工房が広くなります

現在のところで手織工房をはじめて8年
暮にこの貸し店舗の契約が切れるのを機に広いところへ移転が決まりました

はじめは、寄せ集めの織機出始めた手織教室も
8年、特にこの3年の間に生徒さんが増え、糸の販売も始め
約7坪の工房がとても狭くなっていました

同時に講習用に使える織機は2~3台、生徒さんが増えて
その分私の休みも取れない状況になっていました
講習2人、糸巻きや糸見本作りの仕事、それに糸の発送と重なると
狭い工房が、てんやわんやでした

移転先は同じ市内、清瀬駅北口2~3分のビル2階の貸事務所で、約2.5倍の広さです
移転のお知らせをお送りしますのでお待ちくださいね
(ホームページなどの手直しもまだ出来ていません)

これまで自宅でしていた糸のストック、コーン巻き作業が全て1箇所で出来るようになります

広いので、これまで他の場所を借り手していたチェックデザインの講習会などに使えるスペースも取れそうです。
もちろん織機の稼動率も上がり、大きな織機が使いやすくなります
と、夢は一杯、でもその前に大変な引越しが・・・・・

12月半ばに引越しをしたいと考えています
その前後1週間くらい糸の発送ができません
段取りが決まり次第お知らせしますが、糸の購入を考えていらっしゃる方は
なるべく11月中にご注文をお願い致します

まわりで色々、ほんとに色々有り、自分のキャパシィティーを越えていると思うことが度々有りますが、その都度目の前の事を一生懸命、少ない力も精一杯働かせて前に進んでいます
自信が揺らぐと回りが気になりますが、まっすぐ、示された道をゆっくり歩む、歩み続ける事で、どこかへ到達できる、そんな生き方がしたいです

そんな思いで、昨日はトンカツを作りました
後片付けも最後までやって(って当たり前・・・)何だか家族もうれしそう

関連記事

東北へ

火曜日の夕方、急に決めて翌水曜日早朝車で娘と東北向けて出発しました
3日間の走行距離1300km

予定が入っていなかったわけではありませんが
諸事情から予定変更が必要と判断
私にしては他の方にご迷惑承知で珍しく即決
でも決めた時にはそこまでの距離のことが頭にありませんでした

行った先は、岩手県宮古市
でも海沿いではなく、最近合併で宮古市になった、川井村
 
山の中なので「暗くならないうちに来て下さいね~」と言われたので
東京を朝6時に出て娘と交代で運転、東北道をひた走りました

戦後開拓に入った人たちが残した家で民宿をしている
フィールドノートさんにお泊りでした

この冬一番の寒さに身体はとっても寒い、でもここにあるのはとっても温かい心、
子供たちもさることながら、大地に根ざして生きているこのご夫婦も凄い
現代の暮らしで忘れられてしまっている物が沢山ありました

先日の展示会でチャリティー販売をしましたが、その一部と
母や私がもっていた手編み用毛糸を1箱を
震災で被災した方々と手仕事をするお世話をしていらっしゃる
安部さんのご家族に手渡しました
急に決めたのでご本人はお留守でお会いできませんでした~

紅葉がとってもきれいでした


こんな色合いのチェックデザインが出来そうです


津波被害に見舞われた地域も車で通りました
言葉に出来ない深い悲しみ、無力感、そしてそこに暮らす人々の強さ、温かさなどなど
「自分の利益優先」みたいなこの国の人の上に立つ人たちに無い
とても尊いものを感じました
被災した方々にお会いすることは無かったけど、やっぱり行って良かった

しばらく親離れを心に決めてもがいていた娘とも話しをしたり、多くを共有
縛り付ける物ではないけれど、ゆっくり上るステップに親は手を貸したいものなのです

留守中のお問合せなど、返信しますので少しお待ちくださいね


関連記事

ツイードが流行ですね

「今年はチェックが流行っていますねぇ~」
この時期に同じような言葉を、ここ何年も聞いている気がする

加えて今年はツイードが流行っている!!

ツイードとは固めの毛質の糸で織られた羊毛の服地を意味する
語源は、スコットランド南部、毛織物産業が発展した地に流れるツイード川に由来すると言うのが最も有力だとされている。
綾織りを意味するTwill → Tweed になったという説もある

私が織っているのはスコットランドツイード
物の本によると、ハイランドツイードとも呼ばれるらしい
息子1が紳士服の雑誌にツイード特集を発見

先日地のし屋さんにツイードのプレスを頼んでみた
パリッとしてとてもいい布になった

目指すは、手織りだから工場生産品に劣るでは無く
手織りだから、工場生産品以上のクォリティーである服地

こんな作品いかがですか? 販売品です~





関連記事

机上講習でタータンを

雨の日曜日、豊橋から机上講習を受けに訪れたHさん

5年前にまだ今のようなチェックデザインの講習をしていない頃
前橋のパオさん企画のお泊りでチェックサンプルを織る講習に参加された方だ

で、先日の展示会も見に来てくださり、「ラフな服ではなく仕立てがきっちり出来る服地が織りたくなりました~」と言われ、今回の机上講習となりました

といっても、いきなり服地を織るのは大変なので、まずは好きなチェックのデザインの練習
そして、ストールなど少し大きな物を織る練習から始めます

千鳥格子ベースのチェック、グレンチェックタイプ、タータンタイプの3種類から選んだのは
自分では中々考え難いからとタータンタイプ

それにも2種類タイプがあり、マフラーサイズのデザインを3点作り
その中のひとつをストールに織ることになり糸を持って帰られました

チェックを織りたいと思っても、いざデザインとなると中々難しい、そんな経験ありませんか?
嘗ての私もそうでした
でも、ある程度の規則性を知ると、バリエーションはたくさんできる
また、そんなチェックデザイン講習会をしたいと思っています~

関連記事

最近は赤が好みかな?

展示会の前に、恩人から大きなブランケットが欲しいという注文を頂いていた

恩人とは手織りを始めた30年くらい前に一番最初のマフラーを買ってくださり
そのお金で、最近まで使っていた玉巻き機が買えた

子育てがひと段落して、そろそろ織りを始めたいなぁ~と思っているところへ
特別な贈り物にしたいからとひざ掛けの注文をして下さったのもこの方
これで織りたいという気持ちに火が付きました

こうやって、何かのターニングポイントで何時も力づけてくれる恩人です


お昼ねの時にかけられるたっぷりした物が欲しというご希望
一番大きな織機で最大限の幅に糸をかけても縮むと幅が狭くなるので
2枚を接ぐことにしました
大きなチェックなので、打ち込みに細心の注意をはらい
見事同じサイズが2枚織れました バンザイ~

この色合いがとても好評なのでマフラーのキットにしたいと思っています

息子2の大学祭に合わせて息子1と娘が彼の所へ行き
初めて私が1人で留守番です~
(愛犬はいますが散歩と食事以外殆ど寝ています)

初めての晩は、何だか嬉しくて眠くもならなかった
寝るのがもったいない~~



関連記事

ホームページリニュウアル公開


ホームページが新しくなりました

以前のは何か必要になると1ページ、それに加えて・・・などと行き当たりばったり的に作った物でしたが、この1,2年の活動状況などを踏まえたうえで息子1が作り直してくれました
UPしたばかりで、何度もチェックしているにもかかわらず不具合があるそうです
完璧になるまでにもう少し時間がかかりますね

工房を始めてもうすぐ8年、糸の販売を初めて5年足らず、
来年は飛躍の年になりそうです



関連記事

ホームページリニュウアル準備中

展示会の時期に合わせてリニューアルを目指していたホームページですが
息子1が糸巻きや発送の仕事の合間や、夜の時間で作業を進めているため
予定より少し遅れています

2001年、スコットランド手織りコースの紹介をしたいと
私がホームページビルダーの初歩レベルで作ったのが一番初め
それから、素人作りの積み重ねでしたから、
統一感も無く気になって隋分時がすぎました

月末までに公開を目指しています。
それには私も少し文章を書かなくては・・・・
お楽しみに

昨晩は上京した兄と母と子供の頃の話しをしました
妹が生まれる頃、兄は3歳ちょっと前
その兄にメモを持たせて父の勤め先(300mほどの距離)まで行かせる練習をさせた
電話が無かったからねぇ~

とか

兄が妹を幼稚園へ迎えに行ったのが小学校1年か2年生
5円玉の電車賃を無くして困ったけど、駅員さんがのせてくれた

とか

約束の時間に遅れて帰宅した兄が母に締め出され
妹と2人はらはらした

とか

昔の思い出は楽しかった~


関連記事

不思議な縁

展示会の前後1ヶ月近くお休みした工房での手織り講習を再開した初日
何とも不思議な縁を感じる2つの新しい出会いがありました

再開するのを待っていてくださったのでしょうか
手織りをしてみたい、チェックを織ってみたいという方が訪ねてくれました
タータンがお好きだそうで、スコットランドの話しも色々聞いていただきました
(話し始めたら止まりません~)
11月に体験講習申し込みをされました
工房初の男性生徒さん(息子を除く)

そして、もう1人若いお嬢さん
どうやら通りがかりに見つけて『清瀬にこんな所が有った???』と不思議そう
聞けば、服飾系の学校へ行っていて、ジャケットを縫う課題の為に
ツイードタイプの布を探している所だとか、
入り口では、ボディーが着ているジャケットに触ってもらう事もできず
靴を脱いで入って頂きました

それから、色々な布をさわり、梳毛糸、紡毛糸の違いから毛糸の話し織りのはなし
スコットランドチェックの話し、タータン、グレンチェック、ガンクラブ・・・
布が好き、手仕事が好きという彼女 興味は尽きず
加えて手織りをしてみたかった・・・

何という縁でこの工房をこのタイミングで見つけたのかしら?
彼女の目的にぴったりの情報を提供できる場所にやってきた?
赤い糸で引き寄せられた? 神様の取り計らい?

スカート分が残っていた牡丹色の大きなチェックがとても気に入って
離れられなくなって・・・・

体験講習、いつ出来ますか? と言われたものの
11月は既に2人の申し込みを受けていて、加えて上記のお1人
そのためにキープしている織機はフル回転です

新しい輪の広がりに大ブレークの予兆???
そんな事ありません~ 
地道に身の丈にあった歩みを心がけます

望んでノックしても開かないドアもあるけど、
でも意せずして開いたドアは覗いてみよう


関連記事

展示会の写真をご覧下さい~

展示会の後片付け、家の中の片付け、工房の片付け、糸の在庫調べ・・・
この週末は休みにしたのに、結局どこへも行かず、工房と家の間を行ったり来たり
気分転換をしたり、仕事をしたり、ゆっくりすごしました

さて、展示会の写真をお見せしないと、先に勧めませんね

このベストスーツはテーラー・アスコットが仕立ててくれました
紳士物のテーラーで婦人物を仕立ててくれることを始めて知りました


このコーナーは同じ千鳥格子ベースに加えるオーバーチェックの色を代えた効果の違いを
色相環に基づいて検証した工房の若手CTさんの展示です

千鳥格子を基本として、同じ経糸と違う組み合わせの緯糸で変える布の表情

経糸・緯糸の組み合わせをもう少し複雑に・・・
間にあるのはスコットランドの雰囲気でまとめた作品

私の先生DavidがデザインしたチェックとScottish Estate Tweedについての展示

チェックサンプルは、これからも充実させていきたいチェックデザイン講習のテキストに加えるための内容です。 その先には本にしたいなぁ~と言う下心も
熱心に勧めてくださる方がお2人(お互いご存じない方です)いて
ほぼ会うたびに押して下さいます~
有難うございます 頑張ってまとめてみますね


今回は仕立ててもらった作品が多くありました。手前は息子1のジャケット
もちろん知り合いが来る度に着て見せて、お褒めの言葉を頂きました

糸のきれいな色も、皆さんに楽しんで頂きました~


新しい出会いがいくつもあり、とても嬉しい
知り合いの紹介でもなく、他の手織り教室から見に着て下さったり
病院の待ち時間だから・・・と見て下さって色々話して糸を買って下さったり
ご病気の後でDMを送るのを控えたのにブログを見て来て下さったり
最近糸を買ってくださった方、チェック講習を受けて下さった方
息子2の大学の先生が織りに興味があると奥様と来てくださったり
疎遠になっている同級生と会えたのも嬉しかったし
いつも応援して下さる方々もとっても嬉しかった~

たくさん、たくさん、パワーを頂きました
皆さん~ 有難うございます~


関連記事

無事終わりました

6日間の展示会が無事おわりました
会期中に約140人くらいの方がギャラリーを訪れて下さり
チェックデザインの沢山のサンプルを熱心に見て頂きました

朝お掃除しながら熱心に説明を読んでくださったギャラリーのオーナが
『凄いわね~ これだけする人は居ないでしょ』と言ってくださいました
ギャラリーを借りる沢山の作家さんを見てこられたオーナーに誉めて頂き
嬉しかったです

お客さんは手織りをしている方の割合が多かったのでしょう
内容をわかって見にきてくださった方
分からずに来て、そこでとても興味をもってくださった方
色々な方とお話しするのが、とても楽しかったです

『ブログを見て~』と来て下さった方も、
実際にお会いしてがっかりれなかったかしら・・・

さて、どれだけの人にチェックの魔法がかけられたでしょう

ゆっくり一休みして、片付けて、来週火曜日から通常に戻します

皆様有難うございました 沢山、沢山、感謝です


関連記事