暮らし

秋の色を楽しんでいます

朝の散歩をするようになって秋の色を楽しんでいます

以前の工房までの道には木を眺めるような所が無かったので
季節の変化を景色から感じることはありませんでしたが
朝の散歩はその日の気分で道を変えて
秋の色を楽しんでいます
その写真はないので、先月末に八ヶ岳へ行った時の写真です


秋晴れで色がとてもきれいでした
こんな色のチェックが織りたいなぁと思いながら眺めます
両親が自分で出かけられなくなってから
人の出入りが少なかった玄関ですが
教室が始まって、毎日のように人の出入りがあって
とても嬉しいですね

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恒例 夏休みの終わりのBBQ

父の山仲間から始まった、山岳部OBの仲間のBBQパーティー
両親は亡くなりましたが
今年も常連さん方、それに手仕事仲間が加わって
賑やかな楽しい時となりました


飲んで食べて喋るおじいさんたち(88才が最高齢?)
気心知れた仲間との話がの楽しそうです‼︎

小さな時からお父さんやおじいちゃんについて来ているお嬢さん方は
大きくなりました
久しぶりに会って賑やかに遊んでいます

手仕事仲間は紡ぎ車を回したり、
ハンセンクラフツさんが持って来てくれたミニスピナーを使わせてもらったり、
ひとしきり遊んだ子供達は m が用意したリジットで織ったり、

あちこちで食べながら話し込む人たちがいたり
火のそばで次々と美味しいものを焼いて配って回ってくれる人がいたり

みんなが思い思いに好きなことをして楽しむ心地良い時間です
何も決めず、みんなで同じこともせず「自分で楽しむ 」
それがこの会の良いところです

涼しいところで手仕事を楽しむために1日早く集まった仲間たち
あまり手仕事ははかどらなかったけど交代で作ってくれて
みんなで食べた食事は美味しかったです
Tさんは、手打ち蕎麦を持参して下り茹でたてを振舞ってくれました
とっても美味しかった‼︎

次へ進む良い気分転換になりました

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1っ歩進みました

自分の記事を書くのは本当に久しぶりです
ブログの更新がされないなぁ~と思っていたら
フェイスブックやインスタグラムを始めていた・・・という方もあるのですが
私は登録してあるものの、何もしていません~

この間、時間とエネルギーが要る大仕事を進めていました
住む人が居なくなった、両親の家の片付けです
大きなリビングが中心にある比較的広い家なので
そこに手織工房タリフを持ってきたいと、片付けました

引っ越したことが無い両親は、その前の代からの物も多くあり
でも、骨董のような価値があるものは多分無く・・・
誰かに使ってもらえるならと、信頼できる遺品整理屋さんに託すことにしました



通常の生活用品などまだ使えるものは、福祉関係のリサイクルショップへ
まだ着れる衣類やタオルなどは生徒さんのお世話で、介護施設で働く方へ
(入所されている方で家族が来ない方に利用してくださるそうです)
着物は2代前(母は若い時に和服を着ただけ)からのもの?
手仕事が好きだっただけあって、洗い張りから戻ってきたまま物が多い・・・
裂き織りに使えそうなものや気になる物を残したり
興味がある生徒さんたちに・・・

今回片づけたのは1階部分、手放す決心がつかなかったものは2階に移動
父方の祖母が残したものも含め、まだかなり残っています
私たち兄妹の残していったものなどもあります
家系に関わるものは兄が整理を引き受けてくれているので
これらを次の代に残さずに片付けなければ・・・

大変な作業ですが、両親を身近に感じる感謝の時でした
祖父母、両親の生きた様子を思い出し、過ぎ去らせていく作業でした

まわりに介護中の方が多くいらっしゃいます
決まったルールも結果も無いので、その時々を一生懸命するしかない・・・
でも、自分を無くすまで頑張る必要はありません~
誰でも、他人のお世話にならなくては命は終えられないし
介護される方は我慢することばかりの時を過ごさなければ終わらない・・・
そんなことを教えてくれた母の介護でした
みなさん ご慈愛ください写真右下は40年前にリフォーム以来初めて空っぽになったリビング
これから工房にするためのリフォームをして8月に移転したいと計画しています
そのため8月は教室をお休みします

webshopからのお知らせ
ウェブショップでのお買い物でクレジットカードをご利用頂けるようになりました
詳しくはこちらをご覧ください

「手織りのためのスコットランドチェック」は出版社で在庫が無くなり
私たちの手元にも無くなり、今は、一部のお店に残っているだけになりました
再版の予定はありませんが、改定版はあるかも????
まだ決まりませんが、希望を持って準備を始めています~

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紫陽花の季節

一機に季節が進んで夏のようですね

そんな中、我が家の紫陽花が咲きはじめました
いつも、他の紫陽花よりかなり早く咲き始めます


肥料などをあげていないので、花が小さくなってきたようです
朝から日差しが暑い今日は、花も葉もしんなりしています

こんな色合いでチェックを織りたいなぁ~と毎年思います

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自然の中で~

週末に八ヶ岳の家に行ってきました
車の渋滞を避けて、少し早めの日程でしたが
見事寒い巡りに重なり、標高1000mはかなり冷えました

今回の目的は傷んできたベランダの板の交換作業
地元の方に板の調達をお願いして
作業は離れて暮らす次男家族も来てくれて
頼もしい息子たちの力量発揮でした


板に雨水が溜まっているところがあり
ついでに板のそりを変えるために裏返してきれいになりました
次はここで朝ごはんをいただきましょう~
(昼間は暑すぎますから)陽が差して暖かくなった庭で早いお昼を食べ終わった頃に
南東の空に不思議な虹が見えました



後で調べたら環水平アークと言うそうです
実際は写真で見るより少し濃い色でした
アーチ形ではない虹を見たのは初めて
自然の不思議な現象ですねそして、今日渋滞予想より早く帰宅しました
今は、木々の新芽が色とりどりでとてもきれいです



こんな景色を見ながら、これがあるから
日本の人は私も含めてグラデーションが好きなのかなぁ~と思いました

高速を降りてからは、街路樹のハナミズキとツツジがとてもきれいでした工房からのお知らせです
やっとスコットランドの工場で糸の準備ができたのですが、この大型連休を避けて
連休明けの週、後半に入荷になりそうです
在庫切れになっていたものから準備いたします

5月17日に予定している『機かけの講習会』
お申し込みが届いています
4種類のやり方をというので、経験者が多いようですが
次は初心者向けの講習会を考えたいと思います~

企画が出るのを待つのではなく、習いたいことリクエストしてくださいね
その人に合わせた講習を目指しています

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介護の話は今日でお終い

3月で終わりにしようと思っていたら、今朝は4月になってしまいました
昨日は、気になりながらずっと訪ねることが出来なかった
母と同い年の叔母に会ってきました
またここでも違う形の介護が継続中
施設にいて、良いスタッフに恵まれているものの
週に1回は会いにいく一人娘の従妹の苦労は少なくありません

介護のことを話始めたら切りなくあるのですが
お伝えしたいことは、あと3つ・・・

日本の文化の中には人の死について触れることを避けたいものがあると思うのですが
誰にでも同じように必ずやってくる、人生を終えるということ
この時をどう迎えるかは、それまでどう生きてきたかにつながっています
だから、どう生きるかを今から考えましょう~

それと、気になるのは、若い家庭で子供が一人ということ
今はそれで良いかもしれないけど、できれば2人以上育ててください
なぜって、親を看取る時、一人だけだと全てがその人の肩にかかってくるから
自分で判断できなくなった時、どうするかを決めるのは子ども
一人っ子の知り合いが、自分だけで決めなければならない辛さを話してくれました
仲が良くなかったとしても、兄弟がいるのがうらやましい・・・ と

最後に在宅診療の役に立つ取り組みについて
兄が長く在宅診療に関わる仕事をしていますが
母が寝付いたころから、本人と家族に頼んだことがありました
それは、亡くなった後に病理解剖をしたいということ
在宅で亡くなる方の医療的な情報を集めることで
これからの在宅診療に役に立てたいという医師の活動が始まっています

生前、母は兄からのこの希望を受け入れていました
息子を医者にしてもらったお礼に役に立ちたいという母の想いです
結果、肝硬変と老衰で少しずつ弱っていたのですが
それでもよくここまで頑張れたという所見があったそうです

もしこの取り組みについて詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください介護が終わるのを待っていたかのように入ってきた次の仕事
新しいチェックのデザインに苦戦しています
しばらくチェックを織っていなかったために
蓄えが減ってしまっていました
昨日はこんな景色を見て、色を補充してきました


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もう一歩踏み込んだ介護者への支援

桜の話が増えて、もう3月も終わります
そろそろ介護の話も終わりにしようと思います

どこへ行っても、介護が話題になりますが
1人として同じことは無く、正にcase by case
でも、介護者が大変なことは同じです
自分のための時間を削って、高齢者のお世話をするのですから・・・


私も覚悟して決めた在宅介護ですが
昨年末頃から、エネルギー不足を感じるくらい疲れていました
母の側に寝ることはせず、夜中に起きることはなくても
朝起きたばかりなのに母に食べさせながら
自分が寝たくなるほどの時もありました

2月頃からは、訪問看護師さんや先生にまで
「お疲れのようですが大丈夫ですか?」と心配されました
解ってくださるのは嬉しいのですが
実はそう言ってくれるだけでは、何も変わらないのです

そんな時に介護疲れから悲しい事件の報道もありました
介護に疲れて自分を無くしそうになってくると
必ず小さなSOSを発信しますが、それが受信されなければ
発信を止めてしまい、追い込まれていきます

私も教室の後、やりたいことを残して急いで帰宅する毎日
こんな毎日に、何かしようと思うことも、止めてしまいそうになりました
そんなSOSを兄妹に出しても、解ってもらえない辛い時がありました

そんな経験から、お世話になった介護関係の方々にお話したことがあります
それは、
『毎日介護者に接している方々が「介護者の疲労が気になる」と感じたら
ケアマネージャーを通じて他の担当者と共有して
何か具体的な策を講じて行動に移して欲しい』ということ
介護者の兄妹に連絡する(これは兄妹が仲良くないと難しい???)
断られても説得してヘルパーさんを増やす
説得してデイサービスやショートステイを使う などなど
一時でも介護者が介護を離れる時間を作ってあげることが必要です
気になっていても、何もせず悲しい事件が起きたら、凄く後悔されるでしょう
そうなるかもしれない!と思って、行動を起こして欲しいと思います


私の場合は、その後妹が頑張ってほぼ週末毎に来てくれるようになって
状況は変わりました
精一杯生き抜いた母を共有することが出来ました

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在宅介護から看取りへ 医療について

話が終わる前に、他の話題が増えてきているので
今度こそ、介護の記憶が薄れて尻切れトンボにならないようにしなくては・・・

両親を含め家族が決めていたのは、延命のための医療は望まないということでした
在宅診療に切り替えた時にもお医者さんと何度も確しかめられました
先生のアドバイスで、辛い状況が出たらそれを取り除くための医療は受け入れるという
はっきりした方針が、世話をする者にとっては迷わない支えになりました
医療関係者の家族だから、かなりクールに割り切れたのかもしれません

医者だった父は自分で薬を使っていましたが、それでも兄のアドバイスで
老人性糖尿のための血糖値を下げる薬はしばらく前から止めていました
食事の量が減ってきているのに、血糖値を下げてしまうと低血糖のリスクがあるためです
低血糖が過ぎると、即命にかかわるけれど、高血糖はそこからくる症状が出るまで時間があること
それを回避したとしても、体の他のところで老化が進んできて何が起こるかわからない・・・

母もペースメーカーのために入院した時から、家族が関わるようになり
退院後在宅診療をしている医師を主治医と決めた頃から血圧の薬を止めました
血圧の上下に癖のある母は、特に医師の測定で高くなる傾向があり
1日の中で下がってくる時があるために薬を服用することでふらつぎが出ることで困っていました
以前、若い循環器の医師に「薬を止めて脳梗塞を起こしてもいいんですか?」と
一方的に言われたのがとても嫌だったと話していました
脳梗塞のリスクとふら付いて思うことが出来ない暮らしと
残りの命の生き方として、どちらが有意義でしょう??
それでも在宅診療が始まって血圧が高いと、先生から何度となく薬のことは確認されました

なので、母の場合、薬も点滴も無しで自然のまま終えることだけを考えていました
そのために、食べやすそうな食事を用意する努力もしたし
フルーツジュースゼリーで口からの水分補給を頑張りました

そこまで考えていても、不安がなかったわけではありません
在宅診療の病院には24時間連絡が取れる環境はあっても
何かの時は自分で判断しなくてはならない不安は必ずありますね


その不安を超える支えになったのは、
工房に長く通われている元看護士さんのKさんのアドバイスでした
まだ介護は始まって間もない頃
「薬や治療をしたくなければ目の前の親が苦しんでいても、救急車を呼ばない覚悟が必要よ」
その言葉に、数年前、飼い犬を30分ほど痙攣し続けた後で看送った時のことを思いました
その時、やがて両親を看取るために、愛犬からの贈り物だと感じました
それに加えて具体的な指針をしていただいたおかげで、心を確かにしました

もう一つ指針となったアドバイスは
やはり工房の元生徒さん、長く老人施設で看護婦として働いたWさんの
「体が終わる準備をしているんですね」という一言
そうだ、体が終わる準備に入っているのに、
「これ食べて元気をつけて!」と無理に食べさては、
体に負担になると気が付きました
実際は頑張って食べさせるだけの余力が無い時もありましたね

言葉にすると、立派なようですが
してあげたら良いと分かっていても疲れてしないことも有りました
しんどいなぁ~と感じながら食べさせている時に
「もういいよ」と言われたこともありました
立場が逆転して、私が母親のように世話をしていながら、
やっぱり母は母親、見抜かれていたな~と思いました
そんな母だったから
大変でも在宅で看取りたいと思わせてくれたのでしょう

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遅い春の気配

天気予報で、週末は寒くなるというので、
昨日山の家へ行ってきました



さすが何事にも慎重は息子が水抜きをしているので
凍結で水漏れのようなトラブルも無く、春の準備はOKです

ひとしきり落ち葉を掃いたり、折れた枝を切ったり
体を動かして、気持ちが良かったです
冷え切った家のストーブの炎は和みますね

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介護のちょっとした工夫2 〈書いて伝える〉

時間が過ぎて、毎日していたことも忘れてきていますね
介護の話の続きです

母がまだ自分で食べられていた頃、お昼のヘルパーさんは会わないので
出かける前に冷蔵庫の脇に置いたホワイトボードに
母の様子や昼食の内容など伝言を書きました
常々の心遣いのお礼の言葉も伝えました

冷蔵庫を開けたところに〈今日の昼食〉とメモをつけて
いつも同じところに置くようにしました


寝付いてオムツ交換をヘルパーさんにしていただくようになって
寝室の隣の納戸に場所を作り、必要なものを並べました
電子レンジで温めるタオルが冷めないように小さな保冷箱も役に立ちました

そして体調が落ちてきた頃から介護日誌を付始めました
家族も含め複数の人が関わっているので、前の様子や伝言などの連絡にとても約に立ちました
父は寝付くことがなかったので、1冊でしたが、母は6冊になりました

ヘルパーさんは来るとまず目を通して参考にして下さり
その日のことを書いてくださいました

訪問看護師さんもその日のバイタルの様子などを書いてくださいました
留守中に来てくださることが多かったので様子がわかって助かりました
(必要があれば電話連絡がありました)

時々来てくれる妹にも、いつもの様子が伝わり
また妹の記録で、他の時より元気が出ることなどわかりました


そしていつも見ている家族も、様子を覚えていることが出来ないので
1日の食べる量や、眠っている時間や、オムツ交換の様子など
お医者さんや看護師さんに聞かれても、伝えることが出来ました

でも、後で思い起こすと自分の記録だったような気がします

私はこれができましたが、手抜きもいっぱいあるし
解っていても、自分が疲労しすぎると しかなったこと も多々あります
時に自分のことを諦めると、少し体力や時間が楽になるかなぁ~という時もあり
その後は、介護者が自分を無くして、母が喜ぶはずはないという葛藤でした

何か役に立つヒントがあれば嬉しいです

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