました
とても暖かそう
良く似合っていました

来年1月14日31日2月14日のチェック講習会、まだ若干の余裕があります
思い切って試してみませんか~?
組み合わせる色で表情を変えるスコットランドの糸
これを使ってオリジナルチェックのデザインを作るための講習です

来年4月最初の週末名古屋でのチェック講習会がほぼ決定になりました

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久しぶりの休み

まず、パソコンについてのご報告
もう修理依頼をするしかない、でも私は分からないので、息子に一任して私は工房へ
息子は再度ネットの情報や説明書をチェック、似たような症状のトラブルを見つけ
試して見て、修理に出すことなく、直してくれました

説明書で見つけた情報は、増設メモリーがうまく接続できていないと
今回と同じような症状が出るというもの
もともとメモリーサイズが小さかったので、息子が後で追加してくれました
それはうまく機能していたのですが、色々やってみた所
メモリーには問題ないけど、受ける側が駄目になっているみたい・・・
ということで、メモリーを一つ取り、パソコンが使えるようになりました

メモリーを一つ取ったらどうなるか、
作業をするときのテーブルのサイズが小さくなる、ということだそうです
一度にあれも、これもとプログラムを立ち上げたり
インターネットのページを沢山開いたまま、他のことが出来ない
なので、少し丁寧にゆっくりパソコンを使う様に気をつけています
外付けハードディスクも使いながら、次のパソコンを考えましょう

そして、11月最後の週末は前から父を乗せて車で出かける予定でした
でも、天候のこともあり、父は行く気がいまいち高まらない・・・
前日は夕方から、ある会に出かけ、10時過ぎに帰宅して
『日曜は天気が悪くなりそうだから、出かけるのはやめよう』
やっぱりね  そうなるような気がしていました

でも私は歓迎、思いがけない休日が与えられました
ずっと休み無し状態が続いていたので、何もしないことを楽しみました

といっても、しばらく前に新聞の書評を見て買った本を一気に読みました
初めて、これだけの厚さの本を1日で読みました

子供の頃から歴史は好きでなく、日本の歴史もおぼつかない、それがスコットランドチェックに興味を持ったことから、スコットランドの歴史にはまってしまった。 今年のスコットランド旅行の折に手に入れた、子供のために書かれたスコットランドの歴史の本を読んで、全体のことが少しつかめた頃、テレビでブレイブハートという映画を見ました。 13世紀にスコットランドを統治下に入れようとするイングランドと戦う平民出身のヒーローウィリアム・ウォレスの生涯の映画で、スコットランドの戦いの歴史を垣間見るようなものでした。そして今度の英国太平記は、ウィリアム・ウォレスの少し前から始まり、ロバート・ブルースがスコットランド王になり、スコットランドを一つの国家としてまとめるまでの詳細が書かれもので、書評にあったように、これを読むとスコットランドの見方が変わる、内容でした。スコットランドチェックとは直接関係ないようですが、その成り立ちを考えると、とても面白くなってきました。

読んでくださってありがとうございます
続きは又明日

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やはり使えません

昨晩と今朝、パソコンが起動して使えたので
よかった~ と思っていたのですが
やっぱり、簡単な事ではなかったようです

午前中に文書を作るために工房にパソコンを持って行き
スイッチを入れても、何も起こらない
その後、息子がしてみたら、起動して
文書を書き始めたら、 いきなりプチーーーン
修理に出すしかなさそうです

外付けハードディスクをデスクトップにつないで
これまでと同じことができるようにしてくれたのですが・・・・
多分使いにくさを感じるのはモニターの位置と
老眼鏡をかけて見える距離が合わないのでしょう

それにしても、知らないうちにかなりパソコンに依存していますね
もしも、データーが全部消滅していたら何もできない

習わずにここまでパソコンに詳しくなっていた息子に脱帽です

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お知らせ2

今朝、再度息子が説明書を確認して試したら
パソコン復活しました

問題は気がつかないうちにショートカットキーを操作していたこと
でも色々いじったために前と同じではないので
もう少し時間がかかると思います

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お知らせ

朝晩活躍していた私のノートパソコンが突然起動しなくなりました
いつも面倒を見てくれる息子のおかげで
ハードディスクの中身はバックアップができて
メールチェックなどは、デスクトップで出来るのですが
いつものように、作業が出来ません
ご迷惑をおかけする事があるかもしれません
さてさて、修理などどうなるかなぁ・・・・

明日あさってと珍しく講習の予約が無く
少し自分の織りが進められるかと思いきや・・・ です

予定外に次男が帰宅して、
家の中の空気がちょっと変わり、いいですね

もう1つ予定外に織り友達のYさんが
春のチェック講習会の勉強で作ったオリジナルチェックの布で
ベストが出来たと見せに来てくれました
ワクワクするような話をたくさん聞かせてくれて
夢が広がります

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お知らせ

スコットランドから毛糸を輸入して販売を始めて、4度目の冬
昨年秋頃から、この糸の良さが手織りの方々に広がってきています

手織りの先生がお教室でお使いくださることが増えていて、うれしいです
ずーっと前、このタイプの糸を持つ前は、私も教えるための糸の調達が大変でした
気に入った糸はないし、問屋さんから買った糸は染めなきゃならないし・・・

シーズンには少し遅くなりましたが
手織り教室の先生向けに、お試し品を提供したいと思います
今回10セットを用意しました

12色を少しずつ組み合わせたパックです
これと糸見本をセットで差し上げます

ご希望の方は、参考の為に
手織り教室案内または、
活動内容、生徒さんの人数などを
お知らせください
お知り合いにもお勧めい下さいね

昨日も工房賑やかでした
現在月決めの講習は定員いっぱいなのですが
その合間をぬって単発の講習をしています
昨日は、平織りしか出来ないから綾織りを覚えたいという方が見えました
1日だけの体験ということで小さな千鳥格子のものを織りましたが
平織りで織っているだけに、手が早い、飲み込みも良く
少し時間超過で洗いまでして完成しました

頂いたメールに書かれていた彼女の言葉です
『まだ入り口な感じの私ですが、手織りにこんな色々な世界がある!
と感じさせていただきました。とても楽しかったです。』

忙しくて、自分の作業が進まない、という現状ですが
充実した毎日を過ごさせていただいていま~す
ブログを読んでくださっている方々、ありがとうございます

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色の不思議

昨晩書いたとおり、服地を織り終えました
今年の春のスコットランド旅行を記念したチェックですが
ぴったりの名前が見つかりません
ラムウールの単糸で織ったのでやわらかい薄手の服地になるでしょう

一緒に写っているのは、先日息子が織ったマフラー
同色で、でもヘリンボーンに見える柄が織りたいという彼のこだわり
少し違う赤を縦と横に使っています

裾のオレンジの模様は、赤とオレンジの割合にこだわり
オレンジは2本取りを横糸にしています

これは一部ですが、横糸を決めるために最初に織ったサンプル
写真では分かりにくいのですが、横糸の色によって縦糸の赤の色が微妙に変わります

今週は、チェックキットの注文が3件入りました
チェックの魅力が伝染していくようです

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賑やかです

寒くなってきて、ウールを織る気になった方々が増えたようで
次々と糸の注文が入ってきます

工房では、ほぼ毎日1~2人の手織り講習をしていますが
その脇で、糸を巻いたり、注文の発送をしたり
直接工房に糸を買いに来てくださる方もありますから
色々な話を聞いたり、話したり・・・・
賑やかな日が続いています

その合間を縫って織っている細い単糸の服地がもうすぐ終わります
チェック展の為に織りたかった服地ですが、時間切れで後回しになってしまったもの
先週初めには、週末には終わるだろうと思っていたのに
次々用事が入るので、のびのびになっています
あしたこそ !!!

服地用単糸の糸見本回覧も始まりました
1番の注文書が届きましたよ

工房の目の前に郵便ポストがあるので、切手を貼って用意して
集めに来る赤い車を待ちます
ポストに入れられない物は手渡しで持って行ってくれるので助かりますね

今日は糸を買いにこられた方にとても素敵なチェックを見せていただきました
タリフのチェックキットをお買いになり、マフラーを1本織った後色を変えて織られたそうです
目立つ色で入れることが多いオーバーチェックを控えめの色に変えたり
打ち込みをゆるくしたため、遠目には縦縞っぽく見えます
使っている色も、違う色に見えます

スコットランド製のこの糸は1本に沢山の色が混ぜてありますから
その効果なのか、隣に持ってくる色によって
同じ色が違う色に見えることがしばしばあり驚かされます
これがチェックを織る楽しみでもありますね

このブログでチェック講習会のご案内をしたところ
名古屋のお得意様から、受けたいけど行かれないという声をいただきました
2週間おき3回の講習をまとめて連続2日に凝縮した
出張講習会が出来るかもしれないと相談しています
興味おありの方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください

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ツイードの話

しばらく前に、ツイードの定義は綾織りなのに、
何でホームスパンは平織りが多いのだろうと
書いたのだけれど、そのことで今日一つ新しい発見がありました

今日は前からきっちり予定を立てて、
下北沢まですずきひろこさんの作品展を見に行きました
前にこの方にホームスパンを習っていらっしゃるJoyceさんが
私の所へチェックサンプルを織りに来て下さり、それ以来興味深く思っていました

作品の一つ一つにお人柄の暖かさがあふれているというのが第1印象
羊の暖かさを、そのまま引き出して糸にし、布に織られ
とても丁寧はお仕事ぶりを想像させる数々でした

そしてお客様が次々いらっしゃる合間にちょっとこの疑問をお聞きしてみた所
前にハリスツイードの布サンプルを見たことがあり、その中には平織りの物もあったとか・・・
時間が短かったので、その続きは工房にお邪魔させて頂いて伺うことになりました

また一つ、自分が知っていることが1部分のことで、
全てではないことを教えていただきました
どこまで真実に近いことが分かるかどうか、は別として
謙虚に歩みを進めたいと思った出来事でした

その後新宿で
私が講師で行っている福祉センターの為に糸を買いにSグループの東京ショップへ
こちらは、工業用の残糸(細い物が多い)を巻きなおして販売していて
ループなど変わり糸があるので、何本か合わせて織る時に重宝します
1年に2回ほど行くのですが、毎回面白い糸が減っているような気がします
日本での工業生産が減っているということが影響しているかもしれませんね

オカダヤさんへも・・・
色々な小物を見ながら売り場を上から下へ
別に興味が無いもの、ちょっと面白そうな物・・・
でも、当分の縫製材料はあるので余計な物は買うつもりは無なく
買ったのは、20cmの竹の物指し2本 織る時の横糸の打ち込み具合を計るのに便利です

そしてやっぱりウールの布地売り場へ足が向き、一通り触って、表示を見て・・・・
驚くことに、ここにもほとんどウール100%の布が無い
確かに風合いや色、柄などいいと思う物はあるのですが、
一般の人たちがウールの洋服を作りたいと思っても、これじゃ見つからないと
なんだかちょっとがっかりしました

でも発想を変えると、ウール100%の布を織る価値がある???

これからを担う若者たちに本物を知るチャンスを作らなくちゃね

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手織りのためのスコットランドチェック講習会のお知らせ

今年春に続き、手織りのためのチェック講習会をいたします

縦じまの縦糸に、横じまの横糸を組み合わせれば、チェックは織れますが・・・・
ちょっとした法則でデザインすると、すっきり見栄えの良いチェックになるでしょう
スコットランド製の毛糸は1本の糸に沢山の色が混ざっています
その効果でしょうか、隣に持ってくる色によって同じ色なのに、違って見えます

そんな色の組み合わせを楽しみながらオリジナルチェックデザインを作りませんか?
2週間の間に実際に織ってみることで、役に立つ講習になるでしょう

日時  1回目1月17日(日)
     2回目1月31日(日)
     3回目2月14日(日)会場は未定(1回目までに決定します)
時間  10:00~16:00
場所  清瀬市松山市民センター(手織工房タリフを通り過ぎて約200m)
参加費全3回 ¥23,000 
(講習料の他、糸の代金各回200g合計600g分を含みます)
参加条件3回連続参加可能な人・綾織りが出来ること
募集人数6名
講習予定内容
1回目英国織物事情・スコットランドのツイード関連の話
    糸の特徴、簡単な縦糸のセッティング方法など
    スコットランドチェックの基本、千鳥格子 
    色の組み合わせ方を中心に学びます
2回目世界中のチェックの原点 グレンチェック
    基本と応用、色を加えてより複雑なチェックへ
    ツイードの代表 ヘリンボーン(チェックではありませんが・・)
3回目タータンタイプチェック
    タータンについて
    大きなチェックのデザインの作り方のヒント
    組織織りにチェックを組み合わせる 

工房からスコットランド紡績糸全70色を持ち込みますので、それらの色の中から
各回テーマに沿ったオリジナルデザインを作ります。それを次の講習までに織り上げてください。

1回目2回目3回目のブログをご覧ください

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