工房・講習

生徒さんの作品  ~マットとバック~

チェックを得意とする当工房としては珍しいマット Tさんの力作です~

左側が織り始め、下絵に沿って寝そべる猫が3匹
当初4匹の予定でしたが、とても時間がかかり3匹に

飼っている猫も3匹だらから、いいかな・・・

織りながらだだんだん上手になっていったのが良くわかります

Iさんが織ったマット
余り柄が良く見えませんね

こんな柄
今使っているマットがダメになってきた~ととても早く織りあげました



Wさんが自宅で織られた作品 ご自分でバックに仕立てれられました
以前織ったピーターコリンウッドの本を見て織ったマットと同じ織り方です


両サイドの柄が微妙に違います 
織った布を上手に使って素敵なバックをいくつも作られました~
スピニングパーティー以来大人気のリバーシブルのマフラーが織れる2カラーマフラー
沢山ご注文を頂いたIさんがブログに書いていらっしゃいます
こんなに楽しんでくださって、とっても嬉しい!



Webshopのこちらからどうぞ
ご注文を頂いてから準備させて頂くので、通常の発送より少し日数を頂きます

やり方がわかったら手持ちの糸を組み合わせても織れますからどうぞお試しください電話で2カラーマフラーを買ってくださった方からサイズについてのお問い合わせを頂きました
2カラーマフラーの糸はラムウールの双糸を複数色引きそろえにして70g巻いてあります
2m位を目安に糸が無くなるまで経糸を作って下さい
長ければ細くなるし、短ければ幅が広くなりますね

ポイントは緯糸を打ち込み過ぎないことです
織っているときは随分隙間が空いているようでも、洗うと糸が膨らんで隙間は無くなります

また織機と筬の都合で3羽/cmの密度で綾織りをしたけれど、どうしたらいいかということでした
ラムウール双糸の場合綾織は5羽/cmが織り易く良い風合いとお勧めしていますから
3羽では織るのが随分と難しかったでしょう
そのままお湯につけてしまうと崩れて固まってしまうこともあるので
タオルを重ねて巻き、そのうえから石鹸液をかけて少しローリング
まず経糸と緯糸を崩さずに少しフェルト化させてからお湯につけるようにお勧めしました

少しずつこの糸を楽しんでくださる方が増えて嬉しい!

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久々に生徒さんの作品 ~チェック~

こっちをすれば、あっちが出来ず・・・
何もかも思う様にはできない物です

気温が下がり涼しい風が吹き始めたと同時に糸のご注文が増え
発送担当の息子もあれこれ準備に追われ、なるべく早くお送りできるように努力しております~

8月末と注文した工場からの輸入は、当たり前の様に1ヶ月延び
そろそろ、『準備が出来た』と請求書が届くでしょうか???

久しぶりに生徒さんの作品です  チェック編


これは下の写真の右に移っているチェック(ペアマフラーの1本)の色が気に入ったので、同じ色の組み合わせでタイタンタイプのチェックにデザインしなおしました


Aさん初の幅広、しかも大きなチェックに挑戦 素敵なチェックです~




これはMさんが自宅で織ったチェック
残り糸をあれこれ組み合わせたのが、とても深い色合いになりました

地の所は平織、チェックの部分は綾織と、縮方が違うのに、とても上手に織れましたね

色をたくさん使うと緯糸の糸始末が大変です
他にも沢山作品が出来ているのに、写真を撮り忘れることが多くて残念

私もガンクラブの服地が織り終わりました 
ウールの季節は、とっても嬉しい!!

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マフラーキットの裏話2

前回からちょっと時間がたち過ぎ、間が抜けているようですが・・・
この間はせっかく書いたものを間違えて2回も消してしまっって、落ち込みました~
なので、続きを~~

今回の単糸マフラーキットです

前回書きましたように、デザインが出来るまでは、いろいろな経緯があります
やってみたいと思ったチェックは時間がかかっても自分で織るので
その中で、良いものや、生徒さん達の感想を聞いて、キットにするものを決めます

キットにするためにデザインするというより、できたものを見てキットにしたいと思う方が多いですね

使用糸量を計量していない時が多いので、、
各色をマフラー1本の総量から色の割合で計算して糸を準備して、実際にもう1本織ってみます
そんな作業を進めている間に、生徒さんが色違いで織られることもあります

今回の単糸のキットは玉巻きでは使いにくいので、写真の様に、コーン巻きと、少量は紙の管に巻きました
糸の量は、多少の失敗のやり直しや、少し長くしたり、サイズ変更に対応できるように大目になっています

暑い時にちょっとピンときませんね
今朝起きたら、リビングは32度 朝から汗だくです~

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マフラーキットの裏話

先日販売を始めた新しいマフラーキットは随分前から温めていたチェックデザインです

マフラーキットNo22

このチェックの元になっているのは3年前に作った工房のパンフレットに使ったものです

このチェックはScottish Estate Tweedの中のGlenfinnanを再現してみたいと
2005年に手持ちの糸で織って、それ以来みなさんに気に入って頂いたチェックです

経糸の中の1色を他の色に変えると、また違う表情のチェックになります
経糸と緯糸の色を変えて、お互い邪魔にならず、でもチェックがきれいに見える色の組み合わせというのは中々ありません。 1色が少し暗くても、明るくても、また色味が少し違っても、良いチェックになりません

2本分の経糸を織機にかけて、赤と紺を変えるだけで、お揃い、色違いのマフラーが出来上がりますチェックキットNo20青

このキットに使った青は、1色で見るととてもきれいな色なのに、チェックに組み合わせると色が濁り、どちらかというと名脇役として活躍してしくれます
どんな色と組み合わせるとこの色がきれいに見えるのか、ずっと考えていました2011年春に初めての母と妹と訪れた城崎温泉と鳥取砂丘
この旅行で何かチェックデザインが出来る風景との出会いを探していました

写真では青く見えるけど、実際はもっと緑がかった青、砂丘の砂がきれいでした
そしてできたのがこのチェックです

ベージュの中に使ったオーバーチェックはくすんだ緑とこげ茶
砂丘の隅にみえた木と幹です

そして、No20赤は青の色違いです~  
長い間、この赤を眺めていて、そして試しに織ってみたら、やっぱり良かった!
なのでたので色違いとしてキットにしましたチェックキットNo21
Estate Tweedは千鳥格子やグレンチェック等、細かい格子柄がほとんどですから、タータンタイプのチェックを織り始めて組み合わせてみたいと思っていました

これも色をたくさん使っているので、夫々の組み合わせと、青が思いがけないく出てきて、良い効果を出してくれました
この青もまた脇役になりたい色なのですが、赤と組み合わせるとしっかり青にみえるから不思議ですこのようにタータンタイプのチェックを複雑にするには本数が必要なので、
どうしても細い糸の方が適しています

整経も手間がかかるし、織る時も度々色を替えなくてはならないけど
チェックはやっぱり楽しいです~

  ~*~ご注文お待ちしております~*~

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新しいチェックマフラーキット

新しいチェックマフラーキットが出来ました   しばらくこの記事がTopです

*ペアーマフラー 
  2本分の経糸をセット、緯糸の色をかえて2枚のマフラーが織れます
  扱いやすい双糸で、綾織りが出来る方向けのキットです
  また平織でも同じ効果のチェックを織ることが出来ます


*単糸のチェックマフラー 2種類
  青系と赤系の色違いと、千鳥格子が部分的に入っているタータンタイプ
  糸が細く、チェックが複雑なので、ある程度手織経験をお持ちの方向けです


秋のシーズンに先駆けて8月1日からウェブショップで販売致します
また9月6日7日のスピニングパーティーでは見本もご覧いただけます

是非お試しください~

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賑やかは嬉しい~

今日の教室は長く通っているWさんとKさん、それに今年初めから通い始めたAさんとIさん
ベテランさんと新人さんが一緒に楽しかった~という1日でした
ベテランさんが作品を見せてくれると新人さん興味深く、どれどれ・・・
ちょっとしたコツを聞いたり、参考になる話を聞かせてくれます

今日はWさんが自分で作られたツイードのバックに注目が集まりました
(写真忘れて残念!)
お昼前後に織かけが終わった新人さん2人は、
次にバック用にツイードの布を織ることになりました

写真はKさんの鮮やかなひざ掛け、一部緯糸の色を換えて2枚織りあがりました

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最近の作品4月

先日紹介したIさんの白のレース
マーガレットになりました~


洗ったら布が落ち着きレースが際立ちました
幅が広いので、袖の部分の縫い合わせを少なくして、後ろにしわが寄らないようにしました


Aさんのチェックサンプル

6種類のチェックをそれぞれの色の組み合わせで織りました
この色はお嬢さんが好きそうな配色でと、きれいな色を組み合わせたので
とても華やかですね(写真より実物の方がもっときれい!)

色を組み合わせてみると思いがけない効果が出てきて驚きです
マフラー等には使えないと思う組み合わせでもサンプルだと冒険が出来ますね
これは、ひざ掛け(ブランケット)として使えるようなサイズにするために大きくしました
昨年秋から単糸でチェックを何枚も織られたAさん
このチェックサンプルを楽々織られました~

Kさんの春先に重宝するウール薄手のショール
同じ経糸で緯糸の色を代えて2枚色違いが出来ました~

織りあがった時より、洗った後の方が模様がきれいです
割にり縮絨が良く進んでいましたが、アイロンをかけたら
とても見栄えがしました

すでにお嫁入り先が決まっているとか、喜ばれるでしょう~



これはいつも丁寧、確実な織りのHさん
カシミヤでワッフル織りです

色を使うのはどうも苦手で・・・と言っていたら
オレンジ大好きのKさんからちょっとアドバイス
それに乗って織ってみたら、自分でも気に入ったみたい・・・とのこと
少しずつ色に慣れてお家の中もいろいろな色が増えるかしら???まだ写真を撮り忘れてしまった方の素敵な作品もたくさんありました~
素敵な作品も進行中です~
私がしたことが無い織も多々あり、試行錯誤しながらですが
素敵な作品に仕上がるのはみなさんの腕ですね

私は服地を織っています~
無心に糸を触っていると、気持ちは次の服地へ飛んでいます

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プロの先生への講習はちょっと緊張・・・でも楽しい


風合い工房の森田先生がこちらのチェック講習を受けに来て下さいました
先日受けた研修のお返しです~
通常2日間の講習を1日にまとめました

初めてプロの先生への講習、どう進めれば良いのかとちょっと緊張、
でも、さすが私よりもっと手織りの幅広く、経験豊富なので話が良く通じる・・・

話しながら、当然ご存じな内容、ご存じなかった事柄など
私にとっても、手織りに関して自分の立ち位置を示されたようなこともありました

組織図の書き方ひとつでも、人それぞれちがいます
多分初めて出会った書き方がその人が一番理解しやすいと思いますが
みなさんいかがですか? 
日本の場合、欧米様式や日本の書き方などがごちゃごちゃに混ざっているようで
多種多様な様です・・・

綜絖は奥が1?手前が1?
綾織りは手前から通す? 奥から通す?
ペダルは左が1?右が1?

織機も上開口と下開口では考え方が逆になりますし
経糸の密度についての表現も微妙に違います
寸、インチ、cmと筬もいろいろな種類がありますから、どれを基準にするか・・・

その方にとって一番わかり易い方法を基本としてきちんと覚えると
違う形式で書かれたものも理解できるようになります~

人に伝えるのは難しいですね~
良い体験をさせて頂き有難うございました

タータンやスコットランドの歴史の話なども、沢山話しました

そうやっているうちに少しずつチェックの魔法がかかったようです
どんなチェックが出てくるのか楽しみです

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スコットランドから糸が入荷しました

ちょっとした手違いで1日遅れた糸の到着

でも予定通り、今日スタッフ総出で計量作業をします

在庫が少なくなっている色の補充が出来て、これでしばらく安心~

でも工場に在庫が無くて、入荷できなかった色も・・・
追って詳細をお知らせします~


回数を重ねてチームワークも良く、1時間半で総計170㎏の糸を計量作業が終わりました
今回は色数が少ないのですが、1色の量を増やして在庫を確保しました

この後、販売担当の息子が整理をして奥の事務所に箱づめして収めました

自宅に糸の在庫を置いていたときは、即日この作業をしたので、とても大変でした
今回私は作業から外れ、講習をしていました
随分楽になったものです~
こちらの体力気力が落ちる分、子供たちは成長して頼もしくなりましたね

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白の素敵なレース

昨日の講習で、細い綿糸を引きそろえにして織っていたIさんが
丁寧に織ってきた白のハックレースの布を織りあげられました

4本引きそろえなので、レースのところの糸が平たく並んでリボンを織ったようです

無地では、沢山の経糸の数が混乱するので、デザインに薄茶のラインを入れました
お祝いの席で羽織るマーガレットに仕立てられる予定です



今日のお休みは来月のスコットランド旅行のために
国際免許証を取りに行ったり、テーラーを訪ねたり、
コートを仕立てて頂いた方の作品展に回り、車でぐる~とまわりました

車中から見える新緑がとてもきれい
八重桜もあちこちで咲いて、つつじが咲き始めているところも・・・
お花がきれいでした

毎回納期に悩まされている糸の輸入ですが
明日、入荷することがわかりました
在庫が少なくなっていた白もたくさん届きます~

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