参考になりますか?
4枚綜絖の基本は綾織り
参考になりますか?
手織工房タリフでの小さな事
織り上がって必ずするのが、織り間違いが無いかのチェックです
ペダルの踏み間違いや、経糸をすくっていたりしていることがあります
時に、経糸の通し間違いが見つかることも…
生徒さんも一緒に直す作業をしますが
慣れないと、どう直したら良いのか解らない場合が多く
私がお手伝いします
先月末から、その直し作業が続いていました
手元に明るいスタンドを置いて、大きく見えるメガネをかけて
ひたすらチクチク…
自分で織った物もまさかの通し間違いが3ヶ所見つかりました
1、2、3、4 と通さなければならないのに4、3、2、1 に通していました
しかも見つけたのが、洗いから戻ってきてから…
時間をかけて全部直しました
もう一つ通し間違い
Seedの通しを、なるべくチクチクを少なくするために
2色の綿糸を通して間にチクチクして直しました
どうしても緩みが少なくなるので、今は直したところが目立っていますが
洗うとほとんどわからなくなります
この作業、嫌いじゃない… どちらかというと楽しいのですが
今回はチクチクやりすぎて右手の親指の付け根が痛くなりました
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昨日は月1回のbaru先生の紡ぎとニットの日
紡ぎはお休みの方があり1人でしたが
ニットの方々も午前中から混ざって、織りに来た方もあり
なかなか賑やかな工房でした
終わる頃にTessile のYさん、生徒さんのTさんが来て
baru先生、M と5人で遅くまで、糸紡ぎや羊の話に盛り上がりました
疑問や知りたいことをしつこくあれこれ考え続ける仲間です〜
今日は、服地の仕上げをお願いしている八王子の大恵さんを訪ねてきました
タリフでスコットランドから輸入している糸は工業用で
チェビオットという名前の糸は機械で服地を織るための糸です
機械で織った服地を仕上げるのと同じように
手織りの服地も工場での洗いと仕上げをしてもらうと完成度が上がります
染めもせず、手で織っても工場で仕上げてもらう・・・
それでは手織りの服地の意味がない???
そうではありませんが、その話は次回にしましょう
ラムウールの糸で織った布の仕上げが
思ったよりフェルト化して戻ってくることが続いたので
工場へ話を聞きに行ってきました
大恵さんは工場生産品の仕上げを主な仕事としていらっしゃり
洗いは大きな洗濯機でしています
そのためある程度の量をまとめる必要があり
ツイードの布も、ラムウールの布も一緒に洗うために
ラムウールの方はどうしてもフェルト化が進んでしまうとのことでした
別にして扱っていただける程の量をお願いできないですね
ラムウールの布でフェルト化させたくなかったら自分で洗うのが良さそうです
洗ったあと、湿っている間に、布が乾くまでアイロンをかけてください
自分で洗った布をプレスだけお願いすることもできるそうです
工場での蒸気をバキュームしながらのプレスは有効です
興味深かったのは、同じ糸を機械で織った布も、
工場や扱った人が違うと仕上がりが微妙にちがう仕上がりになるので
それを微妙に変えて同じにするのが自分たちの仕事だということでした
それなら手織りの布は、同じ糸でも織った人によってかなりバラつきがありますね
仕上げて欲しいと集まってくる色々な布を、
それぞれに合わせて洗って仕上げる手間をかけてくださっています
でも、いつも同じ仕上げにはできないそうです
そんな面倒な仕事を引き受けてくださるのは有難いですね
最近タリフの糸で織った布の仕上げの依頼が増えているそうです
『皆さんの思うような布になったでしょうか?』と気にしていらっしゃいました
いかがですか?
何か思ったように仕上がらないことがあったら聞いてくださいね
1年前に友人のお母さまが使っていらした織り機を頂いたのですが
その時、材料や紡ぎの道具が少ししかありませんでした
この連休、いよいよ家の片づけも大詰めになり、
大量に毛や糸、紡ぎの道具が出てきたというので
昨日娘とお邪魔してきました
このままでは全てゴミになってしまうかもしれないという中から
可能な限り拾ってきました~
この片づけが終わったら、紡ぎと織りをしてみたいという友人に
小さな織機と紡ぎ車とそれに使える道具を選んで残しました
それから、車いっぱいに積んで、小さなお店をしているソウイさんへまわって
原毛や糸、道具で役に立ちそうなものを沢山引き取っていただきました
まだ沢山残っていますが、少しずつ仲間に使ってもらいましょう~
道具の中に使い方が良くわからないものもありました
お店で売っているようなものではありません
清野工房に通っていらした方だったので問い合わせてみたら
当時の生徒さんのために新之助先生が手作りで道具を作っていらしたそうです
自分で使いやすいものを考えて作っていらしたのですね
清野工房にお届けすることになりました
染めた原毛や、カードをかけて紡ぐ前の状態のもの
紡いだ糸、手を付けていない様子の糸や原毛もありました
子育てを終えたあと、楽しい時を過ごされたお母さまを知って
友人も嬉しかったそうです
私たちも楽しい時をお裾分けしていただきました
そんな古いものが愛おしいのどうしてでしょう???
訳ありの糸を経糸に織っていたものがようやく仕上がりました
織りあがったのは正方形のストール
両脇に綿糸の経糸を使って四方が短いフリンジです
残っている糸を組み合わせるので、規則性が作れないのですが
タリフの糸は色がたくさん入っていても不思議とまとまってくれます
120㎝幅の織り機は最後の織れない部分が長く要るため
細い糸を使う時以外は、このように綿糸を補助糸として通しておき
その先に経糸を機結びでつなぎます
一番右はウールの単糸と細いモヘアの2本どりで織ったタリフのスチュワート
洗って軽くブラシをかけてふわふぁ軽いストールになりました
最初に教室に来られたKさんにかけてみていただきました
今日は妹が母の世話をしてくれるので、
1日時間を気にしないで工房でしたいことをしました
訳ありの半端糸を織りたくてずっと手間をかけて準備して
経糸672本の経糸接ぎを2回、
途中間違いを見つけてやり直し・・・
残り物や半端糸を織る時は何倍も時間がかかりますが
他にないユニークなものが出来上がることが多いです
手間がかかっているほど、思いが込められているからかもしれませんね
今日は1日中毛糸に触っていて楽しかった~
織れるまでまだ時間がかかりますが、ここで中断
さあ、明日からは家のことを頑張りましょう!
この2・3年見聞きすることが多くなったヤノフ村の絵織物
今年のスピニングパーティーでもワークショップやレクチャーがありました
2重織りのピックアップはあまり興味がない・・・と思っていましたが
生徒さんからのリクエストがあって、挑戦してみました糸はタリフの糸では太さが合わないので本で使っている糸を購入
本の解説をステップ毎に慎重に読みながらやってみました
とても丁寧な説明なので何をするのかが良くわかります
なぜこの模様???と思っていましたが
やってみたら、最初に何度か同じことを繰り返すので
どこを拾うか迷わずに進められていいですね
やってみながら、自分なりにポイントをメモに書いて
後は図を1段ずつ間違えないように進めていきます
やり方がわかると、絵が出てくるのが楽しいですね~
「ちゃんと読めばできるんだ!当たり前ですね」と嬉しかったけど
よく見たら・・・間違っている!!構造はわかっているので、間違っているところを直しました
Before & After
これで、誰かに見せた時に
「ここを織り間違えて・・・」と言わなくて済みます教室でも順番に織って楽しんでもらいましょう~
在宅介護中の母が寝付いてそろそろ2か月
訪問診療でお医者さん、看護師さん、ヘルパーさん方に助けられて
兄妹、家族と共にみんなで母の世話を続けています
お正月に母を中心に家族が集まります~
急に寒くなって、ウールが活躍しています
10月にお知らせした教文館ナルニア国での
「たくさんのふしぎタータンマフラー」限定販売
お申し込みをいただいた方々から選ばれた5名の方にお渡しする時期になりました
抽選は福音館書店たくさんのふしぎ編集部員がしてくださいました
今日は受け取られた方から、開けてすぐ「嬉しくて・・・」と電話をかけてくださいました
ずっと前からタータンチェックが好きで・・・という方が多いようです織るのは時間がかかるので、この企画が決まった時からHさんが織り始めてくれました
Hさんはチェックの本やオーバーショットの冊子掲載の作品を多く織って下さり
私よりムラなくきれいに織れるので、いつも助けてくださいます
そのHさん、マフラーの織りを終わって、次は大きなものを織られていますそう、先日キットを作ったスチュアート柄の正方形のストールです
幅が広い(120cm)のに経糸は短いので、導き糸が通してあり
経糸をその糸につないで巻き取るので、ムダが少なくて済みます
他の人も織る順番を待っています~
久々に撮った教室風景
それぞれに思い思いの作品に取り組まれています~
この日はおしゃべりしながら織れる方々、楽しそうでした教室は今週木曜日までです
ウェブショップは27日(木)朝までのご注文は年内発送
来年は7日(月)からです (教室は5日から)
よろしくお願いいたします
これまで、オリジナルチェックをキットにしてきましたが
今回は、誰でもご存知のスコットランドの伝統的なタータンを
手織りのためのマフラーキットとしてリメイクしました
『厳密に言えば、もはやこれはタータンではないとい』うのが
タータン第1人者のブライアン・ウィルトン氏のコメントですが
タータン好きな日本人にとっては、タータンチェックそのものなのでしょう
オリジナルの名前で呼ぶことはできませんから
「タリフの***」と付けた名前にすることにしました
これが「タリフのロイヤルスチュワート」チェックと白の組み合わせは
「タリフのスチュワートドレス」です
この写真は平織りです平織りと綾織り、ベースの色を変えた4色の8種類を提案したいと考えています
平織りと綾織りのマフラーが1点ずつ織りあがり
後は色のバリエーションのサンプルを織る準備をして
糸の準備とテキスト作りを同時進行して、今月中の完成を目指しています
詳細は追ってお知らせしますね
10月14日にお知らせした教文館ナルニア国でのタータンの受注ですが
既にたくさんの応募があったと知らせて頂きました
「手織りのためのスコットランドチェック」や
オリジナル冊子の「オーバーショット」の見本を
たくさん織ってくださったHさんが少しずつ織ってくださっています
みなさんが興味を持ってくださって嬉しいです
やっぱりチェックの魔法は強力!
魔法にかけられた人が増えていますね
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